クレジットカードの達人!ゴールド&プラチナカード比較
【第27回】 2016年5月17日 岩田昭男 [消費生活評論家]

20代でJALマイルを貯めるなら「JAL CLUB EST」!
マイルの有効期限の延長、国内線ラウンジ利用など、
格安の料金でワンランク上のサービスが受けられる!

 今回は、これからクレジットカードを保有しようという20代の人で、飛行機の利用が多い人に注目してほしい「JAL CLUB EST(ジャル クラブ エスト)」について解説していきます。

JAL CLUB EST」には以前から注目しており、私が20代だったらぜひ会員になりたかった――と思うほど、「JAL CLUB EST」は非常に魅力的なサービスだと思います。

 まず「JAL CLUB EST」とは、20代だけが入会できる「JALカード」の限定オプションのことです。「JAL CLUB EST」を付帯させられる「JALカード」のラインアップは、以下の4種類です。

JALカード(普通カード)
JAL CLUB-Aカード
JAL CLUB-Aゴールドカード
JALカード プラチナ

「JAL CLUB EST」は20代をターゲットとしたサービス。30代以上は入会できない。

 そもそも「JALカード」とは「JALマイレージバンク(JMB)」機能を搭載したクレジットカード。最もオーソドックスな「JALカード(普通カード)」のほか、ボーナスマイルや旅行保険が充実した「JAL CLUB-Aカード」や、「JAL CLUB-Aゴールドカード」「JALカード プラチナ」などがあります。

 20代の人が「JAL CLUB EST」に入会する場合、従来の「JALカード(普通カード)」「JAL CLUB-Aカード」「JAL CLUB-Aゴールドカード」「JALカード プラチナ」に、「JAL CLUB EST」の特典が上乗せされる形になります。カードは「JAL CLUB EST」専用のものが発行されます。

唯一にして最大のデメリットは年会費の高さ
普通カードを選択しても7000円かかる!

 「JAL CLUB EST」の特典が上乗せされる分、会員は通常の「JALカード(普通カード)」「JAL CLUB-Aカード」「JAL CLUB-Aゴールドカード」「JALカード プラチナ」のそれぞれの年会費に、「JAL CLUB EST」の年会費(税抜で2000円5000円。金額はカードの種類で異なる)を上乗せして支払うことになります(下の表を参照)。

■「JAL CLUB EST」に入会すると年会費はこうなる!
JALカードの種類 JALカードの
年会費(税抜)
「ショッピングマイル・
プレミアム」の
自動付帯の有無
JAL CLUB ESTの
年会費(税抜)
JAL CLUB EST
入会時の
年会費の合計
(税抜)
普通カード
初年度無料、
2年目以降2000円
(JALアメリカン・
エキスプレス・
カードは6000円)
×
(別途申込時の年会費は
3000円・税抜)
5000円 7000円
(JALアメリカン・
エキスプレス・
カードは1万1000円)
CLUB-Aカード
1万円 1万5000円
CLUB-A
ゴールドカード
1万6000円 2000円 1万8000円
プラチナカード
3万1000円 3万3000円


 20代で「JAL CLUB EST」に入会するなら、年会費が最もリーズナブルな「普通カード」で十分だと思いますが、それでも年会費は最低7000円(税抜。普通カードの年会費2000円+「JAL CLUB EST」の年会費5000円)かかります。20代の人が入会するには、年会費がちょっと高いですね。この年会費の高さは、「JAL CLUB EST」のデメリットと考えていいでしょう。

 ちなみに、今“「JAL CLUB EST」に入会するなら普通カードで十分”と書きましたが、JAL CLUB EST」のゴールドカードやプラチナカードは、20代でも比較的容易に保有できます。特に、通常プラチナカードといえば招待制になっているものが多いですが、「JAL CLUB EST」のプラチナカードは、自ら申し込みができます。

 もちろん、それなりに審査は厳しいでしょう。が、「JAL CLUB EST」にラインアップされている以上、20代向けのクレジットカードだということですから、会社員で一般レベルの収入があれば、保有できる可能性は決して低くないと思われます。20代からプラチナカードやゴールドカードなどの上級カードを保有したい人は「JAL CLUB EST」への入会を機に挑戦するのもいいかもしれません。

2016年6月から「JAL CLUB EST」特典が一部変更
廃止の特典もあるが新たな魅力も加わった!

 先に、年会費が高くなるという「JAL CLUB EST」の唯一のデメリットを紹介してしまいましたが、ここからはたくさんある「JAL CLUB EST」のメリットを紹介していきたいと思います。「JAL CLUB EST」の特徴・メリットは、普通カードからプラチナカードまで、4つのクレジットカードすべてに共通するものです。

 なお、JAL CLUB EST」の特典は2016年6月1日から一部内容が変更される予定です。以下では、変更後の特典を紹介しています。2016年5月末までに入会した場合、特典の変更は次年度以降からの適用になるので注意してください。

◆「JAL CLUB EST」のメリット(※2016年6月1日以降のサービス内容)

