「投資信託の積立」の“素朴な疑問”に、積立投資歴10年以上の有名投資家3人が回答! サラリーマンとして働きながらも投資で成功する秘訣とは?
発売中のダイヤモンド・ザイ8月号は、特集「成功サラリーマンに聞く【投資信託積立】Q&A」を掲載! この特集では、サラリーマンとして働きながら投資信託の積立を行い、順調に資産を増やしている有名投資家3人に取材。Q&A形式で、投資信託の積立で成功するコツを紹介している。
質問内容は多岐にわたっているが、ここでは「投資信託の積立のメリットとは?」「資産をどれだけ増やせたか?」「暴落時の恐怖にどう立ち向かうのか?」という3つの質問と、3人の回答を抜粋! 投資信託の積立は、忙しい人にも、売買のタイミングを読む自信がない人にも最適なので、参考にしてほしい!
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一定額の投資信託を買い付けていく「投資信託の積立」
成功のコツを3人の“サラリーマン投資家”が答える!
一定の期間ごとに一定額の投資信託を買い付ける「投資信託の積立」。今回、質問に答えてくれた投資家は、積立投資のカリスマブロガー・水瀬ケンイチさん、「ズボラ投資」を提唱する吊られた男 (吊ら男)さん、シンプルな投資スタイルで、ブログも人気の虫とり小僧さんの3人。いずれも、会社に勤務しながら投資を続けてきた“サラリーマン投資家”だ。
これまで、リーマン・ショックなど数々の暴落を乗り越え、「投資信託の積立」で資産を築いてきたこの3人の投資家に、投資に対する姿勢や成功するコツをQ&A形式で答えてもらった。
【Q1】投資信託の積立のメリットとは?
⇒3人が挙げたのは“少額で始められる点”や“放っておける点”
【吊ら男さんの回答】
まず、手元にまとまったお金がなくても、少額から投資を始められる点ですね。日々の給料から、またはボーナスから、少しずつ投資すればいいのです。「自動積立」のサービスを使えば、買い時などを考えずとも自動で積み立ててくれるのがメリットです。めんどくさがりの人や、投資に時間が割けない人にぴったりの投資法だと思います。
【水瀬ケンイチさんの回答】
暴落の度に、投資仲間が市場から退場したり、怪しい投資法に鞍替えして音沙汰がなくなっていくのを見続けてきました。そんな中で感情に流されずに、「継続的に投資」する愚直な投信積立のやり方は、軽視できないと改めて思います。また、定額で買うからこそ、自動的に相場が安いときには多くの口数を、相場が高いときには少ない口数を買うことができます。
【虫とり小僧さんの回答】
一度設定してしまったらほっといてもいい点。自動化できるので楽チンです。業績を分析したり、売買のタイミングを考えたりする必要がない点もメリットですね。私の場合、1カ月の間で投資のことを考えるのは、資産状況をチェックするほんの10分程度。感情に流されずに投資ができることも、私にとっては向いています。
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【Q2】投資信託の積立で資産をどのくらい増やせましたか?
⇒3人とも一時的にマイナスになってもトータルでは大きくプラス
【吊ら男さんの回答】
毎月ではなく「毎年の予算」を決めていて、余裕資金があるときに積み立てるスタイルです。2007年から始めて、現時点の資産は元本の1.6倍。「コロナ・ショック」直前には最大で1.9倍に。マイナスになったときもあったけど、長期で続けた成果です。
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【虫とり小僧さんの回答】
2005年から続けていますが、リーマン・ショックなどのマイナスもならして、平均すると年5%で増やせています。利益の額はサラリーマンとしての年収の数年分になりますね。
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【水瀬ケンイチさんの回答】
人によってリスク許容度が異なるので、横並びで成績を比較するのは意味がありません。でも、約18年積立していて、利益だけで高級車が数台買えるくらいにはなっています。
【Q3】暴落時の恐怖にどう立ち向かうか?
⇒余裕資金で投資すれば「相場に暴落はつきもの」と割り切れる
【吊ら男さんの回答】
リーマン・ショック時は保有資産が値下がりして、評価額は元本の半分に。ただ、相場には波があるものと理解していたし、長期の視点で見れば、資本主義社会が続く限り相場は回復します。生活に必要なお金は積立に回さず、余裕資金でやれば、心にもゆとりがあり、暴落も怖くないですよ。
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【水瀬ケンイチさんの回答】
「コロナ・ショック」も、長期投資を継続する中では何度か遭遇する暴落の一つにすぎません。
――さて、ここまで特集「成功サラリーマンに聞く【投資信託積立】Q&A」の中から、3つのQ&Aを抜粋して紹介した。誌面では、ほかにもさまざまなQ&Aを掲載しており、投資信託の積立でコツコツ資産形成したい人なら知っておきたい情報が満載なので、併せてチェックしてほしい。
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