【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 52,925.15 ▼130.76 (7/7)
NASDAQ: 25,818.69 ▼302.47 (7/7)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って下落しました。中国のAIサービスであるDeepSeekが自社製半導体を開発するとの報道を受けて半導体関連銘柄に売りが広がり、フィラデルフィア半導体株指数は4.6%下落となりました。この流れが市場全体にも波及し、主要株価指数の下落につながりました。
ダウ平均は48ドル高の53,104ドルで取引を開始しました。寄付き直後に上昇し、日本時間22時32分に233ドル高の53,289ドルでこの日の高値をつけました。その後、下落に転じ、日本時間0時16分に281ドル安の52,774ドルでこの日の安値をつけました。以降は横ばい圏で推移し、引けにかけて下落幅を縮小したものの130ドル安の52,925ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は302ポイント安の25,818ポイント、S&P500株価指数は33ポイント安の7,503ポイントでいずれも反落しました。小型株で構成されるラッセル2000は27ポイント安の2,982ポイントでこちらも反落しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇、5業種が下落となりました。エネルギーが3.0%高、ヘルスケアが1.6%高、不動産が1.5%高となっています。一方で資本財・サービスが1.7%安、情報技術が1.6%安、素材が1.0%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中18銘柄が上昇しました。シェブロン[CVX]が3.5%高、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が3.1%高、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が2.4%高となりました。また、AIインフラへの投資拡大を進めるべく、ドル建て社債を少なくとも250億ドル調達することが報じられたアマゾン・ドットコム[AMZN]は0.8%高となりました。小売り大手のウォルマート[WMT]は牛ひき肉やポテトチップス等14品目の値下げを発表したことでトランプ大統領の称賛をうけ、0.8%高となりました。一方で12銘柄が下落し、キャタピラー[CAT]が3.1%安、ハネウェル・インターナショナル[HON]が2.7%安、シャーウィンウィリアムズ[SHW]が2.0%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.08%高い4.55%となりました。8日朝のドル円は162円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は半導体関連銘柄の下落が波及し揃って下落しました。また、中東情勢をめぐり再び緊張状態が生じており、ホルムズ海峡でタンカーに対する攻撃が発生したことを理由に、米国はイラン産原油の販売を認めた適用除外措置の取り消しを発表しました。そして、イランに対し強力な空爆を開始しており再び原油の安定供給への懸念が広がったことからWTI原油先物相場は72ドル台に達する場面もありました。
夜間の日経平均先物は850円安の67,570円で取引を終えており、米国市場での半導体関連銘柄の下落の流れをうけて本日の日本市場は売りが優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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