【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 52,348.39 ▼576.76 (7/8)
NASDAQ: 25,870.65 △51.96 (7/8)
1.概況
米国市場は高安まちまちの展開となりました。中東情勢をめぐり、トランプ米大統領は停戦が終了したとの認識を示した一方で、戦争が再開するとは思わないとも述べており、今後、停戦協議が継続されるか注目されます。
ダウ平均は166ドル安の52,758ドルで取引を開始しました。寄付きがこの日の高値となり、取引開始後は下落基調が続き、日本時間0時30分に855ドル安の52,069ドルでこの日の安値をつけました。その後は下落幅を縮小し、576ドル安の52,348ドルで取引を終了しました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は51ポイント高の25,870ポイントで反発、S&P500株価指数は21ポイント安の7,482ポイントで続落となりました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち2業種が上昇、9業種が下落となりました。エネルギーが1.5%高、情報技術が1.4%高となりました。一方で素材が2.5%安、金融が1.9%安、不動産が1.6%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中6銘柄が上昇しました。エヌビディア[NVDA]がアナリストの投資判断引き上げで3.7%高、シスコシステムズ[CSCO]が1.8%高、ウォルマート[WMT]が1.4%高となりました。一方で24銘柄が下落し、アメリカン・エキスプレス[AXP]が3.8%安、シャーウィンウィリアムズ[SHW]が3.4%安、ボーイング[BA]が2.9%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、ブロードコム[AVGO]はアップル[AAPL]と300億ドル規模の半導体提供の契約を結んだことが好感され4.8%高となりました。また、デルタ航空[DAL]やユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス[UAL]は中東情勢悪化に伴う原油価格高騰によりコスト増が懸念されたことでそれぞれ1.5%安、1.6%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.03%高い4.58%となりました。9日朝のドル円は162円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は高安まちまちの展開となりました。中東情勢をめぐり米国はイランに対して追加攻撃の可能性を示唆したほか、イラン側も米国に対し報復する可能性を示唆しており停戦の継続に大きな懸念が生じています。その影響でWTI原油先物は一時、76ドル台に達し、再び原油価格上昇の兆候が見られます。
夜間の日経平均先物は890円高の67,700円で取引を終えており、米国の半導体銘柄の上昇や押し目買いの流れをうけて本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。また、吉野家ホールディングス(9861)は2026年3-5月期の決算を8日発表し、純利益が前年同期比2.4倍の18億円と大幅増益となったことから、決算を受けた市場の反応が注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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