東洋機械金属は、2023年3月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2022年4月26日の15時30分に発表した。これにより、東洋機械金属の配当利回り(予想)は4.30%⇒5.16%にアップし、”2期連続増配”の見通しとなった。
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東洋機械金属が発表した2022年3月期の決算短信によると、2023年3月期の予想配当は中間配当(9月)が「15円」、期末配当(3月)が「15円」、合計の年間配当額は「1株あたり30円」となっている。
東洋機械金属の2022年3月期の配当は「1株あたり25円」だったので、前期比で「5円」の増配となる。今回の増配発表によって、東洋機械金属の配当利回り(予想)は4.30%⇒5.16%にアップすることとなった。
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東洋機械金属は、「安定的な配当の維持および適正利益還元を基本」としており、今後については、「資本コスト(WACC:加重平均資本コスト)をより意識し、有利子負債を従前以上に活用する一方、株主の皆様への還元を強化することで、BS(貸借対照表)の再構築を図っていく」としている。また、東洋機械金属の2023年3月期の業績予想は、前期比で「増収・増益」となっていることから、堅調な業績予想を背景に、今回の「増配」が決まった形だ。
なお、「増配」などが発表されたことを受けて、東洋機械金属の株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2022年4月26日)の終値581円より15円高い596円(+2.58%)を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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東洋機械金属の過去10期の配当の推移は?
■東洋機械金属(6210)の過去10期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
2014/3 | 8円 | 2019/3 | 25円 | |
2015/3 | 10円 | 2020/3 | 15円 | |
2016/3 | 15円 | 2021/3 | 5円 | |
2017/3 | 17円 | 2022/3 | 25円 | |
2018/3 | 25円 | 2023/3 | 30円 (予想) |
東洋機械金属は2022年3月期に「増配」しているため、2023年3月期の配当予想「1株あたり30円」が予想通りに実施されれば、”2期連続増配”を達成することになる。
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また、東洋機械金属の配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2021年3月期から2023年3月期までの2年間で、東洋機械金属の年間配当額は「1株あたり5円」から「1株あたり30円」まで、ちょうど6倍に急増している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、東洋機械金属の株価は2020年3月の終値407円から2022年3月に記録した年初来高値689円まで、1.7倍に上昇している。なお、発表当日(2022年4月26日)の終値は581円で、2020年3月の終値から1.4倍に上昇した水準で推移している。
■東洋機械金属(6210)の株価チャート/月足・10年
東洋機械金属の配当利回り、配当+株主優待利回りは?
東洋機械金属の2022年4月26日時点の株価(終値)は581円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※東洋機械金属の配当利回り】
株価:581円
年間配当額:中間15円+期末15円=30円
配当利回り:30円÷581円×100=5.16%
東洋機械金属の配当利回りは5.16%。2022年3月の東証1部の平均利回りは2.00%(配当実施企業のみ)なので、東洋機械金属の配当利回りは「かなり高め」と言える。
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また、東洋機械金属は、500株以上の株式保有で「オリジナルカタログ」がもらえる株主優待を実施している。
■東洋機械金属の株主優待制度の詳細 | |||
基準日 | 保有株式数 | 継続保有期間 | 株主優待内容 |
3月末 |
500株以上 1000株未満 |
3年未満 | カタログギフト1000円分 |
3年以上 | カタログギフト2000円分 | ||
1000株以上 | 3年未満 | カタログギフト3000円分 | |
3年以上 | カタログギフト4000円分 | ||
詳細 | カタログギフトは、東洋機械金属のオリジナルカタログで、好みの商品を1点 選択できる。社会貢献活動への寄付も可。 |
東洋機械金属の2022年4月26日時点の株価(終値)は581円、配当利回りは5.16%なので、「配当+株主優待利回り」を計算すると以下のようになる。
【※東洋機械金属の配当+株主優待利回り(500株・3年未満保有時)】
投資金額:500株×581円=29万500円
優待品(カタログギフト):1000円分
株主優待利回り:1000円÷29万500円×100=0.34%
配当+株主優待利回り:5.16%+0.34%=5.50%
【※東洋機械金属の配当+株主優待利回り(1000株・3年未満保有時)】
投資金額:1000株×581円=58万1000円
優待品(カタログギフト):3000円分
株主優待利回り:3000円÷58万1000円×100=0.51%
配当+株主優待利回り:5.16%+0.51%=5.68%
東洋機械金属の「配当+株主優待利回り」は、500株・3年未満保有時で5.50%と高水準。また、1000株を保有した場合や、3年以上の継続保有をした場合に利回りが向上するのも魅力的だ。なお、株主優待をもらうには500株以上の株式保有が必要である点には注意しておこう。
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東洋機械金属は、国内トップクラスの成形機メーカー。射出成形機、光ディスク成形機、ダイカストマシンなどに強みを持つ。2023年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高0.7%増、営業利益5.1%増、経常利益1.5%増、親会社株主に帰属する当期純利益1.8%増と堅調(すべて前期比)。
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■東洋機械金属 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
機械 | 6210 | 東証プライム | 30円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
581円 | 100株 | 5万8100円 | 5.16% |
※株価などのデータは2022年4月26日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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