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2016年1月7日 ザイ・オンライン編集部

「定期預金の高金利」と「普通預金の利便性」の
メリットを両立させた「超短期間の定期預金」で、
金利を最大化(年利0.21%!)する裏ワザを公開!

[2016年1月7日更新]

 1円未満で切り捨てられる利息を最小限になるのは、12万4150円と14万8980円だけではない。例えば、預入金額を17万3810円にすれば、1週間の利息は7円となり、1円未満で切り捨てられる部分もほとんど出ない。

◆17万3810円×[0.21÷100×(7÷365)]≒7.000019円
→7円(1円未満切り捨て)


 ところが、最終的に手にできる利息と利回りは違ってくる。その理由は「税金」だ

 預金の利息には、15%の「所得税」と0.315%(所得税の2.1%)の「復興特別所得税」、さらに5%の「地方税」の合計20.315%の税金がかかる。そのため、例えば「スターワン1週間円預金」の場合には金利0.21%(年率)だが、「税引き後」の実質的な金利は0.21%×(1−0.20315)≒0.167%となる。

 しかし、預入金額が12万4150円や14万8980円の場合には、なんと税金がゼロになり、発生した利息を丸々受け取ることができるのだ。

 というのも、利息にかかる税金は「所得税+復興特別所得税」(15.315%)と「地方税」(5%)を個別に算出するが、前述した利息の計算同様に、それぞれの計算結果が1円未満の場合は「切り捨て」となるからだ。

 実際に、1口14万8980円を1週間預け6円の利息が発生した場合の税金を計算してみると、次のように0円になる。

金利0.21%、1口14万8980円を預けた場合、税金は0円になる!
  計算式 税金
(小数点以下切り捨て)
 所得税+復興特別所得税  利息×(0.15+0.00315)
 =6×0.15315=0.9189
0円
 地方税  利息×0.05
 =6×0.05=0.3
0円
税金(合計) 0円


 1口12万4150円の場合は5円の利息が発生するが、5円にかかる税金は当然6円の場合よりも少なくなるので、こちらも0円となる。

 ところが利息が7円になると、「所得税+復興特別所得税」が7円×0.15315=1.07205円となり、1円が税金として取られてしまう。

 下の表のように利息(税引前)ごとに税額を計算すると、6円までは税金がかからないが、7円以上になると税金がかかってくることがわかる。

税引前の利息が6円と7円では、受け取れる税引後の利息は同じ!
利息
(税引前)
所得税
+復興特別所得税
地方税 税額
(合計)
利息
(税引後)
5円 0円 0円 0円 5円
6円 0円 0円 0円 6円
7円 1円 0円 1円 6円

 これまで解説したことを元に、預入金額ごとに税金や最終的に受け取れる利息をまとめたのが下表だ。

1口12万4150円と1口14万8980円がもっとも効率的に利息が受け取れる!
1口の預入金額 1週間の利息/税引前
(計算値)
1円未満
切り捨て分
税額 最終的に
受け取れる利息
 10万円 4円
(約4.02740円)
約0.027円 0円 4円
 12万円 4円
(約4.83288円)
約0.83円 0円 4円
 12万4150円 5円
(約5.00001円)
約0.00円 0円 5円
 14万円 5円
(約5.63835円)
約0.64円 0円 5円
 14万8980円 6円
(約6.00001円)
約0.00円 0円 6円
 17万3810円 7円
(約7.00002円)
約0.00円 1円 6円

 これを見ると、預入金額が12万4150円と14万8980円の場合は、利息の1円未満切り捨てがなく、しかも税金も発生していない。つまり、もっとも効率的な預入金額となり、「スターワン1週間円預金」の金利0.21%をほとんど丸ごと受け取れるのだ。

 見方を変えると、金利0.21%は金利0.263%の税引き後の金利に相当する。つまり、「スターワン1週間円預金」に1口12万4150円か1口14万8980円を預けることで、実質的に金利を0.053%上げるのと同じ効果があるとも言えるだろう。たった0.053%と思うかもしれないが、それだけでメガバンクの普通預金金利の2.65倍。この超低金利時代には決して無視できる数字ではない。

「スターワン1週間円預金」なら月~金曜日まで
1口ずつ分割して預けよう!

