東京市場まとめ
1.概況
前日の米国株安を受けて、日経平均は119円安の40,430円で寄付きました。ハイテク株が売られる一方で、自動車などの輸出関連銘柄が指数を支え、序盤は前日終値付近で推移しました。決算銘柄が物色され、中ごろから上げ幅を拡大し、253円高の40,802円で前引けとなりました。
後場は高値圏で取引を開始すると、13時8分に301円高の40,850円をつけ、本日の高値を更新しました。その後は伸び悩み、中ごろは40,700円台で一進一退の推移となりました。大引けにかけて再び上昇しましたが、最終的には245円高の40,794円で大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が取引時間中に年初来高値を更新しましたが、終値は0.5ポイント安となり、6日ぶりに反落しました。
2.個別銘柄等
ニチレイ(2871)は一時、10.9%安の1,628円をつけ年初来安値を更新しました。5日、2026年3月期の第1四半期決算にて、売上高は前年同期比0.2%減の1,707億円、営業利益は同8.9%減の86億円と減収減益となったことを発表し、また利益水準が市場予想を下回ったことが嫌気され、売りが優勢となりました。
三井不動産(8801)は5.9%高の1,492.5円をつけ6日続伸となりました。5日発表した2026年3月期第1四半期決算は、営業利益が前年同期比58.1%増の1,601億円、純利益が91.1%増の1,242億円と、営業利益、純利益ともに同期間としては過去最高益となり、これを好感した買いが入りました。
メルカリ(4385)は6.9%安の2,155円をつけ3日続落となりました。5日、2026年6月期(今期)のコア営業利益が前期比1.5~16.1%増の280億~320億円になる見通しだと発表し、46.1%増の275億円であった前期から伸びが鈍化する見込みで、減速を嫌気した売りが優勢となりました。
技術者のアウトソーシング事業を展開するテクノプロ・ホールディングス(6028)は2.0%安の4,876円をつけ反落となりました。米投資ファンドのブラックストーン[BX]が、同社をTOB(株式公開買い付け)により買収する方針を固めたと伝わり、TOB価格は前日終値(4,977円)を下回る4,900円弱とされたことで、時価を下回る価格でのTOBを警戒した売りが出ました。
串カツ田中ホールディングス(3547)は一時8.7%高の2,227円をつけ年初来高値を更新しました。5日、7月の既存店売上高が前年同月比15.8%増であったと発表し、9ヶ月連続で前年実績を上回る堅調な業績動向を好感した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は245円高で続伸となりました。半導体関連銘柄は売りが目立つも、主力株全般に買いが入りました。ここのところ決算銘柄への物色が続く中で、明日も同様の展開が予想されます。
本日はエムスリー(2413)、本田技研工業(7267)、花王(4452)、資生堂(4911)の決算発表が大引け後に予定されているほか、米国ではウォルト・ディズニー[DIS]やマクドナルド[MCD]、ウーバー・テクノロジーズ[UBER]などが決算発表予定です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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