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【1】今日の株式相場早わかり!
5日続落、FRBのタカ派姿勢継続を意識
日経平均株価は5日続落! 23日の米国市場では、購買担当者景気指数(PMI)や新築住宅販売件数といった経済指標の悪化が嫌気され、NYダウが3日続落した。ただ、長期金利の上昇にもかかわらずハイテク株比率の高いナスダック総合指数はほぼ横ばいとなり、今日の東京市場ではやや買いが先行。日経平均株価は小高くスタートしたが、その後マイナスに転じ、下げ幅を170円ほどに広げる場面もあった。
週後半の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」を前に、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢継続が警戒されている。米国では弱い経済指標や企業決算も相次いでおり、今晩発表される7月耐久財受注や半導体のエヌビディア決算を注視したい。
【日経平均】28313.47円↓(-139.28円)
【マザーズ指数】735.16↑(+2.20)
【NYダウ】32909.59ドル↓(-154.02ドル、23日)
【ナスダック】12381.301→(-0.272、23日)
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【2】今日の注目株!
株式需給に注目! 自社株買い銘柄に安心感
今週に入り日米とも株式相場がやや不安定になってきたことを受けて、株式需給(売りと買いのバランス)に着目したい。12日の当コーナーでも一度取り上げているが、6月締めの決算とともに自己株式の取得(自社株買い)実施を発表する企業が散見された。投資部門別の売買状況などを見ると、企業の自社株買いが相場全体の底上げに寄与していることがわかる。不安定な相場環境となれば自社株買い銘柄の安心感が一段と強まりそうだ。この1カ月に自社株買い実施を発表した主要企業は下表のとおり。
INPEXは8日、発行済株式総数(自己株式を除く)の8.7%相当を上限とする大規模な自社株買いの実施を発表。同時に増配も行い、積極的な株主還元姿勢を好感する声が多くあった。株価は原油価格にらみの面もあるが、足元で再上昇の兆しを見せている。アドバンテストやパーソルホールディングスは自社株買いのみならず、決算内容についても市場評価が高かった。
なお、株式需給の参考データとして信用買い残を売り残で割った「信用倍率」も記載した。1倍を下回る銘柄は売り残の方が多いことを意味し、売り方の買い戻しが需給面の下支えとなることが期待される。
■INPEX株価チャート/日足・6カ月
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【3】水曜連載「投資の疑問に答えます」
投資信託の最適な取り崩し方法は?
(ご質問)
投資信託で資金を運用しています。そのうち定年を迎え、取り崩さなければいけません。どのようにすればよいのでしょうか。
(答え)
証券会社が提供する定期売却サービスを使うのも1つの手です!
投資信託をご自身で計画的に取り崩すことは迷うことも多いですし、面倒ですよね。実は証券会社によっては投資信託を定期的に自動売却してくれるサービスを用意しています。売却方法には「定額」「定率」「定口」があり、それぞれメリット・デメリットがあるので、ニーズに応じて検討してみるとよいでしょう。
「定額」は「毎月5万円」といった形で引き出す方法です。生活設計がしやすいのですが、投資信託が値下がりした場合、想定よりも先に資金が枯渇してしまうリスクがあります。
「定率」は「毎月、残高の1%」などといった形で引き出す資産を決める形ですので、運用資産が枯渇することがありません。ただ、積極的にリスクをとって残高を増やさない限り、年々、受取額が減ってしまいます。
「定口」は口数(株式の株数に相当)を決めて、引き出す方法です。保有する投資信託の口数を引き出し回数で割れば、毎回の引き出し口数が定まるので、取り崩す期間を決めている人には最適な方法です。受取額は「定率」のように減っていくことはありませんが、一定ではありません。
資産寿命を伸ばすためには老後も運用しながら取り崩すことが重要ですが、過度なリスクは禁物です。リタイア年齢に向けて株式の比率を徐々に下げていく「ターゲット・デート型」バランス投資信託に一部の資金を移し、老後に備えることも検討に値するでしょう。
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