「コロナ・ショック」で大打撃を受けた毎月分配型の投資信託とは? 2020年2月⇒2020年3月に利回りが大幅に下がった毎月分配型の投資信託を、ランキング形式で10位まで発表!
発売中のダイヤモンド・ザイ7月号は、特集「人気の【毎月分配型】投資信託100本の最新利回り」を掲載! 新型コロナウイルスの影響で、世界中の金融市場が打撃を受けている今、国内外のさまざまな金融商品を組み入れている投資信託もまた、値下がりしている商品が多い。そこで、この特集では、人気の毎月分配型投資信託100本の最新の利回りを掲載するとともに、減配リスクの有無など、今後の展望も徹底分析している。
今回は特集の冒頭から、毎月分配型の投資信託のうち、「コロナ・ショック」で利回りが急落した商品のランキングを一部抜粋! 毎月分配型の投資信託を買ったまま、ほったらかしにしている人などは、ぜひチェックを!(※監修は福岡銀行・投資調査センター)
「コロナ・ショック」で「本当の利回り」が低下する
「毎月分配型」投資信託が急増中!
毎月分配型の投資信託を買っている人の中には、基準価額の推移や運用成績などをチェックすることなく、「毎月ちゃんと分配金が振り込まれているから大丈夫」と、安心している人も多いかもしれない。しかし、世界中の金融市場が「コロナ・ショック」で大打撃を受けている今、もちろん毎月分配型の投資信託も無傷ではいられない。かろうじて分配金はキープしていても、基準価額が大きく下がっている商品がほとんどだ。
さらに、「本当の利回り」が低下している投資信託もかなり多い。「本当の利回り」はダイヤモンド・ザイが重視している指標で、投資信託の基準価額が下落した場合、下落分を分配金の合計から差し引き、それを1年前の基準価額で割ることで算出できる。どんなに高い分配金を受け取っていても、基準価額が合計分配額より下落してしまえば、実質の利回りはマイナスとなり、元本の取り崩しが行なわれたことになる。そのような投資信託を選ばないためにも、「本当の利回り」を見ることが重要なのだ。
2020年4月末時点で、純資産が多い人気の毎月分配型投資信託100本の「本当の利回り」をチェックすると、実に8割以上がマイナスに転落(=自分の資産が、受け取った分配金以上に目減り)している。
以下の表で紹介しているのは、人気の毎月分配型投資信託100本のうち、「コロナ・ショック」での「本当の利回り」の低下が特に顕著だった商品だ。2020年2月末時点と2020年3月末時点を比較し、「本当の利回り」の減少幅が大きかった順にランキングをつけている。ダイヤモンド・ザイ7月号の誌面ではワースト25位まで紹介しているが、ここでは10位までを抜粋しよう。
ワースト1位になってしまったのは、世界のインフラ株に豪ドル建てで投資する「インフラプラス」。株価の暴落に加えて、豪ドルが暴落したことも災いし、たったの1カ月で「本当の利回り」は30%超も低下してしまった。2位の「ダイワ米国リート・プラス(為替ヘッジなし)」も、同様に「本当の利回り」が30%以上も低下している。急激に「本当の利回り」が低下している投資信託の顔触れを見ると、通貨選択型などの複雑な仕組みの商品や、リート型が目立つ。
相場がすぐに回復すれば、利回りも回復するだろうが、「コロナ・ショック」で3月末に利回りが激減して以降、4月末になっても利回りがまだマイナスのままの投資信託が多い。この大幅マイナスの状況が長期で続くようだと、減配のリスクも出てくる。
ダイヤモンド・ザイ7月号の特集「人気の【毎月分配型】投資信託100本の最新利回り」では、人気の毎月分配型の投資信託100本の「本当の利回り」を紹介するほか、減配リスクがどの程度あるかもデータでわかりやすく解説しているので、手持ちの毎月分配型投資信託が心配になった人は、誌面も併せてチェックしてほしい。
【※関連記事はこちら!】
⇒「毎月分配型の投資信託」の売買で“やってはいけない”ダメな行動とは?“見た目の利回り”に惑わされたり、減配直後に慌てて売ったりしないのが負けないコツ!
先行き不透明な相場環境の中、注目すべき銘柄とは?
ダイヤモンド・ザイ7月号をチェック!
