アマゾンはそこまでいい利益は出なさそう。いま話題のChatGPTが将来、グーグル検索を代替する恐れアリ！？
アマゾンの決算では、不景気でそこまでいい利益は出なさそうだけれど、注目しているのは、儲けどころのクラウドのビジネスがどれくらい儲けているかだそう。
そして、小売、Eコマースがどこまで悪くなるか、それとも横ばいなのか、リストラによるコスト削減がどれくらい効いてくるか、そのあたりにも注意が必要だという。
それでは、グーグルはどうかというと、グーグルの広告事業が強すぎるため、グーグルから分断したほうがいいのかという議論を、政府が始めているのがリスクだと、ポールさんは考えているようだ。
また、いま話題のChatGPTが将来、グーグル検索を代替する恐れがあり、昔のヤフーのようになってしまう可能性があるとのこと。マイクロソフトもChatGPTに100億ドル出資しており、グーグルが決算でこの問題にコメントするのかを気にしていた。
なお、グーグルのPERは20倍ぐらいで、コロナの時期を除くと2016年以来の安さとなっていて、割安感も感じられるようだ。
テスラは前回放送時から35％上昇！ 既存のテスラユーザーが少し怒っているワケは？
そして、テスラについては、前回の放送で取り上げたときから、35％上昇しているとポールさん。第4四半期の決算がよく、売上も37％増で、市場予想より上に出たとのこと。
そんなテスラで話題になっているのは、15％から20％の大きな値下げ。既存のテスラーユーザーは、値下げ後に買えばよかったと少し怒っているそうだ。
値下げは、テスラ車を買いたい人を増やすものの、利益率の引き下げ要因にもなるため、今後の影響を注目しているとのこと。
また、テスラは結構上がったため、少し反動が出る可能性に注意したいとのことだった。
アップルを除くGAFAは結構下げたが、中長期のポイントが大丈夫であれば、絶対回復する！
最後に、アップルを除くGAFAは結構下げていて、今回の決算だけではなく1、2年先を見て買い場を探ってもよいのか、と聞かれたポールさん。
決算を見ると、不景気のせいで足元が弱くなっているのもわかるが、不景気がずっと続くわけでもないので、本当に注目したいのは長期の問題とのこと。
ChatGPTは本当にグーグルを代替するのか、規制はグーグルとメタをダメにするのか、メタはメタバースが本当にうまくいくのかといった、中長期のポイントが大丈夫であれば、これらの銘柄は絶対回復すると思うと、力強く答えてくれた。
カリブ海にヨットを所有するポールさん。次回の放送はカリブ海から生出演
番組終了間際には、ポールさんがカリブ海に旅行に行く話題に。連載でもご本人が書いてるようにポールさんはカリブ海(グレナダ)にヨットを所有しているのだ。
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カリブ海は島が多く、天気も安定していて、東から西にいつも貿易風が吹いていることから、ヨットに適しているとのこと。1カ月間、島を転々としながらセーリングで旅をする計画のようだ。
次回の放送は2月14日（火）。カリブ海から電話がつながれば出演するとのことで、どういったトークが展開されるのか、今から楽しみだ。
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●ポール・サイ ストラテジスト。外資系資産運用会社・フィデリティ投信にて株式アナリストとして活躍。上海オフィスの立ち上げ、中国株調査部長、日本株調査部長として株式調査を12年以上携わった後、２０１７年に独立。40代でFIREし、現在は、不動産投資と米国株式を中心に運用。UCLA機械工学部卒、カーネギーメロン大学MBA修了。台湾系アメリカ人、中国語、英語、日本語堪能。米国株などでの資産運用を助言するメルマガを配信中。
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