【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 44,650.64 △192.34 (7/10)
NASDAQ: 20,630.67 △19.33 (7/10)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って続伸しました。ダウ平均は30ドル安と下落してのスタートとなりましたが、早々に反転し、その後は堅調な推移となりました。先週の新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、労働市場の底堅さが意識されたことで買いが先行したほか、ダウ構成銘柄ではないものの、デルタ航空[DAL]が市場予想を上回る決算を発表し、先行きも堅調な見通しを示したことで、幅広い銘柄に買いが入りました。ダウ平均は192ドル高の44,650ドルで取引を終え、続伸しました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は19ポイント高の20,630ポイントとなり、3日続伸して取引を終えました。また、S&P500株価指数は17ポイント高の6,280ポイントで続伸し、両指数はともに最高値を更新しました。
2.経済指標等
先週の新規失業保険申請件数は22万7,000件となり、市場予想および前回の結果を下回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち9業種が上昇しました。中でも一般消費財・サービスは1%近い上昇となり、その他の8業種も1%未満ながら上昇しました。一方、コミュニケーション・サービスと情報技術の2業種は、いずれも1%未満の小幅な下落となりました。
4.個別銘柄動向
この日のダウ平均構成銘柄では、30銘柄中19銘柄が上昇しました。アメリカン・エキスプレス[AXP]が目標株価の引き上げが買い材料となり2%以上上昇したほか、投資判断の引き上げが好感されたマクドナルド[MCD]が2%近く上昇しました。そのほか、ゴールドマン・サックス[GS]、ジェイピー・モルガン・チェース[JPM]、キャタピラー[CAT]、ナイキ[NKE]、アムジェン[AMGN]も1%以上上昇しました。
一方、セールスフォース[CRM]は2%超下落し、ウォルマート[WMT]も2%以上の下落となりました。そのほか、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]とユナイテッドヘルス・グループ[UNH]は1%以上の下落となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、テスラ[TSLA]がカリフォルニア州やアリゾナ州でのロボタクシーサービス拡大計画を好感され、4.7%高となりました。アドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]はアナリストによる投資判断の引き上げが明らかとなり、4.2%高となりました。モデルナ[MRNA]は米食品医薬品局(FDA)が子どものコロナワクチン接種を承認したことで、需要増加への期待から4.5%高となりました。
5.為替・金利等
米長期金利は前日比0.02%高い4.35%となりました。11日朝のドル円は146円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
前日の米国市場は主要3指数が揃って続伸しました。ハイテク株への買いが強まり、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数はともに最高値を更新しており、日本市場でも半導体関連銘柄などの買いが優勢となるスタートが予想されます。
また、前日に堅調な決算を発表したファーストリテイリング(9983)にも注目が集まっており、同社のような値がさ株に買いが入れば、日経平均はさらに勢いづく展開となるでしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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