スマートフォンは、現代人にとって必需品とも言えるツールだ。インターネットやアプリ、電話やメールなど、さまざまなことができるため、それなりに月額利用料がかかるのは仕方がないと考える人もいるはずだ。
MMD研究所が2016年3月16日に発表した「2017年携帯電話の利用料金に関する調査」によると、大手3キャリア(au、ソフトバンク、ドコモ)ユーザーの場合は、スマートフォンの平均月額利用料は7876円、格安SIMユーザーの場合は平均月額利用料が2957円となっている。
一方、筆者はドコモユーザーだが、スマートフォンの利用料は毎月5000円ほどとなっている。前述のデータから考えると、筆者のスマートフォンの利用料は安いほうだ。
これを年間で考えると、以下の金額になる。
■スマートフォン利用料の平均額 | ||
月額 | 年額 | |
大手3キャリアの平均 | 7876円 | 9万4512円 |
格安SIMの平均 | 2957円 | 3万5484円 |
筆者のスマートフォンの平均(ドコモ) | 5013円 | 6万156円 |
※MMD研究所の「2017年携帯電話の利用料金に関する調査」より。 |
大手3キャリアユーザーの平均は年間9万5000円ほど、格安SIMユーザーでも年間3万5000円ほどだ。ドコモユーザーの筆者の場合は、毎月5000円ほどなので、年間では6万円ほどになる。つまり、大手キャリアの平均的なユーザーは、1年間に筆者より約3万円、平均的な格安SIMユーザーより約6万円、多く支払っていることになる。
しかし、スマートフォンを使うために、大手キャリアには高額な“年会費”を払っているにも関わらず、年会費1万円のクレジットカードと聞くと、「高すぎる!」と思う人は多いだろう。年会費2万円以上のクレジットカードとなると、「意味がわからない」と思うのではないだろうか。
例えば、年会費2万円ほどのクレジットカードには、「エポスプラチナカード」や「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」などがあるが、そのような人は、「エポスプラチナカード」のインビテーションが来てもスルーするはずだ。
スマートフォンは便利なので利用料がかかるのは仕方ないが、クレジットカードは年会費無料のものがあることを考えると、わざわざ年会費を払う必要はないと思うのは当然だろう。
しかし、年会費無料のクレジットカードとは違い、それなりに年会費がかかるカードは、さまざまなお得な特典を使える。それらの特典を使えば、さらに生活を豊かにすることも可能だ。そこで今回は、年会費2万2000円(税込)、つまり、月に1833円(税込)で保有できるプラチナカードで使える特典を解説しよう。
(※関連記事はこちら!⇒プラチナカードやブラックカードは本当に得なのか?ウワサの「充実した付帯サービス」の内容とインビテーション不要のプラチナカードを徹底比較!)
【プラチナカードの魅力的な特典・その1】
ホテルやチケットの手配などを頼める「コンシェルジュサービス」
プラチナカード以上のクレジットカードで、筆者が一番利用するのが「コンシェルジュサービス」だ。コンシェルジュデスクでは、ホテルやチケットの手配、居酒屋の検索などを依頼できる。例えば、「○○という番組で△△という女優さんが来ていた服は、どこで買えるのか?」などという問い合わせも可能だ。
特に高級ホテルや高級レストランの予約である必要はなく、出張でビジネスホテルの手配をしたい場合などにも、コンシェルジュサービスを利用できる。
筆者もホテルや旅館の手配をコンシェルジュデスクにお願いすることが多い。例えば、連泊が必要なのに、オフィシャルサイトでは空室がないときがあった。1泊目は空室があったが、2泊目の空きがなかったので、コンシェルジュデスクにダメ元で連絡してみたところ、JTBのプランだと空室があるということで、それで連泊できたことがあった。
また、コンシェルジュデスクでは、「子供のために、電車の見える部屋に宿泊したい」や「発売前のスーパービュー踊り子の展望席を予約して欲しい」というような要望も聞いてくれる。
会社の飲み会などで居酒屋の手配が必要な場合も、コンシェルジュデスクに依頼することができるので非常に便利だ。もちろん、予算を伝えることで、その料金内で検索してくれる。
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【プラチナカードの魅力的な特典・その2】
国際線の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」が付帯!
