【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,966.03 ▼36.38 (10/19)
NASDAQ: 26,430.89 △290.85 (10/19)
1.概況
米国市場は高安まちまちの展開となりました。欧州での国債利回り上昇が波及し、米国の10年債利回りも上昇し、株式の割高感からダウ平均は下落しました。しかし、先週下落していたハイテク株では値ごろ感が広がり、押し目買いが入りました。
ダウ平均は23ドル安の51,978ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き直後に下落し、日本時間22時47分に138ドル安の51,863ドルでこの日の安値をつけました。その後、上昇に転じ日本時間0時28分に132ドル高の52,134ドルでこの日の高値をつけました。以降は前日終値を挟んだ展開が続きましたが、最終的に36ドル安の51,966ドルでこの日の取引を終え、続落となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は290ポイント高の26,430ポイント、S&P500株価指数は31ポイント高の7,690ポイントでいずれも反発しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち4業種が上昇、7業種が下落となりました。一般消費財・サービスが2.7%高、情報技術が1.2%高、コミュニケーション・サービスが0.3%高となりました。一方で、公益事業が2.0%安、不動産が1.2%安、金融が0.8%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中12銘柄が上昇しました。アマゾン・ドットコム[AMZN]は外資系金融機関のアナリストがクラウド事業の成長期待などから投資判断を引き上げたことが好感され5.0%高となり、構成銘柄中の上昇率トップとなりました。続いて、アイビーエム[IBM]が1.8%高となりました。また、エヌビディア[NVDA]は出資先の英AIクラウド企業のエヌスケールが米AI開発企業のアンソロピックにコンピューティング能力を提供する追加契約について協議していることが明らかとなり1.4%高となりました。そのほか、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]も1.4%高となりました。一方で18銘柄が下落し、ジェイピー・モルガン・チェース[JPM]、アムジェン[AMGN]が1.8%安、スリーエム[MMM]が1.7%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.07%高い5.14%となりました。20日朝のドル円相場は158円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国債利回り上昇による株式の割高感とハイテク株への投資過剰懸念が後退したことによる値ごろ感から売り買いが交錯する展開となり、米国主要3指数は高安まちまちの展開となりました。半導体関連株が買われ、8日連続で下落していたフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1.6%高と反発しました。
夜間の日経平均先物は140円安の64,840円で取引を終えました。ただ、日経平均はハイテク株の寄与度が大きいことから、それらの銘柄の米国市場での上昇の流れを受けて本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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