東京市場まとめ
1.概況
日経平均は448円高の56,812円と続伸して寄付きました。序盤から上げ幅を拡大する展開となり、前場は急ピッチで上昇しました。10時38分には57,960円のこの日の高値をつけ、史上初となる58,000円をうかがう水準まで上昇しました。その後も高値圏で推移し、前引けは1,562円高の57,926円となりました。
後場はやや上げ幅を縮小し、57,800円台を上値に一進一退に推移しました。祝日前であったことから、利益確定の売りが出たことも上値を重くしましたが、最終的には1,286円高の57,650円と3日続伸、連日で最高値を更新しました。
TOPIXは71ポイント高の3,855ポイントで同じく最高値を更新、新興市場では東証グロース250指数が18ポイント高の733ポイントで続伸となりました。
2.個別銘柄等
リクルートホールディングス(6098)は2.9%高の7,360円をつけ続伸となりました。9日、2026年3月期(今期)の当期純利益が従来予想から326億円上方修正する、前期比18%増の4809億円になり最高益を更新する見込みと発表し、市場予想も上回るガイダンスが好感され買い優勢となりました。
メルカリ(4385)は一時13.1%高の3,645円をつけ昨年来高値を更新しました。9日、2026年6月期(今期)のコア営業利益が前期比16-31%増の320億-360億円のレンジを見込むと発表し、従来予想(280億-320億円)からの上方修正を好感した買いが入りました。
マツダ(7261)は一時12.9%高の1,368.5円をつけ昨年来高値を更新しました。10日、2026年3月期の第3四半期決算は、最終損益が147億円の赤字(前期は905億円の黒字)となったものの、市場予想よりも赤字幅が縮小されたことが好感されたほか、今後の採算改善を期待した買いが株価を押し上げました。
学生寮などの施設管理・運営を手掛ける共立メンテナンス(9616)は4.4%安の2,715.5円をつけ4営業日ぶりに反落となりました。9日、2026年3月期の第3四半期決算にて、営業利益が前年同期比7%増の190億円と増益決算となったものの、市場予想を下回ったことが失望売りにつながりました。
ゴムホース・工業用ゴム製品メーカーのタイガースポリマー(4231)は一時17.3%高の1,180円をつけ昨年来高値を更新しました。9日、2026年3月期(今期)の当期純利益が従来予想の18億円から上方修正し、前期比35%減の22億円を見込むとしたほか、発行済み株式総数(自己株式を除く)の4%にあたる80万株、金額にして5億円を上限とする自社株買いも発表したことで、これらを好感した買いが優勢となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
明日は祝日とあって、後場は伸び悩みましたが日経平均は連日で最高値を更新しました。急ピッチでの上昇から高値警戒感は燻りますが、選挙で大勝した高市内閣の政策など先行きへの期待感から海外勢を中心とした買いが見られます。
12日の材料としては、国内では本日の大引け後の本田技研工業(7267)やSUMCO(3436)、シャープ(6753)といった企業の決算発表のほか、米国では今晩発表されるコカ・コーラ[KO]やスポティファイ・テクノロジー[SPOT]、明日11日に発表されるマクドナルド[MCD]などの決算内容に注目です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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