成長する米国&世界に投資する最強のFIRE計画(プロジェクト)

テスラの上昇を的中! 次の上昇銘柄はアマゾン?
グーグル? メタ? ChatGPTが将来、グーグル検索を
代替する恐れアリ!?

2023年2月2日公開(2023年2月2日更新)
ポール・サイ
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
1

ポール・サイさんが「WORLD MARKETZ」にゲスト出演。テスラ、GAFAの決算や今後の見通しを解説!

 元フィデリティ投信トップアナリストで、米国・シアトルからメルマガ&オンラインサロン「米国株&世界の株に投資しよう!」で情報配信をしているポール・サイさんが、東京MX2で毎週月曜~金曜22時から放送されている、「WORLD MARKETZ」に電話でゲスト出演した。

 今回出演したのは1月31日(火)放送回。前回、1月17日(火)の放送では、2017年からのテスラユーザーであるポールさんが、テスラは昨年(2022年)大きく下落したけれど、悪い会社ではないとの見方を披露した。テクノロジーは中長期で成長する分野であり、テスラに限らず、強みを持つハイテク銘柄が長い目で見て回復するのは自然なことだから、安くなったところをピックアップするのがいいとのことだった。

【※関連記事はこちら!】
景気は「HOPE」で判断せよ! テスラユーザーのポール・サイ氏のテスラ株の見立ては「長期では買い!」

 今回の放送では、前回取り上げたテスラに加えて、GAFA(※)の決算や、今後の見通しを解説。シアトルの自宅でニワトリを飼育したり、年末年始はハワイで過ごしたりしているポールさんが、今度はカリブ海に旅行する話も飛び出すなど、硬軟織り交ぜた内容となったので、早速チェックしていこう。

(※GAFAとは、グーグル(現アルファベット)、アマゾン、フェイスブック(現メタ)、アップルの頭文字をとったもの)

シアトルで話題になっているのは、新しい教育長の就任。シアトルと日本のかかわりは、今も昔もある

 トーク冒頭、アシスタントの木村カレンさんに、シアトルで話題になっていることを聞かれたポールさん。

 ポールさんが住んでいる街、ベルヴューでは、新しい教育長が2月から就任することが話題になっているとのこと。コロナ禍での生徒数減少に伴い、コストを削減するため、学校を3つ閉鎖する案が出ていて、それに住民が反発していることから、新しい教育長の手腕に注目が集まっているという状況のようだ。

 ちなみに、その新しい教育長は日系5世だそう。シアトルにいる日系人の多くは、新しい移民ではなく、1900年代に農家として移民してきた日本人の4世や5世とのことだった。ポールさんの家の周辺で、一番大きなアジアのスーパーは「宇和島屋」という名前で、日系人が経営している中小企業もあるなど、シアトルと日本のかかわりは、今も昔もあるようだ。

インフレが緩和しているので、FRBの利上げは思ったようにいかない

 続いて、スタジオMCの渡部一実さんが、2月1日(水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が出ることに言及。FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ見通しと比べて、市場は高い利上げを織り込んでいないことについて、ポールさんに意見を求めた。

 ポールさんは前回の放送で、インフレが落ち着いていることや、「HOPE(※)」で景気を見ると、不景気のサイクルに入っていることを話してくれたのだが、今回も同様に、インフレが緩和しているので、FRBの利上げは思ったようにいかないと、市場が織り込んいるとの見方だった。

(※「HOPE」の「H」は住宅の「Housing」、「O」は受注の「Order」、「P」は利益の「Profit」、「E」は雇用の「Employment」で、それぞれの頭文字をとったもの)

【※関連記事はこちら!】
景気は「HOPE」で判断せよ! テスラユーザーのポール・サイ氏のテスラ株の見立ては「長期では買い!」

(出所:WORLD MARKETZ)

 一方で、FRBの立場的には、利上げへのメッセージを緩めてしまったら、市場のマインドも緩和的になってしまい、ゴール直前で失敗する可能性もあるため、これまでの姿勢はギリギリまで変えられないとのこと。

 いずれにしても、市場が織り込んでいる利上げのピークの水準と、FRBが目指している水準の差はそこまで大きくないため、重要なのは、利上げのピークの水準よりも、利下げのスピードだと結論付けた。

 また、「HOPE」の中で、住宅の「Housing」が悪化していることを、ポールさんも肌で感じているようだ。

 ポールさんが住んでいるシアトルのベルヴューは、住宅価格が割と高い地域なのだが、最近は250万ドルだった家が150万ドルに下がったりしているそう。取引も、昔は数日で売れていたものが、1カ月以上かかることもあって、金利が上昇した悪影響が住宅に来たと話してくれた。

アップルに注目せず、アマゾン、グーグル、メタに注目する理由は?

