【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 48,908.72 ▼592.58 (2/5)
NASDAQ: 22,540.59 ▼363.99 (2/5)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って下落となりました。ソフトウェア銘柄を中心に、ハイテク株安が続いており、投資家のリスク回避姿勢が明らかとなったほか、ビットコインの下落なども相場の重荷となりました。
ダウ平均は反落して取引を開始すると、序盤は下げ幅を拡大する展開となりました。日本時間1時14分には48,829ドルまで下げ、この日の安値を更新すると、その後は下げ渋りました。中ごろにかけて持ち直しましたが、相場全体のリスク回避姿勢が顕著であったことから取引終了にかけて再び下げ幅を拡大し、最終的には592ドル安の48,908ドルで反落となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は363ポイント安の22,540ポイントで3日続落、S&P500株価指数も84ポイント安の6,798ポイントで3日続落となりました。
2.経済指標等
2026年1月のチャレンジャー人員削減数は前年同月比117.8%増と大きく上昇しました。また、新規失業保険申請件数は231千件と市場予想(210千件)を上回ったほか、前回結果(209千件)からも上昇となりました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち2業種が上昇しました。生活必需品が0.3%高、公益事業が0.1%高となりました。一方で9業種が下落し、素材が2.8%安、一般消費財・サービスが2.6%安となりました。そのほか、情報技術が1.7%安など計3業種が1%台の下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中12銘柄が上昇しました。トラベラーズ・カンパニーズ[TRV]が1.7%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。コカ・コーラ[KO]とシスコシステムズ[CSCO]が1.5%高で続き、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が1.4%高となりました。一方でアナリストの投資判断引き下げを受けたマイクロソフト[MSFT]が5.0%安となりました。セールスフォース[CRM]が4.8%安、アマゾン・ドットコム[AMZN]が4.4%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、決算を発表したアルファベット[GOOGL]が一時8.7%安となりました。2025年10-12月期の決算は売上高などが市場予想を上回りましたが、2026年12月期の設備投資計画が市場予想を大きく上回ったことが不安視されました。もっとも取引終了にかけて持ち直し、終値では0.5%安となりました。そのほか、ビットコインの下落をうけコインベース・グローバル[COIN]が13.3%安、ロビンフッド・マーケッツ[HOOD]が9.9%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日比0.09%低い4.18%となりました。6日朝のドル円は157円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場はアンソロピックのAIがソフトウェアを代替するといった報道以降、ハイテク株が軟調な推移となっています。6日朝時点のドル円は157円台まで円安に戻してきており、この点は国内の輸出関連銘柄の支えとなりそうですが、米国株安を受け寄付きの日本市場は小動きとなりそうです。日中にはトヨタ自動車(7203)や伊藤忠商事(8001)の決算発表が注目材料です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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