株式レポート

(まとめ)日経平均は後場に急伸し237円高で反発 - 市況概況

7月17日 16時46分
マネックス証券
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

東京市場まとめ

1.概況

日経平均は171円安の39,492円と続落して寄付きました。前日の米国市場は主要3指数が揃って上昇となるも、主要な半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.4%安と下落したことで、日本でも半導体株を中心に下落してのスタートとなりました。9時19分に本日の安値となる292円安の39,370円をつけてからは下げ幅を縮小するも、39,617円を上値に伸び悩み、60円安の39,602円で前引けとなりました。

後場は株価指数先物への買いが日経平均を押し上げ、後場寄り直後は上昇に転じました。39,700円台で一進一退に推移した日経平均は、15時ごろ発表された台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)[TSM]の決算が好調であったことが買い材料となり、引け間際に上げ幅を拡大し、最終的には237円高の39,901円で大引けとなりました。

新興市場では東証グロース250指数が続伸、1.8%高となりました。

2.個別銘柄等

セブン&アイ・ホールディングス(3382)は9.2%安の2,007.5円をつけ大幅反落となりました。同社に買収提案をしていたカナダの同業大手、アリマンタシォン・クシュタールが16日、同提案を撤回したと発表し、買収期待がなくなったことから、売りが優勢となりました。

中外製薬(4519)は1.8%高の6,920円をつけ、3日ぶり反発となりました。15日、トランプ米大統領は輸入する医薬品関連の追加関税の発動時期は「おそらく7月末になる」とし、またこれまで税率が200%になる可能性を示していたが、「まずは低い関税から始める」と話したとされ、高関税を警戒する見方が和らぎ、医薬品株に買いが入りました。

ソフトバンクグループ(9984)は2.3%高の10,695円をつけ反発となりました。傘下で半導体設計大手の英アーム・ホールディングス[ARM]が、16日の米株式市場で4%強上昇し、またアーム株の先行きに強気な投資判断を示すアナリストもおり、同社の保有資産比率が大きいアーム株の価値上昇を期待した買いが入りました。

東レ(3402)は1.8%安の980円をつけ続落となりました。外資系証券が、「米国発の高関税による消費失速影響を8月以降に受ける可能性が高い」と指摘し、同社の投資判断を3段階で最上位の「バイ(買い)」から真ん中の「ニュートラル(中立)」に、目標株価を1,190円から1,050円にそれぞれ引き下げ、これを嫌気した売りが出ました。

データ分析サービスを提供するデータセクション(3905)はストップ高水準となる21.3%高の3,985円をつけ大幅高となりました。これまで非開示だった2026年3月期(今期)の業績予想を開示し、最終損益は20億円の黒字(前期は6.54億円の赤字)を見込み、前期まで3年連続で最終赤字となっていたところ、今期の大幅な黒字転換の見込みを好感した買いが殺到しました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は後場好調で、反発となりました。海外勢と考えられる株価指数先物への買いも堅調で、先行きの見通しをポジティブにみている投資家が一定程度いる印象です。明日に向けては、米国のテック大手ネットフリックス[NFLX]の決算発表に注目です。その他にも、ペプシコ[PEP]などが決算発表を控えています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)

※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。

 ◆1月~12月までのお得な株主優待の内容はココでチェック!

※株主優待を新設・変更した銘柄の最新情報は
 株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2024年]でチェック!