 そして、「HOPE」の話の流れから、利益である「Profit」、決算発表が次の話題に。

 アップル、アマゾン、グーグル、メタの決算発表を直前に控え、ポールさんが注目したのはアマゾン、グーグル、メタだった。

 つまり、ポールさんはアップルの決算に注目していないことになるわけだが、その理由は、株価がそこまで下落していないからということだった。

 前回の放送でも、強みを持つハイテク銘柄が安くなったところをピックアップする方針を示していたポールさん。アップルの株価はあまり下落していないため、投資妙味が薄いと判断したのかもしれない。

アップル 週足チャート (出所:TradingView)

メタの注目ポイントはTikTokの行方。PERは15倍で比較的安いのもいい

 続いて、メタの注目ポイントとして、ポールさんが挙げたのがTikTokだ。

 中国資本のTikTokは、セキュリティの問題で米政府から危険視されており、EU(欧州連合)でも訴訟を抱えていることから、TikTokの競合サービス「リールズ」を提供しているメタにとってはプラスとのこと。

 不景気で広告収入は減少するものの、リストラによるコスト削減で利益をどれくらいサポートできるかもポイント。

 また、メタのPER(株価収益率)は15倍で、比較的安いことも、ポールさんの評価につながっているようだ。

メタ 週足チャート (出所:TradingView)

※メルマガ「ポール・サイの米国株&世界の株に投資しよう!」募集中! 米国株&世界の株分析毎週届き、珠玉のポートフォリオの提示も! 登録から10日以内の解約無料。Youtubeチャンネルも開始。


「はじめてのNISA」は、野村アセットが“低コスト”を 追求した投資信託! 信託報酬率に加え、総経費率でも 業界トップクラスの低コストを期待できる理由とは!?
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

配当&株価が10倍株!
NISA投信グランプリ
ふるさと納税

6月号4月19日発売
定価780円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[配当&株価が10倍になる株!]
◎第1特集
配当&株価が10倍になる株!
10年持ちっぱなしで「配当が10倍」になる株や「株価10倍」になる大型優良株を発掘
・誰もが知ってる大型株・優良株で実現
・新興国に進出/AI・半導体/
高齢化・人手不足/環境・EV
・番外編:1年で株価2倍になる株


◎第2特集
ダイヤモンド・ザイ
NISA投信グランプリ2024

2回を迎える、投資信託のアワードを発表!
NISAの投信選びや保有投信のチェックに最適

・NISAで運用できる投資信託のみが対象
・個人投資家が選びやすいよう、本数は30本のみ!
・個人投資家がわかりやすい部門で表彰


◎第3特集
ふるさと納税 日本3大グルメ&生産地
返礼品60 

日本3大和牛、3大地鶏、といったブランド食品や、日本3景、3名泉のベストグルメ、大注目の魚介、フルーツの3大産地の返礼品などを紹介

◎第4特集
FXで1億円!
年億稼ぐトレーダーの「神トレ」大公開!

ドル/円が34年ぶりの安値更新など、活況の為替市場。
FX界隈では、1年で「億」を稼ぐ「年億」の個人投資家が続々誕生しています。その手法を、わかりやすくお届け


◎【別冊付録】

いつまでたっても始められない人に贈る
新NISA「超ラク」スタートBOOK
完ペキさを求めてなかなか始められないより、「ラク」に「早く」始めたほうが、結果的にオトク
なかなか始められない人向け、ぐうたら指南書


◆出遅れJリートに投資チャンス! 利回り4~5%台投資判断&オススメJリート 
◆おカネの本音:渋澤 健さん
◆10倍株を探せ! IPO株研究所
◆マンガ恋する株式相場「コンビニがGAFAの一角に!?」
◆マンガ「昭和のボロ空き家はそのまま貸せばいい!?」
◆人気毎月分配型投信100本の「分配金」速報データ!


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!



「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2023】 クレジットカードの専門家が選んだ 2023年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報