東京市場まとめ
1.概況
日経平均は229円高の61,913円と続伸して取引を開始しました。昨日、ダウ平均が最高値を更新するなどの米国市場の好調を引き継ぎ買いが先行する形となりました。寄付き直後に158円高の61,842円となりこの日の安値をつけましたが、その後は上昇を続け、1,410円高の63,094円で前引けとなりました。
後場も上昇を続け、14時28分には1,748円高の63,432円をつけこの日の高値をつけました。以降も堅調な推移を続け1,654円高の63,339円と、大幅続伸で取引を終え、最高値を更新しました。
2.個別銘柄等
キオクシアホールディングス(285A)は3.7%高の57,400円をつけ3日続伸となりました。前日の米国市場で、半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸しており、メモリー関連の上昇が日本市場の関連銘柄に波及しているようです。同社と工場を共同運営するサンディスク[SNDK]も10.7%高となっています。
ミスミグループ本社(9962)は4.6%高の3,376円をつけ続伸しました。国内証券が21日付で目標株価を従来の4,500円から5,600円に引き上げたことが材料となり買いが集まりました。アナリストはデジタル化で部品調達を効率化するデジタルシフト事業の成長加速により長期的な成長期待が株価に織り込まれる、と指摘しました。
ニデック(6594)は3.2%高の2,715円をつけ続伸しました。同社の岸田社長が、足元の業績はデータセンター関連を中心に引き続き好調である旨の発言をしたことをブルームバーグ通信が報じました。同社は会計不正や品質問題が浮上していましたが、業績をめぐる過度な懸念が和らぐ期待から買いが集まる形となりました。
HPCシステムズ(6597)は17.6%高の3,370円をつけストップ高水準となりました。米国で量子コンピューターなどを手掛ける企業への計20億ドルの出資が発表されたことで、国内でも同様の支援策が打ち出される期待から買いが集まりました。
フジクラ(5803)が7.8%高の4,850円をつけ大幅続伸となりました。同社は14日の決算発表後、ストップ安水準で売られる場面もあるなど上場来高値から一時、半値程度まで下落していました。19日には中期経営計画を発表していましたが、下落に歯止めがかかりませんでした。しかし、21日に国内証券が目標株価を従来の4,167円から6,000円に引き上げたことや、直近の急落による割安感が意識され買いが集まりました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は2.7%高の63,339円で続伸となりました。人工知能(AI)や半導体関連株が上昇したことが指数を押し上げ最高値を更新する展開となりました。来週にむけて、今夜は米国でウォラー理事の講演があり同氏は4月の講演で短期的な利下げには慎重姿勢を示していることからその発言が注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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