◆マネックス証券⇒詳細情報ページへ
売買手数料(1約定ごと、税込) 投資信託 外国株
10万円 20万円 50万円
99円 115円 275円 1764本 米国、中国
【マネックス証券のおすすめポイント】
大手ネット証券として昔から愛用者が多い。おすすめポイントのひとつは外国株の銘柄数の多さで、4850銘柄以上の米国株や約2650銘柄の中国株を売買できるのも魅力的だ。日本株に関しては、取引や銘柄分析に役立つツールが揃っているのがメリット。中でも、多彩な注文方法や板発注が可能な「マネックストレーダー」や、重要な業績を過去10期以上に渡ってグラフ表示できる「マネックス銘柄スカウター」はぜひ利用したい。「ワン株」という株を1株から売買できるサービスもあるので、株初心者はそこから始めてみてもいいだろう。「dカード」や「マネックスカード」で投資信託を積み立てると最大1.1%のポイント還元。さらに、投資信託の保有金額に対し、最大0.26%分(年率)のマネックスポイントが付与されるのもお得だ。
【関連記事】
◆NISAのクレジットカード積立は「dカード積立」がおすすめ! ポイント還元率は業界トップクラスの1.1%で、「dカード GOLD」ならお得な付帯サービスも満載
◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル!
◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
【証券会社おすすめ比較】マネックス証券の公式サイトはこちら
証券会社(ネット証券)比較!売買手数料で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!取引ツールで比較ページへ
 つみたてNISA(積立NISA)おすすめ比較&徹底解説ページへ
証券会社(ネット証券)比較!人気の証券会社で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!株アプリで比較ページへ
 iDeCo(個人型確定拠出年金)おすすめ比較&徹底解説!詳しくはこちら!
ネット証券会社(証券会社)比較!最短で口座開設できる証券会社で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!外国株で比較ページへ
桐谷さんの株主優待銘柄ページへ
証券会社(ネット証券)比較IPO(新規上場)比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!キャンペーンで比較ページへ
証券会社(ネット証券)比較!総合比較ページへ
新しいFXの自動売買!「世界通貨セレクト」の3つの魅力とは?ザイ編集部が動画で解説!
最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード! 新しいFXの自動売買!「世界通貨セレクト」の3つの魅力とは?ザイ編集部が動画で解説!
マネックス証券の公式サイトはこちら 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード! 新しいFXの自動売買!「世界通貨セレクト」の3つの魅力とは?ザイ編集部が動画で解説!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

最強「高配当株」
エンタメ株30
「株」の選び方

9月号7月18日発売
定価950円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[最強高配当株ベスト144]
◎第1特集
有名企業の利回りが高い!
今買いの最強「高配当株」ベスト144
●なぜ、いま高配当株なのか?
注目の4大ポイント
●上手く儲けるための買い方&選び方
●高利回り!トヨタやキリンHDなど

人気高配当株トップ100の買い売りを激辛診断
●株価が上がる!連続増配/アクティビスト/国策
3つの視点で配当も値上がりも狙う株
●安定配当!ずっと安心して持てる!
ザイ独自!減配しない10年配当株50
●[番外編]桐谷さん激推し!
配当利回り3%超の株主優待株8

◎第2特集
日本のIPビジネスに世界が夢中!
株価10倍株も続出!エンタメ株30

●3つのワケを解明!今なんで日本のIPビジネスがキテるの?
●任天堂/サンリオなど プロのお墨付き!エンタメBIG5
●アニメ・ゲーム・トイなどタイプ別に紹介!注目度が急上昇のエンタメ株25

◎第3特集
フジ・メディアやトヨタなど35社を実況中継
株主総会レポート2025

●質疑で火花散るお騒がせ株
フジ・メディア/日産自動車/三菱UFJフィナンシャルGなど
●みんなが持ってる日本代表株
ソフトバンクG/トヨタ自動車/三菱商事など
●個人に人気の高配当&株主優待株
日本郵船/三菱HCキャピタル/オリエンタルランドなど

◎第4特集
おススメをズバリ紹介!
米国株の次に買うべき投資信託

●米国に次ぐ存在として注目度アップ!
欧州株&欧州比率が高い投資信託

●手堅く好成績の内需系が狙い目!日本株全般&中小型株の投資信託
●値動きは大きいが高成長に期待!インド株&新興国複数型の投資信託

【別冊付録】
バフェット流 長期で上がる「株」の選び方
●基礎編:
長期で保有できる優れた会社の選び方
●実践編:
資産3億円の億り人が語る「圧倒的な強さを重視して買う」

◎連載も充実
●10倍株を探せ!IPO株研究所2025年6月編
「東証グロース市場の改革で上場見合わせが増加か」
●ZAiのザイゼンがチャレンジ!目指せ!お金名人Vol.12
「コスパのよいサブスクとは?」
●17億円トレーダー・ジュンのFX成り上がり戦略Vol.07
「暴走は勝ち方を覚えるきっかけに」
●おカネの本音!VOL.37 CRAZYCOCOさん
「外資系CAから芸人に!5度の転職でわかった好きで稼ぐマネー術!」
●株入門マンガ恋する株式相場!VOL.105
「コメ価格も恋心も不安定!?」
●マンガどこから来てどこへ行くのか日本国
「インフレ対策は必須!修繕積立金が不足し“限界マンション”に」
●人気毎月分配型100本の「分配金」速報データ!
「株式相場好調も円高の進行で成績がまちまち!」


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報