今日の注目株&相場見通し

【7月3日の注目株&日本株市場見通し】相場をけん引! 高値更新銘柄/米雇用統計や安川電決算/日経平均大幅反発 「デイリーZAi」7/3号

2023年7月3日公開(2023年7月3日更新)
ザイ編集部
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【1】今日の株式相場早わかり!
終値で年初来高値、米株高や企業景況感の改善で

 日経平均株価は大幅反発! 終値ベースの年初来高値を更新し、1990年3月以来の高値となった。6月30日の米国市場では主要株価指数がそろって上昇。5月の個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが鈍化し、インフレ・利上げ継続への懸念が和らいだことで、ハイテク株を中心に買いが入った。アップルは終値で初めて時価総額3兆ドルを上回った。また、日銀が今朝発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で業況判断指数(DI)が改善したことも好感され、週明けの日経平均株価は大幅に反発。米ハイテク株高の流れを引き継ぎ、レーザーテックアドバンテストなどが大きく買われた。

 今晩の米国では、サプライマネジメント協会(ISM)が6月の製造業景況感指数を発表する。また、週末7日の米6月雇用統計など、今週も重要な経済指標の発表が控えているため、この後のコラムコーナーで確認しておこう。

日経平均】33753.33円↑↑(+564.29円)
マザーズ指数】818.68(+2.71)
NYダウ】34407.60ドル(+285.18ドル、6月30日)
ナスダック】13787.923↑↑(+196.592、6月30日)

■日経平均株価チャート/日足・6カ月

日経平均株価チャート(出典:SBI証券公式サイト)※画像をタップで最新データに飛びます

【2】今日の注目株!
7月好スタート、三菱UFJや東エレクが高値更新!

 4~6月期の記録的な大相場(6月30日号参照)の後だが、7月最初の取引も幸先の良いスタートとなった。日経平均株価は終値で年初来高値を更新。取引時間ベースでも、6月19日に付けた高値(3万3772.89円)にあと一歩までせまった。こうした中、東証プライムでは今日、日経平均株価に先んじて294銘柄が取引時間中の年初来高値を更新している(以下、「高値」は取引時間ベース、株式分割考慮)。下表ではそれらの高値更新銘柄を時価総額順に並べ、昨年末終値から今日の高値までの上昇率などをまとめた。相場のけん引役となっている銘柄を確認しておこう。

時価総額上位の年初来高値更新銘柄

 時価総額5位の三菱UFJフィナンシャル・グループや、10位の東京エレクトロンなどが年初来高値を更新。三菱UFJは3月の米銀危機を受けた急落前の水準をすでに大きく上回っている。3メガバンクの中でも株価上昇が顕著だが、5月22日号で述べた通り増配幅の大きさがパフォーマンスの差につながっているとの見方がある(2023年3月期配当は1株あたり年32円、2024年3月期は年41円)。

 また、米国でAI(人工知能)ブームを追い風としたハイテク株物色が続いており、日経平均株価への影響が大きい東京エレクトロンなどの値がさハイテク株もなお堅調だ。信越化学工業アドバンテストは上場来高値を更新。ルネサスエレクトロニクスとアドテストの株価は昨年末の2倍超となっている。

 その他ではダイキン工業が上場来高値を更新し、先週末比でも+6.75%の大幅高。米政府の導入促進策でヒートポンプ式空調機の需要が増加しているとの一部報道から買われているようだ。電機大手からは日立製作所パナソニック ホールディングス、輸送用機器セクターからはデンソーが顔を出している。

■三菱UFJフィナンシャル・グループ株価チャート/日足・6カ月

三菱UFJフィナンシャル・グループ株価チャート(出典:SBI証券公式サイト)※画像をタップで最新データに飛びます
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【3】月曜連載「ザイアナリスト小林大純『今週の焦点』」
米雇用統計は期待つなぐ内容? 安川電決算も

 先週の日経平均株価は+407.50円(+1.24%)。月末にかけての資産配分の調整(リバランス)を目的とした売りが意識される一方、米経済指標の堅調さや為替市場での円安進行が相場を押し上げた

 引き続き今週末から来週初めにかけて上場投資信託(ETF)の分配金捻出に絡んだ売り需要(市場推計で1.1~1.3兆円あまり、現物株と株価指数先物の合計)の発生が見込まれるものの、今日は米株高や6月日銀短観での景況感改善などを受けて日経平均株価が大きく上昇した。金融緩和策に支えられた日本経済の底堅さなどを背景に、海外投資家の根強い買いが続いていることがうかがえる。もっとも、今週は月初とあって重要な経済指標の発表が多く、引き続き国内外の景気動向に注意を払っておきたい。

 最大の焦点となりそうなのは、7日(金)に発表される米6月雇用統計。市場予想は非農業部門雇用者数が前月比22万人あまりの増加(5月は33万9000人増)などとなっており、平均時給も伸び鈍化が見込まれている。経済のソフトランディング(軟着陸)と利上げピークアウトへの期待をつなぐ内容か注視したい。これに先立ち発表される米雇用関連の統計米中の企業景況感指数6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨にも注目だ。

 7月後半は日米欧の金融政策決定会合、企業の決算発表シーズンなどが控えており、徐々にこれらの内容を見極めたいといったムードも出てきそうだ。今週7日に発表される安川電機の決算は、輸出企業の前哨戦として注目される。

今週の経済スケジュール

小林大純
ダイヤモンド・ザイ アナリスト
早稲田大学法学部卒、早稲田大学大学院ファイナンス研究科(現経営管理研究科)修了(MBA)。金融情報サービス会社のフィスコなどを経て現職。日本株アナリストとして各種メディアで活動中。

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