東京市場まとめ
1.概況
先週末の米国市場は雇用統計が労働市場の軟化を示し、主要3指数が揃って下落となった流れを引き継ぎ、日経平均は680円安の40,118円と続落して寄付きました。早々に節目の40,000円を割り込むと、9時3分に949円安の39,850円をつけ本日の安値を更新しました。その後も半導体や銀行など幅広い銘柄に売りが出て、安値圏でもみ合いの展開となった日経平均は664円安の40,134円で前引けとなりました。
後場は米株価指数先物やアジア株が上昇したことを背景に日経平均は下げ幅を縮小しての推移となりました。一時は900円強下げていた日経平均は、最終的に508円安の40,290円で取引を終えました。
新興市場では東証グロース250指数が4日続伸、小幅高で取引を終えました。
2.個別銘柄等
任天堂(7974)は5.1%高の13,240円をつけ7日ぶりに反発となりました。1日に発表した2026年3月期の第1四半期決算は、営業利益が前年同期比4.4%増の569億円と、市場予想を上回り、6月から販売を開始した「Nintendo Switch2」がけん引した堅調な業績を好感する買いが入りました。
KDDI(9433)は4.2%安の2,426円をつけ3日ぶりに反落となりました。1日発表した2026年3月期の第1四半期決算は、一時的な販促費の増加などを理由に、営業利益が前年同期比1.6%減の2,725億円となり、市場予想を下回る内容を嫌気した売りが出ました。
日東紡績(3110)はストップ安水準となる15.4%安の5,500円をつけ大幅続落となりました。1日に発表した2026年3月期の第1四半期決算は、営業利益が前年同期比10.0%増の42億と堅調な業績を発表するも、通期予想は据え置きました。市場の一部では通期予想の上方修正などの思惑も広がっていたため、期待が先行した反動から売りが殺到しました。
山崎製パン(2212)は7.2%高の3,362円をつけ3日ぶりに反発となりました。2025年12月期(今期)の当期純利益が従来予想の370億円から上方修正し、前期比5.5%増の380億円になるとの見通しを発表し、堅調な業績推移を好感した買いを集めました。
電子機器や防衛システムメーカーの日本アビオニクス(6946)はストップ高水準となる16.0%高の5,120円をつけ年初来高値を更新しました。1日に発表した2026年3月期の第1四半期決算は、純利益が前年同期比2倍となる3.88億円となり、大幅な増収増益を好感した買いが殺到しました。IR担当は防衛関連システムの受注が前倒しで入ってきているとコメントしています。
VIEW POINT: 明日への視点
米景気への懸念から、日経平均は序盤に大きく下落するも、後場にかけて下げ幅を縮小しました。雇用統計の悪化を受けて、FRB(米連邦準備制度理事会)による早期利下げ観測が高まっています。
明日に向けて、注目の材料は大引け後の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の決算発表があげられます。また、足元の米株価指数先物は上昇しており、今晩の米国市場にも持ち直しが見られるか注目です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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