山本興陽
#8
新卒・中途採用共に就職人気が高まっているコンサルティング業界。30歳前後になれば年収は1000万円に到達するも、「アラサーコンサル社員」たちのキャリアへの悩みは尽きないようだ。取材で出会ったアラサーコンサル社員4人が、就職・転職事情や人手不足で過熱する引き抜きの実態を明かした。

#2
丸井グループ(G)は、新型コロナウイルスが猛威を振るう昨年度、百貨店が軒並み巨額赤字に転落する中でも黒字を確保した。祖業でもある小売りのイメージが強い丸井Gの業績が百貨店と対照的に底堅さを見せたのはなぜか。丸井Gが生み出した特異なビジネスモデルを解説する。

ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアからの撤退を表明する企業が相次ぐ一方、たばこ大手のJTは撤退を決めかねて頭を悩ましている。ロシアは営業利益の約2割を稼ぐ「ドル箱」市場。JTは“進むも地獄退くも地獄”のジレンマに直面しているのだ。

花王が日用品業界では異例となる「値上げ宣言」を表明し、手始めにベビー用の紙おむつの値上げに踏み切った。スーパーやドラッグストアなどの小売りが値上げに抵抗を示す中、花王が小売りを「納得させる秘策」は何か。販売部門を統括する竹内俊昭専務を直撃した。

イオンはプライベートブランド「トップバリュ」の新商品「プレミアム生ビール」の販売を3月8日から始めた。製造はサッポロビールで、事実上イオンの“軍門に下った”格好だ。サッポロには一度手を出すと抜けられないPB製造に潜む「負のスパイラル」が待ち受ける。

キリンホールディングスは2月14日、ミャンマー事業から撤退する方針を明らかにした。磯崎功典社長は、「参入当時のデューデリジェンスに問題はなかった」と強調する。しかし、キリンのメインバンクの三菱UFJ銀行が当時、ミャンマーのリスクを警戒し、リスク回避の行動に出ていたことが分かった。キリンはミャンマーのリスクを本当に認識できなかったのか。

番外編
文部科学省は1月27日、薬学部の退学率を初めて公表した。ダイヤモンド編集部は、57私立大学薬学部の「退学率」ランキングを作成。退学率の平均は15.31%だったが、最も高い大学では56.25%と半数以上が退学していた。退学率が高い大学はどこなのか。57私立大学薬学部の「退学率」ランキングを見ていこう。

番外編
薬学部の“人気低下”が止まらない。定員割れする大学も続出している。学生から不人気の薬学部は、真っ先に淘汰の対象となるだろう。“学生離れ”が進み、前年から定員充足率が悪化した薬学部はどこか。58私立大学薬学部「定員充足率悪化度」ランキングをお届けする。

番外編
薬学部によって薬剤師の国家試験合格率に“格差”が存在する。ダイヤモンド編集部が56私立大学の薬学部を調べたところ、国家試験合格率が90%超の大学が19校あった一方で、50%未満の大学が2校あった。国家試験合格率が低い薬学部はどこか。56 私立大学薬学部「国家試験合格率」ワーストランキングをお届けする。

番外編
薬学部の教育では、留年や退学などをせず、どれだけの学生が6年間で卒業できたかを示す「卒業率」の低さが問題となっている。ダイヤモンド編集部が57私立大学の薬学部を調べたところ、卒業率が50%未満の大学が10校あった。卒業率が低い薬学部はどこか。57私立大学薬学部「卒業率」ワーストランキングをお届けする。

番外編
薬学部の人気低下が止まらず、定員割れする大学が続出している。国家試験合格率の低迷に定員割れや留年……。課題を抱える薬学部の淘汰は必至だ。学生が集まらない薬学部はどこか。薬学部「定員充足率」ワーストランキングをお届けする。

番外編
学生の質の維持に課題がある大学が存在する――。将来薬剤師は最大12.6万人過剰になるとの予測をまとめた厚生労働省の有識者会議は、増殖した私立大学の薬学部にも警鐘を鳴らした。国家試験合格率の低迷に定員割れや留年。課題を抱える薬学部の淘汰は必至だ。最新2022年版の薬学部「淘汰危険度」ランキングをお届けする。

日用品大手・花王の一部製品が、首都圏地盤の食品スーパー・オーケーの店頭から“追放”されている。3月から一部製品を値上げする方針を明らかにした花王。原材料高騰に伴う値上げが相次ぐ中で、メーカーと小売りの価格を巡る攻防が激しくなっている。

番外編
薬学部が新設ラッシュだ。厚労省が一部の「質」の低さに警鐘を鳴らすものの新設に歯止めがかからない。医学部の名門・順天堂大学も薬学部に参入し、生き残りをかけた戦いは激化しそうだ。一方で、定員削減に追い込まれる大学も出始め、薬学部の二極化が進んでいる。

食品大手のキッコーマンが2022年2月から醬油と豆乳を14年ぶりに値上げする。社内議論では、値上げに「反対する者はいなかった」という。キッコーマンはインフレにどう対処するのか。中野祥三郎社長に、値上げを巡る戦略を聞いた。

番外編
薬局やドラッグストアで患者と向き合う薬剤師。かかりつけ薬剤師のノルマに追われる裏で、セクハラ電話やストーカー被害など困った客に振り回されている。疲弊する現役薬剤師たちの悲痛な叫びを覆面座談会で暴露してもらった。

17年連続で縮小するビール類市場の中で、“成長領域”としてビール大手が注目するのが「糖質ゼロビール」だ。先行するキリンに挑戦状をたたきつけたサントリーの新商品の売れ行きは思わしくなく、キリンの“独り勝ち”状態が続いている。明暗はなぜ分かれたのか。

岸田政権が掲げる「新しい資本主義」実現の中核を担うのが、政府の有識者会議「新しい資本主義実現会議」だ。委員を務めるZホールディングスの川邊健太郎社長は、どんな改革を訴えるのか。ゴールドマン・サックス証券のトレーダーとして、資本主義の最前線を走ってきた田内学氏との特別対談で、新しい資本主義の行く先を読み解く。

新型コロナウイルスの感染拡大による打撃が長引く旅行業界。王者・JTBは国内約100店舗の閉鎖計画などのリストラを強いられている。それでも、リアル店舗はオンラインに比べて、「コスト高ではない」と山北栄二郎社長は訴える。その真意を聞いた。

2021年誕生した岸田政権。アベノミクスを進化させた「新しい資本主義」を掲げ、賃上げを22年の重点事項に位置付けている。サントリーホールディングスの新浪剛史社長は、賃上げ施策に現役経営者として政府に“注文”をつける。その具体策を明かした。
