菱洋エレクトロ(8068)、増配＋記念配当を発表して、配当利回り10％超に！ 2021年1月期の年間配当額は｢1株あたり180円｣で、前期比2.25倍の大幅な増配！

　菱洋エレクトロは、2021年1月期の普通配当を「増配」し、さらに会社設立60周年の「記念配当」を実施すると、2020年3月10日の15時15分に発表した。これにより、菱洋エレクトロの年間配当額は前期比2.25倍になり、予想配当利回りも4.67%⇒10.52%へと大幅に上昇した。

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菱洋エレクトロは半導体・システム情報機器・組み込み製品の販売をコア事業とする商社。
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　電菱洋エレクトロは、2021年1月期の予想配当を、中間配当（7月）は「普通配当60円」、期末配当（1月）は「120円（普通配当60円＋記念配当60円）」、合計の年間配当額は「1株あたり180円」と発表した。

　菱洋エレクトロの2020年1月期の配当は「1株あたり80円」だったので、前期比で「100円」の増配となり、年間配当額は2.25倍に増えることになる（記念配当を除くと「40円」の増配）。

　なお、記念配当の「60円」は、「会社設立60周年」の「60」に由来する。

　今回の増配発表で、菱洋エレクトロの予想配当利回りは4.67%⇒10.52%へと大幅にアップした。なお、記念配当を除いた場合の予想配当利回りは5.84%となる。
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　今回の増配は、本日（2020年3月10日）付けで発表された「株主還元方針の変更」に基づいて決定された。この「株主還元方針の変更」によって「純資産配当率（DOE）」の目標値が3％⇒5%へと引き上げられたため、菱洋エレクトロの年間配当額（普通配当のみ）は80円⇒120円へと増加したというわけだ。

　菱洋エレクトロが目標とする「純資産配当率（DOE）」を引き上げた理由は「当社の課題の1つである低ROEという点に関しては、2022年1月期の計画でもROE：3.5％と、当社の認識する資本コスト（5.2％程度）には及ばないことから、2022年1月期のROE：3.5％の達成のみならず、前出の資本コストを上回るROE水準の達成を視野に、目標とする純資産配当率を5％に引き上げることといたしました」とのことだ。

菱洋エレクトロの過去6期の配当の推移は？

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　菱洋エレクトロの年間配当額は、2016年1月期まで「1株あたり30円」で安定していたが、2017年1月期には「1株あたり40円」になり、そこからは増配傾向が続いている。今回発表された2021年1月期の大幅増配による"高利回り"だけに注目が集まるかもしれないが、実はもともと増配傾向の銘柄であることにも注目しておきたい。
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菱洋エレクトロの配当利回りは？

　菱洋エレクトロの2020年3月10日時点の株価（終値）は1710円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※菱洋エレクトロの配当利回り】
株価：1710円
年間配当額：中間60円＋期末120円＝180円
配当利回り＝180円÷1710円×100＝10.52％

　菱洋エレクトロの配当利回りは10.52％（記念配当を除いた場合は5.84%）。2020年2月の東証1部の平均利回りは2.31％（配当実施企業のみ）なので、菱洋エレクトロの配当利回りは「かなり高め」と言えるだろう。

　また、菱洋エレクトロは保有株数と保有期間に応じてギフト商品（3,000円相当）がもらえるなどの株主優待を実施している。

 菱洋エレクトロは、半導体・システム情報機器・組み込み製品の販売をコア事業とする商社。販売したIT企画導入や製品の運用・保守といったサービスも展開。2021年1月期（通期）の連結業績予想は、売上高こそ3.3%減だが、営業利益2.1％増、経常利益0.6%増、当期利益17.4％増と増益予想（すべて前期比）。
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■菱洋エレクトロ
業種	コード	市場	年間配当額
卸売業	8068	東証1部	180円
株価（終値）	単元株数	最低投資金額	配当利回り
1710円	100株	17万1000円	10.52％
【※菱洋エレクトロの最新の株価・配当利回りはこちら！】
※株価などのデータは2020年3月10日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。

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