ダイヤモンド・ザイ7月号の大特集は「コロナ禍でも株価が上がる!【逆襲の日本株】厳選96銘柄」! 株式市場は「コロナ・ショック」で大きな打撃を受け、株価が急落した銘柄が多い。しかし、こんな状況下でも、株価上昇が期待できる銘柄は存在する。そこで、この特集では、新型コロナウイルスの感染が拡大しても業績を伸ばせる株や、実力があるのに「コロナ・ショック」で売られすぎた優良株などを厳選して紹介! さらに、“アフターコロナ”の投資戦略も解説しているので必見だ!
ほかにも、「コロナ・ショック」で有名投資家がどんな行動をとったのかリポートする「コロナ・ショックの個人投資家悲喜こもごも&売買顛末記」や、「コロナ・ショック」で急騰した“金”にスポットを当てる「財産を守るための金投資」、「コロナ禍で株主総会はオンライン参加が増加!」「ネットの中傷と戦うときのお値段」「自腹でガチンコ投資!【AKB48】株ガチバトル」など、読みごたえのある特集が盛りだくさん!
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【2024年11月1日時点】 |
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順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード (手数料無料) |
積立対応 | ||
1位 | ◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2567本 | 2567本 | 2424本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料! 投資信託の保有残高が一定の金額を超えるごとに「楽天ポイント」が貯まるサービスもお得。また「投信残高ポイントプログラム」の対象となる6ファンド(「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」など」)については、保有しているだけで一定のポイントが還元されるのでお得。さらに投信積立の際に楽天カードを使うと0.2〜1%分、楽天キャッシュを使うと0.5%分の楽天ポイントが付与される。ポイントは投資信託の買付や投信積立の代金にも利用できる。投資信託の最新事情がわかる「楽天証券レポート&コラム」や、最大5銘柄の基準価額の推移を比較できる「投信スーパーサーチ」など、投資信託選びのサポートもバッチリ。ロボ・アドバイザーが銘柄選択や売買タイミングまで判断してくれる「楽ラップ」や、スマホ専用のロボ・アドバイザー「ロボのぶくん」を利用可能。さらに、専用バランスファンドで手軽に積立投資ができるロボ・アドバイザー「らくらく投資」も登場。 |
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2位 | ◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2554本 | 2554本 | 2367本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料で、投資信託本数の取扱本数はネット証券でトップクラス! スマホアプリ「かんたん積立 アプリ」を利用すれば、投資信託をスマホで管理可能だ。また、投資信託の月間平均保有額に応じてVポイントやPontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALマイルなどが貯まる「投信マイレージサービス」もお得。保有額が1000万円以上なら獲得ポイントが2倍になる(通常銘柄の場合)ので、投資信託が本格的に資産形成を考えている人には、かなりお得だ。買付&積立が100円以上1円単位に引き下げられ、初心者でも気軽に始めやすくなった。投信の買付には、VポイントやPontaポイントが利用できる。投信積立は三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」がお得で、最大で決済額の0.5%ものポイントが貯まる。最近では、低コストなiDeCo(個人型確定拠出年金)にも力を入れており、無条件で運営管理手数料を無料にしている。 |
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3位 | ◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1885本 | 1885本 | 1862本 | 100円 | |
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順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード | 積立対応 | ||
4位 | ◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | |||
1839本 | 1839本 | 1760本 | 100円 | |
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【株アプリに慣れていない「株初心者」には特におすすめ!】 | ||||
5位 | ◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1764本 | 1764本 | 1704本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の購入時手数料はすべて無料! もちろん、NISA口座での取引や「投信つみたて」による購入も手数料0円だ。クレカ積立のポイント還元率は業界トップクラスで、「dカード」や「マネックスカード」で投資信託を積立購入すると最大1.1%分のポイントがもらえる。さらに、投資信託の保有金額の最大0.26%分のポイントがもらえるのもお得。なお、貯まったポイントは投信信託の購入代金に利用できる。ファンド探しに迷ったら、自分のライフプランに合ったファンド選びを手助けする「投信ポートフォリオ診断」を参考にするといいだろう。ポートフォリオの分析やリターン予測、アドバイスなどの機能がある「MONEX VISION」も便利だ。ロボアドバイザーサービスは、1000円から始められる投資一任型の「ON COMPASS」と、最低投資金額が5万円で国内ETFで運用を行うアドバイス型の「Monex Advisor」が利用可能。 |
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