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日本初の“スピンオフIPO”で上場する「カーブス」は
買いか!? 2月26日までに「コシダカホールディングス」
を保有しておくと「カーブス」の株が割り当てられる!

2020年1月25日公開(2022年3月29日更新)
ザイ編集部
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いま話題の「スピンオフIPO」とは⁉ 日本初の「スピンオフIPO」を実施するコシダカホールディングス(2157)に投資する際の注意点も紹介!

ダイヤモンド・ザイでは、記者が集めたマネー・経済関連の最新トピックを「ZAi NEWS CHANNEL!」で毎号紹介している。今回は発売中のダイヤモンド・ザイから、「日本初の『スピンオフIPO』」に関する記事をピックアップ!

スピンオフとは、企業が一部の事業を切り離して、別会社を立ち上げること。その別会社を新規上場(IPO)させることを、「スピンオフIPO」と呼ぶ。なじみのない言葉かもしれないが、米国ではスピンオフIPOは珍しくない。2020年3月には、コシダカホールディングス(2157)が、日本で第一号となるスピンオフIPOを実施するとして、話題になっている。ここでは、スピンオフIPOの仕組みや、投資の注意点などを紹介しよう!
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コシダカホールディングスがフィットネスのカーブス事業を分離!
2020年3月2日にスピンオフIPOを実施予定!

 日本で初めてとなる「スピンオフIPO」が、2020年3月にも実現しそうだ。コシダカホールディングス(2157)は、カラオケボックス「まねきねこ」のチェーン展開と、女性専用のフィットネスジム「カーブス」の運営を2本柱としてきた企業だが、カーブス事業のほうを分離して上場させる。

 特徴的なのは、コシダカホールディングスの株主に分離・上場するカーブス株が割当てられること。2020年3月2日からは、コシダカホールディングスとカーブスの2銘柄を保有することになる。

 今回の事業分割は1:1。上場に伴うカーブス株の新株発行は、全体の5%にとどまるので、発行済み株数の増加による希薄化(1株あたりの価値の低下)の懸念は小さい。

 2020年1月6日のコシダカホールディングスの株価1613円で仮の計算をすると、理論的には、分割・上場後のコシダカホールディングスとカーブスの株価は、それぞれ803円ずつ(配当を考慮)。これが分割・上場後にどう動くかが焦点だ。

 米国では、スピンオフされると「コングロマリットディスカウント」が解消されると言われている。コングロマリットディスカウントとは、「複数ある事業のうち、どれが稼いでいるのか分かりづらい」「経営効率が悪い」といった理由で、株価が低くなりがちな状態を指す。

 しかし、2019年の10月にスピンオフIPOを発表してから、コシダカホールディングスの株価は上値が重い。「日本初の事例に、市場も警戒ムード。様子見状態です」と、フィスコの小林大純さんは分析する。

 ただ、分離・上場後に株価が反発すると考える人もいるはずだ。カーブス株は3月2日に上場予定なので、コシダカホールディングスの株を買って、カーブス株の割当を受けるには、権利付き最終日の2月26日までに仕込んでおく必要がある。今後、権利付き最終日に向けて株価が慌ただしく変動する可能性もあり、興味がある人は値動きを注視しておくべきだろう。
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