IPO株の銘柄分析&予想

「Macbee Planet(マクビープラネット)」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のマーケティング分析サービス企業との比較や予想まで解説![2020年3月31日 情報更新]

2020年2月25日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 Macbee Planet(マクビープラネット)
市場・コード/業種 東証マザーズ・7095/サービス業
上場日 3月31日
申込期間(BB期間) 3月12日~3月18日
おすすめ証券会社 SBI証券SMBC日興証券岩井コスモ証券東海東京証券マネックス証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 2348円(+28.31%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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Macbee Planetが3月31日にIPO(新規上場)!

「Macbee Planet」の公式サイトより

 Macbee Planetは、2020年2月25日、東京証券取引所に上場承認され、2020年3月31日にIPO(新規上場)することが決定した。

 Macbee Planetは2015年8月25日に設立された。主にインターネットを活用した販売促進、集客、知名度向上を目指す企業に対して、データ解析プラットフォーム「ハニカム」やWeb接客ツール「Robee」等を用いて、マーケティングの課題解決を行っている。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

Macbee PlanetのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 3月10日
ブックビルディング(抽選申込)期間 3月12日~3月18日
公開価格決定 3月19日
購入申込期間 3月24日~3月27日
払込日 3月30日
上場日 3月31日

Macbee PlanetのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2020年3月23日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
87.0
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SMBC日興証券
[最短3日で取引可能]
3.5
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券
[最短3日で取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
東海東京証券 0.9%
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.9%
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
みずほ証券 3.5%  
エース証券 0.9%  
極東証券 0.9%  
藍澤證券 0.4  
エイチ・エス証券 0.4%  
東洋証券 0.4%  
むさし証券 0.4%  

Macbee PlanetのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1860
仮条件
[予想PER(※2)
1830~1990円
26.1倍~28.4倍]
公募価格 1830円
初値 2348円
初値騰落率 +28.31%
予想トレーディングレンジ(※3) 1500円~5000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2020年3月10日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 20.4倍
オプトHD<2389> 16.1倍(連)
セプテーニHD<4293> 19.6倍(連)
GMO-AP<4784> 25.4倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割高と判断できる。

Macbee Planetの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 301万株(予定)
公開株式数 公募37万株  売出63万3500株
(オーバーアロットメントによる売出15万500株)
想定公開規模(※1) 21.5億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

Macbee Planetはネットマーケ支援のマザーズIPO

 データを活用したマーケティング分析サービスの提供を行う。前期実績で売上高の98.4%を占めるアナリティクスコンサルティング事業では、データ解析プラットフォーム「ハニカム」を活用することで、複数のメディアにまたがって出稿しているWeb広告の一元管理を行う。マーケティングテクノロジー事業でWeb接客ツール「Robee」も。

 AI、ビッグデータといった人気の投資テーマに乗り、業績成長率の高さに比べ株価バリュエーションは穏当な水準。今回は市場環境が大きく悪化しており、公開規模の荷もたれ感が意識されやすいだろうが、2018年12月のIPO結果を見ると初値を伸ばすことは十分可能と考えられる。

 公開規模については20億円強となる見込みだが、既存株主の売りは出にくいだろう。また、IPOラッシュ中ながら3/31に同時上場する企業もない。

◆「Macbee Planet」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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Macbee Planetの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2016/4 6
(―)
0
(―)
0
(―)
2017/4 719
(―)
103
68
2018/4 3,361
(367.2%)
108
5.2%
79
16.6%
2019/4 4,685
(39.4%)
195
79.6%
139
75.3%
2020/4予 6,355
(35.6%)
319
63.0%
211
51.3%
2019/10 2Q 3,643
(―)
324
(―)
220
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:70.10円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

Macbee Planetの業績コメント

 2020年4月期の業績は、売上高が前期比35.6%増の63.5億円、経常利益が同63.0%増の3.1億円と増収増益の見通しとなっている。

 同社が事業展開を行う国内インターネット関連市場においては、スマートフォンやタブレット端末をはじめとするインターネット利用端末の多様化等により、インターネット利用人口は2018年の1年間で13歳~59歳の各年齢階層において9割を超えて利用され、人口普及率は79.8%と高い水準を維持している。

 また、FacebookやTwitter、LINEに代表されるソーシャルメディアの普及率は60.0%(前年比5.3%増)と上昇を続けている。消費者がインターネット及びスマートフォンを利用する時間の拡大とともに、インターネットやスマートフォンに関連したサービスは更なる市場拡大が期待されている。

 こうした環境のもと、同社は、新規取引先の開拓や、プロダクトの開発に力を入れることによるRobeeの新規導入先の拡大等の、事業拡大に向けた取り組みを進めており、業績は堅調に推移している。

 なお、通期計画に対する第2四半期末時点における進捗率は、売上高36.4億円で57.3%、経常利益3.2億円で101.5%となっている。

Macbee Planetの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都渋谷区渋谷三丁目11番11号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 小嶋 雄介(昭和59年10月25日生)
設立 平成27年8月25日
資本金 880万円(令和2年2月25日現在)
従業員数 47人(令和2年1月31日現在)
事業内容 データを活用したマーケティング分析サービスの提供
■売上高構成比率(2019/4期 実績)
品目 金額 比率
アナリティクスコンサルティング事業 4,609 百万円 98.4%
マーケティングテクノロジー事業 75 百万円 1.6%
合計 4,685 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 MG合同会社 145万2000 55.00%
2 小嶋 雄介 76万8000株 29.09%
3 松本 将和 34万500株 12.90%
4 浦矢 秀行 7万9500株 3.01%
合計   264万株 100.00%
■その他情報
手取金の使途 (1)開発資金、(2)広告宣伝費、(3)人員採用費、(4)借入金の返済に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 -年-月-日
割当先
発行価格
◆「Macbee Planet」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日で取引可能]
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東海東京証券
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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Macbee Planetの銘柄紹介