①国内線「サクララウンジ」クーポンが年5枚もらえる
②ビジネスクラスのカウンターでチェックインできる
③マイルの有効期限が60カ月まで延長される
④搭乗ごとにフライトマイルが5%上乗せされる
⑤JALカードショッピングマイル・プレミアムが自動付帯
⑥100マイル単位でe JALポイントに交換可能
⑦e JALポイントが年間5000円相当分もらえる
⑧毎年初回搭乗時に2000FLY ONポイントがもらえる


 このうち、⑦と⑧は2016年6月の制度変更で導入された新サービスです。

 以前は、これらのほかに、JAL便の座席をグレードアップできる「クラスJ-eクーポン」を年間10枚もらえるサービスがあったのですが、2016年5月いっぱいで廃止されることになりました。

「クラスJ-eクーポン」は1枚1000円相当で、10枚だと1万円分の価値があったので、廃止は残念です。ただ、「サクララウンジ」クーポンは年3枚から年5枚に増えたほか、新しいサービスも増えているので「JAL CLUB EST」の魅力自体は薄れていないと思います。

以下、「JAL CLUB EST」の8つのメリットをひとつずつ解説します。

「JAL CLUB EST」のメリット①
国内線「サクララウンジ」クーポンが年5枚もらえる

「サクララウンジ」のほかに、さらに限られた人のみ利用できる「ダイヤモンド・プレミア ラウンジ」もある。
拡大画像表示

 「サクララウンジ」とは、一部の限られた人のみに開放されているJALの空港ラウンジです。成田・羽田・関西・伊丹など、国内の12の空港にサクララウンジが設置されているほか、サクララウンジがない青森、中部、岡山、宮崎などでは共有ラウンジを利用可能なので、全国16空港でラウンジが利用できます。

 サクララウンジを利用できるのは、JALマイレージバンクで上位ランクの人、国内線のファーストクラス利用者、国際線のファーストクラスおよびビジネスクラス利用者です。一般の人でも、一人3000円を支払って事前予約をすれば利用できます。

写真は、著者が取材で訪れた成田空港のサクララウンジ(※「JAL CLUB EST」会員が利用できるのは国内線のサクララウンジのみなので、成田空港では利用できないが、雰囲気を参考にしてみてほしい)

 サクララウンジには、私も取材で足を運んだことがあります。ちょっとしたホテルのような落ち着いた雰囲気が印象的でした。

 PCを広げてメールチェックなどができるライブラリー、無料で食事やお酒などを楽しめるバー、リラックスできるマッサージチェアが設置されたゾーン、子ども向けのちょっとした遊び場、女性向けの化粧直しなどができる専用ラウンジなど、さまざまな設備が用意されています。混雑期など、空港の喧噪から逃れて一息つくには最適のスポットです。

 1回3000円もの利用料を支払わない限り、いわゆる上級顧客にしか開放されないサクララウンジですが、「JAL CLUB EST」の会員になっていれば、年間5枚も利用クーポンをもらえます。以前は3枚だったのですが、2016年6月からの変更で5枚に増えたのが嬉しいところです(ただし、利用は国内線専用のサクララウンジに限定されます)。

サクララウンジ(成田空港)からの眺め。

 しかも、このクーポンがあれば、JAL CLUB EST会員に加えて、同伴者1名まで無料でラウンジを利用できます(国内線のサクララウンジの場合、子どもは3歳未満であれば、無料で同伴することができます)。出張の際など、同伴者がいると一人でラウンジに行くのは難しいですが、同伴者無料であれば、格段に利用しやすくなるでしょう。

 サクララウンジを普通に利用するには、一人あたり3000円かかることを考えると、サクララウンジのクーポンだけで、年会費分は簡単に元が取れます(厳密に計算すると、クーポン1枚で同行者1名まで無料なので、1枚あたり6000円分得になり、5枚で3万円分の価値があります。なおかつ飲食費も浮かせられます)。

JALカード TOKYU POINT ClubQ(JAL CLUB EST加入時)
還元率 1.5%
 ※ 1マイル=1.5円換算(JALカードショッピングマイル・プレミアム自動加入時)
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発行元 JALカード
国際ブランド VISA、Master、DC
年会費(税抜) 初年度無料、2年目以降2000円(加えて「JAL CLUB EST」年会費5000円が必要)
家族カード あり(年会費1000円、税抜)
ポイント付与対象の
電子マネー
WAON、PASMO
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※注:「JALカード」および「JAL CLUB EST」に入会する方は「公式サイトはこちら」をクリックして表示されるページの最下部にある「JAL CLUB ESTをご希望の方はこちら」から新規入会してください

 

「JAL CLUB EST」のメリット②
ビジネスクラスのカウンターでチェックインできる

 「JAL CLUB EST」会員なら、たとえエコノミークラスに搭乗する場合でも、カードを提示するだけでJALビジネスクラス・チェックインカウンターを利用できます(国際線のみ)。

 エコノミークラスのカウンターは混雑して長蛇の列になることも多いので、ビジネスクラスのカウンターが使えれば、重たい荷物を抱えたまま列に並ばずに済むでしょう。ちょっとした優越感にも浸れますよ。

 次ページでは「JAL CLUB EST」会員のマイル優遇について紹介します。