【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 44,502.44 △179.37 (7/22)
NASDAQ: 20,892.69 ▼81.49 (7/22)
1.概況
ダウ平均は15ドル高の44,338ドルで取引を開始しました。米国とフィリピンが貿易協定で合意に至ったと伝わったことや、トランプ米大統領とベッセント財務長官が任期終了前にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長を解任することを否定したことなどを株式市場は好感し、ダウは徐々に上げ幅を拡大する展開となりました。出遅れが目立っていたディフェンシブ銘柄に買いが入ったことで堅調な推移となったダウは179ドル高の44,502ドルと3日ぶりに反発で取引を終えました。
S&P500株価指数は4ポイント高の6,309ポイントで続伸、連日で最高値を更新しました。一方で、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は7日ぶりに反落となる81ポイント安の20,892ポイントで取引を終えました。
2.経済指標等
リッチモンド連銀製造業指数は、市場予想・前回結果を大きく下回るマイナス20と発表されました。2024年8月以来の低水準と、製造業の活動状況の悪化が示されています。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち9業種が上昇しました。ヘルスケアと不動産といったディフェンシブセクターが買われ、それぞれ1%超の上昇となりました。公益事業や素材も1%以上の上昇となっています。一方で、2業種が下落となり情報技術は1%以上の下落、コミュニケーション・サービスは小幅安でした。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は、30銘柄中20銘柄が上昇となりました。アムジェン[AMGN]が3%以上の上昇と大幅高となったほか、メルク[MRK]、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]、プロクター・アンド・ギャンブル[PG]が2%以上の上昇となりました。一方で、エヌビディア[NVDA]が2%以上下落し、スリーエム[MMM]が1%程度の下落となりました。
ダウ平均構成銘柄以外ではオープンAIとオラクル[ORCL]、ソフトバンクグループ(9984)が共同で進めるAIインフラ計画である「スターゲート」の苦戦が報じられたことで、ハイテク株銘柄が売られ、マイクロン・テクノロジー[MU]が3.5%安、パランティア・テクノロジーズ[PLTR]が1.8%安となりました。一方で、明日に決算を控えるアルファベット[GOOGL]は決算に先立って買いが入り0.7%高となりました。また、自動車メーカーのゼネラルモーターズ[GM]はトランプ関税の影響から利益を11億ドル押し下げ、今四半期にもその影響があると伝わったことで売りが優勢となり8.1%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日から0.04%低い4.34%となりました。23日朝のドル円は146円台半ばで推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
前日の米国市場は高安まちまちの結果となりました。ここのところ好調であったハイテク株に売りがでたことから、日本市場でも半導体関連銘柄などに売りが出てのスタートが予想されます。
また、明日の明け方にはアルファベット[GOOGL]やテスラ[TSLA]といったテック大手の決算を控えることも、日本のハイテク関連銘柄にいったんの利益確定の売り材料になると考えられるでしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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