東京市場まとめ
1.概況
日経平均は319円高の63,658円と続伸して取引を開始しました。米国とイランが戦闘終結に向け、近く合意するとの期待感が買い材料となりました。序盤から上げ幅を拡大すると、早々に64,000円台をつけ、更には寄付きから1時間足らずで65,000円台を超えて推移しました。前引けは1,803円高の65,142円となりました。
後場も65,000円を上回り、横ばい圏での推移となりました。堅調な推移となった日経平均は最終的に1,819円高の65,158円と史上最高値を更新して取引を終えました。
TOPIXも最高値更新となる50ポイント高の3,942ポイントで3日続伸、新興市場では東証グロース250指数が15ポイント高の843ポイントで同じく3日続伸となりました。
2.個別銘柄等
フジクラ(5803)はストップ高水準となる14.4%高の5,550円をつけ大幅続伸となりました。足元の株高を主導してきた人工知能(AI)・半導体関連株の物色意欲が旺盛となるなか、株価が底入れしたとの見方から、値ごろ感を意識した買いが入りました。
INPEX(1605)は4.7%安の3,658円をつけ、4日続落となりました。23日、米ニュースサイトのアクシオスはホルムズ海峡の通航が再開され、核問題について交渉を続けるため米国とイランが60日間の停戦期間を設ける案を検討していると報じました。ホルムズ海峡が開放されるとの思惑から原油相場の先高観が後退したことで、同社への業績下押し懸念が売り材料となりました。
太陽誘電(6976)はストップ高水準となる16.5%高の10,605円をつけ、連日で上場来高値を更新しました。人工知能(AI)サーバー向けの需要が旺盛な積層セラミックコンデンサー(MLCC)の値上げで採算が改善するとの期待が高く、これを材料視した買いが入りました。
ゼンショーホールディングス(7550)は4.4%安の7,499円をつけ、反落しました。AI・半導体関連に資金が一段と集中する一方、コスト高による業績の先行き懸念が根強い外食株には売りが出ました。
オンコリスバイオファーマ(4588)はストップ高水準となる18.0%高の3,300円をつけ大幅上昇しました。22日、食道がん向け治療薬「テロメライシン」の製造販売承認が厚生労働省の専門家部会で21日に了承されたと発表しました。先週22日はストップ高まで上昇しており、連日で同材料を評価した買いが続きました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均、TOPIXともに史上最高値を更新し取引を終えました。今晩の米国市場はメモリアルデーのため、株式・債券市場ともに休場となります。そのため、材料難となる展開が見込まれますが、本日が大きく上昇した背景もあり、利益確定の売りには注意したいところです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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