【2023年・夏のおすすめ大型株】がん治療薬が好調な「アステラス製薬」や、医療機器専業に生まれ変わった「オリンパス」に注目!
発売中のダイヤモンド・ザイ8月号の大特集は、3カ月に一度の恒例特集「人気の株500+Jリート14激辛診断【2023年・夏】」! この特集では、日本株で注目度の高い人気500銘柄とJリート14銘柄を、アナリストなどの投資のプロが「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価。さらに「10万円株」「高配当株」「株主優待株」「Jリート」「大型株」「新興株」というジャンル別で、注目銘柄をピックアップしている。
今回はこの特集から、アナリストが”買い”と最高評価をつけた「大型株」の2銘柄を紹介!
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がん治療薬の売上が飛躍的に伸びる「アステラス製薬」や、
事業売却で世界的なメドテック企業を目指す「オリンパス」に注目!
昨年から2万7000円前後で停滞が続いていた日経平均株価は、4月中旬から一気に上昇。5月19日にはバブル崩壊後の最高値を33年ぶりに更新し、その後、3万3000円台まで到達した。
原動力となったのは海外投資家の日本株買い。日銀の植田和男総裁が金融緩和の継続を表明し、来日したウォーレン・バフェット氏が、日本株に積極的に投資する姿勢を示したことなどが上昇のきっかけとなった。
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こうした背景を踏まえて、ここからは東証プライム、東証スタンダードに上場する「大型株」のうち、アナリストが業績をチェックしたうえで、投資判断を”買い”としている2銘柄を紹介しよう。
(※配当利回りなどの数字は、2023年6月5日時点。投資判断は今後3カ月に関するもので「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階。投資判断や分析コメントはアナリストなど16名から構成された「ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チーム」が担当)。
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最初に紹介するのは、医薬品メーカーのアステラス製薬(4503)だ。
アステラス製薬は、前立腺がん治療薬の「イクスタンジ」が高い成長を継続。さらに、主要製品の一つである尿路上皮がん治療薬「パドセブ」の売上が倍増となるなど、主要製品が順調に拡大している。今期も、パドセブは前年比50%の成長を見込む。
営業利益は全体で前年比2.2倍に伸ばす計画。2026年3月期のコア営業利益率30%達成に向けた、コスト構造改革も進んでいる。米国の景気減速が懸念されているが、医療業界は安定した収益が期待できそうだ。
続いて紹介するのは、内視鏡事業などを手掛けるオリンパス(7733)だ。
オリンパスの業績は、前期2ケタの増収増益で、医療分野の売上高は過去最高だった。今期も内視鏡事業、治療機器事業ともに増収を見込む。
今期、営業減益の計画になっているのは、前期に土地の売却益を計上した反動や、品質保証・法規制対応などの費用が増加するため。デジカメ事業や顕微鏡事業を売却し、医療機器専業に生まれ変わった。競争力の高い製品を揃え、世界的なメドテック企業を目指す。長期的な成長力は盤石で、円安や中国経済の再開は短期的にも好材料だ。
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