 さて、ここまでは「1口12万4150円、または14万8980円で預けると実質的な金利が最大化する」という“裏ワザ”の理由や効果を解説してきたが、ここからは実践編だ。

実はこの裏ワザを応用することで、「東京スター銀行」の「スターワン1週間円預金」をよりお得に、便利に利用することができるのだ。

 例えば、余裕資金として60万円がある場合、それをまとめて預金するのではなく、あと「2万750円」を捻出して合計金額を「62万750円」にし、「12万4150円×5口」に分散して預金すればいい。

 実は「スターワン1週間円預金」は、1口10万円以上であれば、複数口に分割して預金することが可能なのだ。

 60万円を1口にまとめて預けた場合、1年間(52週間)で受け取れる利息の合計金額は1040円で、金利は約0.173%。それに対し1口12万4150円で5口に分散して預けた場合、1年間(52週間)で受け取れる利息の合計は1300円で、金利は約0.209%となり、手取りも260円増える

 金額的には大したことがないように思えるが、1口で60万円を預けた場合と、12万4150円を5口に分散して預けた場合の金利差は約0.036%で、これはメガバンクの普通預金金利の1.8倍にも相当するのだ。

一度に60万円を預けるより、12万4150円×5口に分散したほうがお得!
  1週間で
受け取る利息
(税引後)
1年間(52週間)
受け取る利息
(税引後)
税引き後の
実質的な金利
 60万円×1口で預金 20円 1040円 0.173%
 12万4150円×5口で預金 25円 1300円 0.209%
 ※理論上の計算値。満期日が銀行休業日のときは翌営業日が満期日となるため、実際は計算値から多少異なります。

 さらに、62万750円を5口に分散して「スターワン1週間円預金」に預けた場合と、メガバンクの普通預金(年利0.02%、税抜)に預けた場合、10年間でどれだけの違いがでるかを計算してみると、10年後の残高は「スターワン1週間円預金」が53万3750円、メガバンクの普通預金が62万1750円と、1万2000円の差が開いた。

メガバンクの普通預金と比較すると、預入金額の約2.8%も違ってくる!
  預け入れ金額 10年後の残高 差額
 スターワン1週間円預金 62万750円 63万3750円 1万2000円
 メガバンク普通預金 62万1750円
 ※10年間、現在の金利が変わらないものと仮定した場合の計算値。また銀行休業日になる祝日や閏年はないものとして計算しており、実際は上記の数値とは多少異なります。

 ここまで、12万4150円×5口のケースで計算してきたが、14万8980円×4口に分割して預け入れてもオッケーだ。合計59万5920円だが、60万円を1口で預けるよりも1年間で208円お得となる。

「スターワン1週間円預金」の発生した利息は
再投資しないほうがお得

 なお、「スターワン1週間円預金」の場合、自動継続の際に1週間ごとに受け取る利息をそのまま「スターワン1週間円預金」の口座に加算する「元利自動継続」と、出金して普通預金に移動する「元金自動継続」のどちらかを選べる。

 通常の預金では、資金効率を考えたら複利効果が働く「元利自動継続」が有利だ。しかし、利息の合計が2万4830円以上にならないと1円未満切り捨ての誤差に含まれてしまい、複利効果が発揮できない。

 2万4830円というのは、1週間6円の利息で割ると約4138週分、79.4年分に相当する。そんなに利息が貯まるまで待ち続ける人はいないだろう。つまり、実質的には「元利自動継続」でも「元金自動継続」でも、結果は一緒。それなら「元金自動継続」にして、預入金額は常に「12万4150円」か「14万8980円」をキープし、利息は他の運用に回す方が効率的になる。

 東京スター銀行
コンビニATM出金手数料 振込手数料
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月8回まで無料
9回目以降は100~200円
(税抜)
同行あて:無料
他行あて:300円
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月~金曜日、毎日満期が来るように分散して預金することで
普通預金と同じように急な出費にも対応できるようになる!

 「スターワン1週間円預金」の数少ないデメリットは、満期が1週間の超短期の定期預金とはいえ、中途解約や一部解約は原則としてできない点(ただし、「東京スター銀行」がやむを得ないと認めて中途解約に応じる場合は年利0.002%の金利を適用)。普通預金と違って、すぐに引き出せない点が気になる人もいるだろう。

そんな人におすすめなのが、曜日ごとに資金を分散して預けるテクニックだ