東京市場まとめ
1.概況
日経平均は39円安の41,029円と小幅に反落して寄付きました。前日の米国市場は主要3指数が揃って下落となり、日本市場でも売りが優勢でのスタートとなりました。値がさの半導体関連銘柄などに売りが出たことで下げ幅を拡大して推移し、9時27分には481円安の40,588円をつけ本日の安値を更新しました。その後は持ち直し、徐々に下げ幅を縮小し、155円安の40,914円で前引けとなりました。
後場も引き続き、軟調な推移となりました。今晩に発表される7月の米雇用統計を控え、積極的な買いが控えられたほか、週末を前にした持ち高調整の売りも指数を下押ししました。後半も主だった材料に欠けた日経平均は最終的に270円安の40,799円で大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が3日続伸、0.3%高で取引を終えました。
2.個別銘柄等
東京エレクトロン(8035)は一時ストップ安水準となる18.3%安の22,330円をつける大幅安となりました。7月31日、2026年3月期(今期)の当期純利益が前期比18%減の4,440億円になる見通しだと発表し、従来予想であった5,660億円(同4%増)から下方修正し、一転最終減益となることや、市場予想を下回るガイダンスが嫌気され売りが出ました。
富士電機(6504)は14.2%高の8,652円をつけ大幅反発となりました。7月31日に、2026年3月期(今期)の営業利益が前期比5.8%増の1,245億円を見込むと発表し、従来予想から上方修正し、また5年連続で過去最高を更新する見通しと、市場予想を上回るガイダンスを好感した買いが集まりました。
日本たばこ産業(2914)は6.2%高の4,585円をつけ3日続伸となりました。7月31日、2025年12月期(今期)の通期業績見通しと配当予想の引き上げを発表し、これを好感した買いが入りました。年間配当を従来予想から14円引き上げ、208円(前期は194円)と見込まれています。
日立製作所(6501)は8.8%安の4,283円を3日ぶりに反落となりました。7月31日、2026年3月期の第1四半期決算は、調整後営業利益が前年同期比6.8%増の2,110億円と市場予想並みの結果を発表するも、目先の好材料出尽くし感に加え、好業績への期待から株価は前日に株式分割考慮ベースの上場来高値を付けていたこともあって、売りが優勢となりました。
セリア(2782)は2.4%高の2,875円をつけ反発となりました。7月31日、2026年3月期(今期)の営業利益が前期比5.6%減の159億円を見込むと発表し従来予想の153億円から上方修正となったことを好感した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は週間で1.6%安で取引を終えました。前の週に1,600円程上昇していた反動や、決算ウィークを迎える中、主力株の売りが目立ちました。
来週に向けて、今晩の米雇用統計に注目が集まります。非農業部門雇用者数は前月から10.8万人増加することが見込まれており、前回結果からペースダウンが見込まれるも底堅い水準と予想されています。また、大引け後には、任天堂(7974)やKDDI(9433)の決算が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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