◆今日の内容を10秒でチェック!
・日経平均は大幅反落…中東情勢に懸念、ハイテク株の一角に売り
・ヤマダHD・エディオン統合報道、テレ朝HDは株主に野村絢氏
・省人化に貢献「産業用ロボット・自動化システム」関連銘柄
【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
大幅反落…中東情勢に懸念、ハイテク株の一角に売り
【今日の相場】
日経平均株価は大幅反落! 3日の米国市場ではNYダウが6日ぶりに、ナスダック総合指数やS&P500指数は10日ぶりに反落した。米国とイランの攻撃の応酬で、中東情勢をめぐる不透明感から原油価格が上昇するとともに、株には売りが出た。今日の日経平均株価もこうした流れを引き継ぎ、前場の取引終盤に一時6万6920.80円(-1481.33円)まで下落。半導体の米ブロードコムが決算を受けて時間外取引で急落し、東京市場でもハイテク株の一角に売りが広がった。また、日銀が6月の金融政策決定会合で利上げを検討するとの報道も重荷になったようだ。もっとも東京エレクトロンやアドバンテストには買いが入り、日経平均株価を下支えした。
ブロードコムが時間外取引で急落したことを受け、今晩の米国市場では他のハイテク株への影響が警戒されそうだ。また、米連邦議会下院はイラン攻撃から米軍を撤収するよう要求する決議案を可決したと伝わっており、中東情勢をめぐる動向や市場反応にも注目だ。
【日経平均】67470.69円↓↓(-931.44円)
【グロース250】 743.77↓↓(-20.25)
【NYダウ】50687.07ドル↓↓(-620.72ドル、3日)
【ナスダック】26853.976↓(-239.925、3日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【今日の話題株】
◆ヤマダホールディングス(9831)
650円(+36.3円)
年初来高値を更新。エディオンと経営統合する方針と報じられ、会社側も「経営統合について検討していることは事実」と公表した。5日の取締役会で決議する予定という。ヤマダHDをめぐっては、「物言う株主(アクティビスト)」として知られる村上世彰氏の長女、野村絢氏が3月末時点で2.16%の株を保有していることが明らかになっている(5月29日号参照)。
◆テレビ朝日ホールディングス(9409)
3280円(+165円)
26日に開催される定時株主総会の招集通知で、野村絢氏がテレ朝HD株1.86%を保有していることが明らかになった。第8位株主となる。野村氏は一時、フジ・メディア・ホールディングスの筆頭株主となった経緯がある。テレ朝HDのPBR(株価純資産倍率)は1倍を下回っており、フジHDの際と同様に保有資産の売却などを求めるとみられている。
◆ソフトバンクグループ(9984)
7377円(-938円)
大幅続落し、下落率は11%を超えた。AI(人工知能)関連の中心的な銘柄として買いを集め、一時はトヨタ自動車を抜いて時価総額トップとなっていた。ただ、急ピッチの株価上昇に対する過熱感もあり、今日は利益確定のための売りが広がった。米アンソロビックのIPO(新規株式公開)申請が伝わり、ソフトバンクGが出資する米オープンAIとの競争激化も意識されているようだ。
【2】木曜コーナー「今日の注目株」
「産業用ロボット・自動化システム」で省人化へ!
今回は「産業用ロボット・自動化システム」に注目だ。6月11~13日に中部地区最大級の産業用ロボットと自動化システムの展示会「ロボットテクノロジージャパン 2026」が開催される。工場、物流拠点、店舗、研究所などBtoB(企業向け)で使用するロボットやシステムが対象。産業用ロボット本体やその周辺機器の展示ゾーンや、ロボットの設置やシステム構築を担当する「ロボットシステムインテグレーター」専用の展示ゾーンを設ける。生産現場・物流拠点の自動化、省人化に関する数々の課題を解決する展示会となる。
産業用ロボットを導入する最大のメリットが「省人化」だ。ロボットが人間に代わり生産工程を担当することで作業員を減らし、重要な作業に最適な人員配置ができるため、労働力確保と運用コスト削減につながる。少子高齢化で人材確保が困難になっている現状、産業用ロボットの活用が課題解決のカギを握っていると言える。
ファナックはロボットテクノロジージャパンで、AI(人工知能)技術の一種である「フィジカルAI」や、協働ロボット「CRXシリーズ」の新たなアプリケーションなどを提案する。また、YUASAは最新のロボティクス連携による「オートメーションフロー」と、現場の課題を解決する初公開の「フィジカルAI」、そして「現役豊田高専生との共創」という3つの柱で、新しいものづくりのあり方を提案する。

上の表には、「産業用ロボット・自動化システム」関連銘柄を挙げた。前出のファナックは米エヌビディアと連携し、産業用ロボットのフィジカルAI実装を推進。5月には米アルファベット傘下のグーグルとも協業すると発表(5月14日号参照)し、FA(ファクトリーオートメーション)大手としてフィジカルAI分野の中核的銘柄との位置づけが高まっている。
安川電機の自律型AIロボット「MOTOMAN NEXT」は、AIが自身のカメラやセンサーからの情報をもとに状況を認識・判断する産業用ロボットだ。形や大きさが異なる食品の扱いや、「きれい」「問題なさそう」といった人の感性が必要な仕分けなど、これまで自動化が困難だった作業にも対応できるという。
■ファナック株価チャート/日足・6カ月
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