ゴールドカードの多くは、国内線の空港ラウンジは利用できても、国際線の空港ラウンジは利用できない。
一方、プラチナカードならば、国内線の空港ラウンジを利用できるのはもちろん、国際線の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」または「ラウンジキー」が付帯する場合が多い。
通常ならば、国際線の空港ラウンジを何度でも利用できる、プレステージ会員のプライオリティ・パスに申し込むと、年会費429米ドルが必要だ。しかし、一部のプラチナカードでは、このプレステージ会員のプライオリティ・パスを無料で取得できる。
海外旅行へ行くときにプライオリティ・パスがあると、空港ラウンジでパソコンやスマートフォンの充電をしながらソフトドリンクを飲んでくつろげるため、飛行機の出発時刻まで時間があるときなどは便利だ。
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【プラチナカードの魅力的な特典・その3】
コース料理が1名分無料になる「レストラン特典」を利用できる!
一部のプラチナカードには、対象レストランのコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になるレストラン特典が付帯する。
コンシェルジュデスクに居酒屋などの検索を依頼するのとは異なり、レストラン特典を利用する場合は、基本的に1名1万円以上のコース料理を予約しなければならない。そのため、それなりに利用額は高額になるが、1名分のコース料理が無料になるため、年に2回ほどレストラン特典を利用すれば、プラチナカードの年会費のモトを取ることが可能だ。
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【プラチナカードの魅力的な特典・その4】
お金では買えない特典が使える!
年会費2万2000円(税込)のクレジットカードではないが、年会費5万円ほどのプラチナカードであれば、特別ラウンジを利用できる場合がある。
特別ラウンジは、クレジットカード会社がカード会員向けに用意しているラウンジで、プラチナ以上のカード保有者でなければ使えない場合が多い。お金では買えない特典なので、金額換算は難しい。
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スマートフォンを格安SIMに切り替えて、
浮いたお金でプラチナカードを保有するのがおすすめ!
大手キャリアのスマートフォンを利用している人は、格安SIMに切り替えて、節約したお金でプラチナカードを保有するのも一つの手だ。そうすれば、クレジットカードのコンシェルジュデスクなどを使って、コストアップせずに生活を楽にすることもできるはず。さらに、プライオリティ・パスやレストラン特典なども利用すれば、クレジットカードの年会費のモトを取ることができる。「年会費」を理由に、プラチナカードに申し込むのを躊躇しているのであれば、スマートフォンの利用料などを見直して、その浮いたお金でプラチナカードを保有してみてはいかがだろうか。
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以上、今回は、年会費が高いクレジットカードの魅力について解説した。
※クレジットカードの専門家2人が選んだ、2023年の最強カードは?
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】
「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!
全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!
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【2024年11月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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◆イオンカードセレクト |
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0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
WAON モバイルSuica SMART ICOCA (モバイルSuicaと SMART ICOCAへの チャージ分は還元率0.25%) |
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【イオンカードセレクトのおすすめポイント】 一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、「イオンカードセレクト」の保有+月1回のカード(または搭載のWAON)決済+ネットバンキングに登録という3つの条件を満たすだけで「イオン銀行Myステージ」の「シルバーステージ」に到達し、「イオン銀行」の普通預金金利がアップするので、「イオンカードセレクト」以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えよう! しかも「イオンカードセレクト」で年間50万円以上を利用すれば、年会費無料のゴールドカード「イオンゴールドカードセレクト」が手に入り、「イオン銀行Myステージ」が無条件で「ゴールドステージ」に! なお、2024年10月1日~12月8日に入会すると、カード発行後1カ月間は対象のイオンモール専門店での買い物が5%OFF(請求時)になるキャンペーンを開催中! |
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【関連記事】 ◆イオンカードを作るなら「イオンカードセレクト」が一番お得! WAONチャージでのポイント2重取り&イオン銀行で預金金利が優遇されやすくなる特典も! ◆【イオン銀行の金利・手数料・メリットは?】イオン銀行利用者は「イオンカードセレクト」が必須!普通預金金利などがアップしてさらにお得に使える! |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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