【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 45,514.95 △114.09 (9/8)
NASDAQ: 21,798.70 △98.31 (9/8)
1.概況
前日の米国市場は主要3指数が揃って反発となりました。FRB(米連邦準備制度理事会)が来週にも利下げをするとの観測や一部には利下げ幅が0.5%となる予想が投資家心理を支え、ハイテク株や消費関連株に買いが入りました。
ダウ平均は29ドル高の45,430ドルで取引を開始しました。序盤は弱含むも、次第に持ち直しプラス圏で推移しました。一方で、今週発表される米物価指標の内容を見極めたいといった思惑から、中ごろには売りが優勢となり、再び下げに転じる場面がみられました。取引終了にかけて買いが入ったダウ平均は最終的に114ドル高の45,514ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は史上最高値を更新する98ポイント高の21,798ポイントで取引を終えました。S&P500株価指数も13ポイント高の6,495ポイントと反発して取引を終えています。
2.経済指標等
ニューヨーク連銀が発表した8月の消費者調査では、期待インフレ指標や雇用関連指標が発表される中で、現在職を失った場合に3ヶ月以内に再就職できると予想する割合が44.9%と前月の50.7%から急低下しました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち5業種が上昇しました。情報技術が0.7%高でセクターの騰落率トップも、5セクターすべてが1%未満の上昇となりました。一方で、6業種が下落となり、公益事業が1.1%安で下落率トップとなりました。不動産やコミュニケーション・サービスなどそのほか5業種は1%未満の下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中15銘柄が上昇となりました。アイビーエム[IBM]が3.0%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ウォルマート[WMT]、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]、アマゾン・ドットコム[AMZN]の3銘柄が1%以上の上昇となりました。一方で15銘柄が下落し、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が2.4%安となり下落率トップとなりました。アムジェン[AMGN]が1%台前半の下落となったほか、そのほか13銘柄は1%未満の下げとなりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、新たにS&P500株価指数の構成銘柄に組み入れられることが明らかとなった広告テクノロジープラットフォームを展開するアップラビン[APP]は、11.6%高となりました。同じく組み入れとなるとされた金融のロビンフッド・マーケッツ[HOOD]も15.8%高となりました。ダウンジャケットなどの衣料小売であるカナダ・グース・ホールディングス[GOOS]はアナリストの投資判断引き上げを受けて12.7%高で取引を終えました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日から0.03%低い4.04%となりました。利下げ期待の高まりが、長期金利を押し下げました。9日朝のドル円は147円台半ばで推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
前日の米国市場は主要3指数が揃って反発し、ハイテク株への買いが優勢となりました。これを受けて日経平均は上昇してのスタートが予想されます。
一方で、日米金利差の縮小から、ドル円は円高方向に推移しており、輸出関連銘柄には逆風となるでしょう。また自民党総裁候補の報道など詳細が明らかとなった際には株式市場のボラティリティーを高める可能性があるでしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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