 同社は、「革新的なマーケティングにより、世界を牽引する企業になる」というビジョンのもと、主にインターネットを活用した販売促進、集客、知名度向上を目指す企業に対して、データ解析プラットフォーム「ハニカム」やWeb接客ツール「Robee」等を用いて、マーケティングの課題解決を行っている。同社における各事業の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおり。

(アナリティクスコンサルティング事業)

 アナリティクスコンサルティング事業は、データ解析プラットフォームである「ハニカム」を活用することで、複数のメディアにまたがって出稿しているWeb広告の一元管理を行い、CPA※1マーケティングにおいて、同社が連携している多くのメディア(広告を掲載する媒体。アフィリエイト広告の配信会社であるアフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)を含む)から、クライアントのマーケティング目標に合致した適切な出稿先を選定し、ランディングページ(広告やメディアなどから飛び先となるクライアントページのこと。LP)へ流入数を高めるとともに、クライアントのマーケティング活動の戦略立案や運用支援を行っている。

 同社は成果(サービス申込、契約成立、商品購入等、同社とクライアントの間で設定している成果地点を達成し、クライアントによる測定、いわゆる検収・承認がなされたものを指す)に連動した報酬をクライアントから受け取り、その一部を同じく成果に連動してメディアに対して支払う。

 CPAマーケティングにおいては、アフィリエイト広告に加え、アドテクノロジー※2を活用した広告運用やオフライン広告※3を併用するとともに、自社のプロダクトを開発・活用することにより、より効率的かつ効果的なマーケティングを実施している。

(マーケティングテクノロジー事業)

 マーケティングテクノロジー事業は、Web接客ツールである「Robee」を活用し、データ解析と機械学習により、消費者のLPへの流入経路、行動パターンを収集し、消費者行動を予測することで、成果(アナリティクスコンサルティング事業の記載と同様)につながるマーケティングを実施している。同社は、成果報酬型方式では成果に連動した報酬を、サブスクリプション※4方式では定額報酬をクライアントから受け取り、成果につながる改善を図っている。

 また、クライアントのLPにおける文言や画像、動画等のいわゆるクリエイティブの改善を図り、クライアントのLPへの流入数を高めるとともに、チャットボット※5や既存顧客との関係維持に着目した施策(リテンションマーケティング)も併せて行うことにより、戦略の幅を広げるマーケティングを提供している。

※1 CPA…Cost per Actionの略語。成果報酬型広告において、成果1件あたりにかかった費用を指す。
※2 アドテクノロジー…Web広告において広告の効果を向上させるために用いられる技術の総称。
※3 オフライン広告…インターネット以外を用いた広告のこと。
※4 サブスクリプション…利用期間に対して対価を支払う、定額制のビジネスモデルのこと。
※5 チャットボット…AIを活用した自動会話プログラムのこと。

Macbee Planetの投資のポイント

 AI(人工知能)、ビッグデータといった人気の投資テーマに乗り、業績成長率の高さに比べ株価バリュエーションは穏当な水準と言える。2019年以降のマザーズIPOで公開規模が15億円以上25億円未満だった16社の公開価格に対する初値騰落率は平均+86.0%。インターネット・IT関連だと多くが公開価格の2倍以上の初値を付けており、2019年12月上場のAI inside<4488>にいたっては+250.0%と極めて高い人気を見せた。

 今回は市場環境が大きく悪化しており、公開規模の荷もたれ感が意識されやすいだろうが、同様に日経平均が一時1万9000円を割り込んだ2018年12月のIPOを見ると、公開規模19.7億円のテクノスデータサイエンス・エンジニアリング<7046>が+98.4%という初値を付けた。

 同社は、データ解析プラットフォーム「ハニカム」やWeb接客ツール「Robee」等を用いて、企業に対しインターネットマーケティングの課題解決を行っている。

 前期実績で売上高の98.4%を占めるアナリティクスコンサルティング事業は、「ハニカム」を活用することで、複数のメディアにまたがって出稿しているWeb広告の一元管理を行い、同社が連携している多くのメディアから、クライアントのマーケティング目標に合致した適切な出稿先を選定し、ランディングページ(クライアントページ、LP)へ流入数を高めるとともに、クライアントのマーケティング活動の戦略立案や運用支援を行っている。

 同1.6%を占めるマーケティングテクノロジー事業は、「Robee」を活用し、データ解析と機械学習により、消費者のLPへの流入経路、行動パターンを収集し、消費者行動を予測することで、成果につながるマーケティングを実施している。

 業績面について、2020年4月期は売上高が前期比35.6%増の63.5億円、経常利益が同63.0%増の3.1億円と増収増益の見通しとなっている。セグメント別売上高は、アナリティクスコンサルティング事業が同34.9%増の62.1億円、マーケティングテクノロジー事業が同81.2%増の1.3億円となる。上期(2019年5-10月)はサービス立ち上げ期における(株)SBIネオモバイル証券との取引が一時的に増加したといい、既に通期の利益計画を超過している。

 想定仮条件水準の今期予想PERは25~28倍程度となる。類似のインターネット広告関連会社はPER水準がさほど高くないが、同社は業績成長率の高さなどから十分許容されそうだ。

 公開規模については20億円強となる見込み。小嶋雄介社長ら役員や松本将和取締役の資産管理会社が発行済株式の全てを保有している。公開規模はやや荷もたれ感が意識されそうな大きさだが、既存株主の売りは出にくいだろう。また、3月から4月上旬にかけてIPOラッシュとなるが、3/31は同社のみの上場で、初値買いの分散を想定する必要はない。

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2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
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