【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 43,968.64 ▼224.48 (8/7)
NASDAQ: 21,242.70 △73.27 (8/7)
1.概況
前日の米国市場は、高安まちまちの結果となりました。ダウ平均は、236ドル高の44,430ドルで取引を開始しました。新規失業保険申請件数や期待インフレの高止まりを示す経済指標が発表され、これらが市場予想を下回ったこともあり、景気減速懸念が重荷となりました。一方で、決算はまちまちな結果となり、市場の支援材料にはなりませんでした。
ダウ平均は、序盤は堅調な推移となるもその後は下落に転じると、方向感の定まらない値動きが続く中、終盤には安値圏で推移しました。結局、224ドル安の43,968ドルで終え、反落しました。
また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は73ポイント高の21,242ポイントで取引を終え、続伸となりました。S&P500株価指数は5ポイント安の6,340ポイントで取引を終え、反落しました。
2.経済指標等
先週一週間の米新規失業保険申請件数は、前週比8,000件増の22万6,000件となり、市場予想以上に悪化しました。ニューヨーク連銀が公表した7月の消費者調査では、1年後の予想インフレが前月の3.0%から3.1%に上昇し、インフレの上振れリスクが意識される結果となりました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇しました。公益事業が1%以上の上昇となったほか、生活必需品や素材などが1%未満の上昇となりました。一方で、5業種が下落となり、ヘルスケアや金融が1%以上の下落となり、コミュニケーションサービスやエネルギーなどが1%未満の下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄では、30銘柄中14銘柄が上昇となりました。特にアップル[AAPL]が3%超上昇したほか、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]とコカコーラ[KO]など計5銘柄が1%台の上昇となっています。
一方で、16銘柄が下落となりました。セールスフォース[CRM]が3%超下落となり、下落率トップとなりました。建設機械大手のキャタピラー[CAT]とビザ[V]が2%以上の下落となっています。そのほか、前日に決算発表を実施したウォルト・ディズニー[DIS]は連日で売られ、2%に近い下落となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、エアビーアンドビー[ABNB]は第2四半期決算で市場予想を上回りましたが、CFO(最高財務責任者)が今下半期の成長鈍化を予想したことを懸念して8.0%安となりました。イーライ・リリー[LLY]は、治験中の肥満治療薬が競合他社より劣ると伝わったことが株価を下押しし14.1%安となりました。
5.為替・金利等
米長期金利は前日から0.01%高い4.25%となりました。8日朝のドル円は、147円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
前日の米国市場は高安まちまちの結果となりました。エヌビディア[NVDA]などハイテク株が買われた流れを受けて、日本市場も最近軟調であった半導体関連銘柄などへの買いが優勢で始まると予想されます。
本日も取引時間中に東レ(3402)やENEOSホールディングス(5020)など主要銘柄の決算発表が予定されており、決算銘柄への物色が続くと考えられます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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