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【1】今日の株式相場早わかり!
米国株とともに続伸、米企業業績は底堅いとの見方
日経平均株価は3日続伸! 25日の米国市場では長期金利が大きく低下したことが好感され、主要株価指数はいずれも3日続伸となった。これを受けて今日の日経平均株価も上昇。後場やや伸び悩んだが、終値でも180円あまりの上昇となった。個別では、東証グロース・スタンダードを中心に小型株の上昇が目立った。東証プライムの中堅~中小型株でも、マネーフォワードやSansan、JMDCなどの成長株が買われた。
ただ、米国の景気と利上げ動向は依然として不透明感が強く、引き続き注視する必要がある。今晩の米国では9月の新築住宅販売件数が発表される。また、ボーイングやメタ・プラットフォームズの決算も注目されそうだ。
【日経平均】27431.84円↑(+181.56円)
【マザーズ指数】748.32↑↑(+10.68)
【NYダウ】31836.74ドル↑↑(+337.12ドル、25日)
【ナスダック】11199.116↑↑(+246.504、25日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【2】今日の注目株!
利回り2.5%以上! 配当増額した銘柄をチェック
決算発表が本格化するなか、配当の増額修正を発表する企業も相次いでいる。17日の当コーナーで増配発表企業を取り上げたが、同日以降、新たに17社が今期予想配当を上方修正(なお下方修正は3社、26日15時時点)。今回はその中から配当利回り2.5%以上の銘柄にフォーカスする。
配当の増額修正は業績の進捗に対する自信の表れといえ、実際に上の8銘柄中で十六フィナンシャルグループを除く7銘柄が、業績予想も上方修正している。それらの多くが、発表後の株価も大幅に上昇した。
特に半導体商社のリョーサンは期初予想から1.5倍、半導体検査装置のテセックは同1.4倍となる増額。いずれも販売・受注の好調と円安による業績上ブレを理由としており、半導体業界の今期見通しは想定以上に良好のようだ。
ただし製造業やグローバル企業は景気変動の影響を受けやすく、円安メリットもいつまで続くか不透明だ。長期投資においては、業績と配当の安定性にも注意する必要がある。その点では、OA機器の販売・保守とITサービスを手掛けるキヤノンマーケティングジャパンなどに注目したい。今日の同社株価は材料出尽くしで反落しているが、10期以上にわたり減配なしで増額傾向だ。
■キヤノンマーケティングジャパン株価チャート/日足・6カ月
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【3】水曜連載「投資の疑問に答えます」
「スシロー」のF&LC、復調の見込みは?
(ご質問)
FOOD & LIFE COMPANIESを200株保有しています。4500円で100株購入し、さらに下がったので4000円で100株購入。今の株価は2000円台ですが、戻す見込みはあるのでしょうか?
(答え)
懸念材料は残っており、上値の重い展開が続きそうです…
回転ずし「スシロー」の躍進で同社株価は昨年、5000円台まで上昇する場面がありました。ところが、今年に入り広告・メニュー表示と実際の商品の違いなどが相次ぎ取りざたされ、9月には一時2000円近くまで下落。最近では10月に値上げに踏み切ったことも話題となっていますね。
スシローの既存店売上高(前年同月比)の推移を見ると、7月-10.2%→8月-6.3%→9月-8.1%となっています。やはり広告表示をめぐる問題で一定の影響が出ていると言えるでしょう。もっとも、足元では月次売上高の発表を受けて株価が上昇する場面もありました。ある程度の売上鈍化はこれまでの株価の大幅下落で織り込み済みと考えられます。
ではここから株価の復調が見込めるかというと、まだまだ懸念材料があると言わざるを得ません。10月の値上げでは一皿の最低価格を110円から120円に引き上げました(店舗により異なります)。これにくら寿司も追随した一方、ゼンショーホールディングス傘下のはま寿司などは低価格帯商品で値段据え置き。こうした回転ずし各社の価格戦略の違いも客足に影響するのでは、といった警戒感が株価の重石となっています。まずは10月の売上データを見極める必要があるでしょう。
■FOOD & LIFE COMPANIES株価チャート/日足・6カ月
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