シュッピンは、2020年3月期の配当を「1株あたり14円」から「1株あたり16円」に増配すると、2020年3月5日の15時に発表した。これにより、前期比でも「2円」の増配となり、「8期連続増配」となる見込みだ。
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シュッピンは、2020年3月期の中間配当(9月)は「0円」、期末配当(3月)は前回予想の「14円」から「16円」に修正し、合計の年間配当額は「1株あたり16円」と発表した。
2019年3月期の配当は「1株あたり14円」だったので、前期比で「2円」の増配となる。今回の増配発表により、シュッピンの配当利回り(予想)は1.73%⇒1.98%にアップした。
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シュッピンは2012年12月に上場して以来、連続増配を継続中。2020年3月期の配当は、前回予想では「横ばい」となっていたが、今回の修正で「増配」予想となり、これが予想通りに実施されれば連続増配記録が更新されて”8期連続増配”となる見通し。
また、シュッピンは配当政策で「25~35%の配当性向を当面の基準とし、将来的には更なる積極的な利益還元を行う方針」を掲げており、積極的な株主還元姿勢がうかがえる。
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シュッピンの過去10期の配当の推移は?
■シュッピン(3179)の過去10期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
2011/3 | 1.25円 | 2016/3 | 4円 | |
2012/3 | 1.25円 | 2017/3 | 6円 | |
2013/3 | 1.75円 | 2018/3 | 10円 | |
2014/3 | 2.5円 | 2019/3 | 14円 | |
2015/3 | 3.5円 | 2020/3 | 16円 (予想) |
シュッピンの配当利回り、配当+株主優待利回りは?
シュッピンの2020年3月5日時点の株価(終値)は808円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※シュッピンの配当利回り】
株価:808円
年間配当額:中間0円+期末16円=16円
配当利回り=16円÷808円×100=1.98%
シュッピンの配当利回りは1.98%。2020年2月の東証1部の平均利回りは2.31%(配当実施企業のみ)なので、シュッピンの配当利回りは「やや低め」と言えるだろう。
ただし、シュッピンは保有株数に応じて「専門店での商品購入・売却金額が優遇される優待券」がもらえる株主優待を実施している。
■シュッピン(3179)の株主優待の内容 | |||
基準日 | 保有株式数 | 保有期間 | 株主優待内容 |
3月末 | 100株以上 300株未満 |
2年未満 | 優待券×1枚 |
2年以上 | 優待券×2枚 | ||
300株以上 1000株未満 |
2年未満 | 優待券×2枚 | |
2年以上 | 優待券×3枚 | ||
1000株以上 1万株未満 |
2年未満 | 優待券×3枚 | |
2年以上 | 優待券×4枚 | ||
1万株以上 | 2年未満 | 優待券×5枚 | |
2年以上 | 優待券×6枚 | ||
備考 |
※優待券は、購入時と売却時で下記のように利用できる。 購入時:5000円割引(5000円未満の商品購入時は商品購入額分を割引) 売却時:5%上乗せ(買取見積額100万円を上限) |
シュッピンの2020年3月5日時点の株価(終値)は808円、配当利回りは1.98%なので、配当+株主優待利回りを計算すると、以下のようになる(優待券は商品購入時に利用して5000円分の割引を受け、すべての枚数を使い切ったものと仮定して計算)。
【※シュッピンの配当+株主優待利回り(100株保有時)】
投資金額:100株×808円=8万800円
優待券:5000円相当×1枚=5000円相当
株主優待利回り=5000円÷8万800円×100=6.18%
配当+株主優待利回り=1.98%+6.18%=8.16%
【※シュッピンの配当+株主優待利回り(300株保有時)】
投資金額:300株×808円=24万2400円
優待券:5000円相当×2枚=1万円相当
株主優待利回り=1万円÷24万2400円×100=4.12%
配当+株主優待利回り=1.98%+4.12%=6.10%
【※シュッピンの配当+株主優待利回り(1000株保有時)】
投資金額:1000株×808円=80万8000円
優待券:5000円相当×3枚=1万5000円相当
株主優待利回り=1万5000円÷80万8000円×100=1.85%
配当+株主優待利回り=1.98%+1.85%=3.83%
【※シュッピンの配当+株主優待利回り(1万株保有時)】
投資金額:10000株×808円=808万円
優待券:5000円相当×5枚=2万5000円相当
株主優待利回り=2万5000円÷808万×100=0.30%
配当+株主優待利回り=1.98%+0.30%=2.28%
シュッピンの株主優待利回りは100株保有時で8.16%と高い水準。ただし、これは優待券を商品購入時に使用したと仮定したときの利回りなので、5000円以下の商品購入時に利用した場合は下がってしまう。しかし一方で、商品売却時に使用すると買取見積額に5%上乗せされ、上乗せ額の上限は5万円(買取見積額100万円が上限なので、上乗せ額の上限は100万円×5%=5万円)なので、商品売却時に優待券を上手く活用すれば、株主優待利回りをさらに高くすることも可能。シュッピンを利用している、利用する予定がある人なら「連続増配+高利回りの株主優待」に期待して保有を検討する価値はありそうだ。
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シュッピンは「価値の下がりにくい商材」の新品と中古品をネットと実店舗で販売している会社。扱うのはカメラ、時計、筆記具、ロードバイクの4商材。ECサイトに特化してコストを抑えるとともに、高い専門性で他社との差別化を図っている。2020年3月期(通期)の業績予想は、売上高1.9%増、営業収益20.8%増、経常利益20.7%増、当期利益20.7%増と好調(すべて前期比)。
■シュッピン | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額 |
小売業 | 3179 | 東証1部 | 16円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
808円 | 100株 | 8万800円 | 1.98% |
※株価などのデータは2020年3月5日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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