【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 44,323.07 ▼19.12 (7/21)
NASDAQ: 20,974.18 △78.52 (7/21)
1.概況
先週末の米国市場は、週末の持ち高調整の動きからダウ平均は3日ぶりに反落となりました。トランプ大統領がEUとの関税交渉に強気の姿勢を示していると伝わったことも市場心理を下押ししました。同様にS&P500株価指数も3日ぶりに反落となった一方で、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅に5日続伸、連日で過去最高値を更新しました。
前日の米国市場は高安まちまちの結果となりました。ダウ平均は、26ドル高の44,368ドルで取引を開始しました。EUへの関税を巡る不透明感が株価の重荷となるも、前の週から本格的に始まった4~6月期の決算発表を前にハイテク株を中心に買いが入りました。ダウ平均は中ごろには259ドル高の44,601ドルをつけるも、終盤にかけて売りが出たことで、19ドル安と小幅安で続落となりました。
S&P500株価指数は8ポイント高の6,305ポイントで反発、ナスダック総合株価指数は78ポイント高の20,974ポイント高で6日続伸となりました。2指数はともに最高値を更新しています。
2.経済指標等
18日に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数の7月速報値は、市場予想・前回結果を上回り、消費者マインドの改善がみられました。21日に発表された景気先行指数は、前月比0.3%の悪化となり、市場予想・前回結果よりも悪化となり先行きの不透明感が示されています。
3.業種別動向
前日のS&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇しました。中でもコミュニケーション・サービスが1%超上昇となり、ほかの6業種も1%未満の上昇となりました。一方、エネルギーは1%程度下落したほか、残る3業種も小幅に下落しました。
4.個別銘柄動向
前日のダウ平均構成銘柄は30銘柄中13銘柄が上昇となりました。中でもベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]は、2025年4?6月期決算が携帯端末の好調な販売などを受けて売上高が市場予想を上回ったことに加え、通期の収益見通しを引き上げたことが好感され、4%以上の上昇となりました。そのほかの銘柄では、ナイキ[NKE]が2%程度の上昇となり、アマゾン・ドットコム[AMZN]とホームデポ[HD]が1%以上の上昇となりました。一方で、アメリカン・エキスプレス[AXP]とトラベラーズ・カンパニーズ[TRV]が1%以上の下落となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、決算発表を控えるアルファベット[GOOGL]が買われ、2.7%上昇となりました。オンライン決済サービスを提供するブロック[XYZ]は新たにS&P500株価指数の構成銘柄に採用されたと伝わったことで、7.2%上昇となりました。一方で、第2四半期決算が市場予想を下回ったドミノ・ピザ[DPZ]は0.8%下落となりました。
5.為替・金利等
前日の長期金利は、0.04%低い4.38%となりました。22日朝方のドル円は147円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
先週末から昨日にかけての米国市場は高安まちまちながら、底堅い推移となりました。日本では20日の参議院選挙にて与党が過半数の議席を獲得できず、政局の不安定さが露呈するも、足元のドル円は事前の予想に沿った結果から小幅な円高で推移しています。目先の注目点は8月1日に迫る関税交渉になると考えられ、本日の日本市場は買い材料に欠けることから、上値の重い展開が予想されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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