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ビックカメラ、「増配」を発表して、配当+株主優待の合計利回り3.7%に! 年間配当は15年で3倍に増加、2021年8月期は前期比2円増の「1株あたり15円」に!

2020年10月9日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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ビックカメラは、2021年8月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2020年10月9日の15時に発表した。これにより、ビックカメラ配当利回り(予想)は1.25%となった

ビックカメラは、大手の家電量販店。関東を中心に全国40店以上のビックカメラ直営店を持つ。ビックカメラは、大手の家電量販店。関東を中心に全国40店以上のビックカメラ直営店を持つ。
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 ビックカメラが発表した2020年8月期の決算短信によると、2021年8月期の予想配当は中間配当(2月)が「5円」、期末配当(8月)が「10円」、合計の年間配当額は「1株あたり15円」となっている。

 ビックカメラの2020年8月期の配当は「1株あたり13円」だったので、前期比で「2円」の増配となる。今回の増配発表によって、ビックカメラの配当利回り(予想)は1.25%となった
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 ビックカメラは今回、配当予想とともに業績予想も発表しており、2021年8月期は前期比で「増収増益」の予想となっている。ビックカメラは利益配分の基本方針を「業績に応じた適正な利益配当の実施」としていることから、2021年8月期の業績予想を受けて「増配」が決まった形だ。

ビックカメラの過去16期の配当の推移は?

■ビックカメラ(3048)の過去16期の配当の推移
年間配当額   年間配当額
2006/8 5円 2014/8 10円
2007/8 7.5円 2015/8 10円
2008/8 10円 2016/8 12円
2009/8 10円 2017/8 12円
2010/8 10円 2018/8 20円
2011/8 10円 2019/8 20円
2012/8 10円 2020/8 13円
2013/8 10円 2021/8 15円
(予想)

 ビックカメラは2006年8月に上場して以来、配当を維持もしくは増配する「非減配」を継続していたが、2020年8月期は上場して初めて「減配」したため、連続「非減配」は途切れてしまった。しかし、2021年8月期の配当予想は「1株あたり15円」で「増配」の見通しとなっている
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 また、ビックカメラの配当額の伸び具合も確認しておこう。初配当が実施された2006年8月期から2021年8月期までの15年間で、ビックカメラの年間配当額は「1株あたり5円」から「1株あたり15円」まで、ちょうど3倍に増加している。2021年8月期以降、再び増配傾向に戻れるのか注目だ。
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 参考として、ビックカメラの株価も確認しておこう。ビックカメラの株価は、東証1部に上場した2008年6月の終値625円から本日(2020年10月9日)の終値1200円まで、1.9倍に上昇している。なお、ビックカメラは2006年8月に東証JASDAQに上場し、2008年6月には東証1部へ市場変更している。

■ビックカメラ(3048)の株価チャート/月足・東証1部上場~本日(2020年10月9日)

ビックカメラの配当利回り、配当+株主優待利回りは?

 ビックカメラの2020年10月9日時点の株価(終値)は1200円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。

【※ビックカメラの配当利回り】
株価:1200円
年間配当額:中間5円+期末10円=15円
配当利回り:15円÷1200円×100=1.25%

 ビックカメラの配当利回りは1.25%。2020年9月の東証1部の平均利回りは2.03%(配当実施企業のみ)なので、ビックカメラの配当利回りは「やや低め」と言える。
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 また、ビックカメラは保有株式数と継続保有期間に応じて、「ビックカメラ」や「ソフマップ」などで利用できる「お買物優待券」が年2回もらえる株主優待を実施している。

 ■ビックカメラの株主優待制度の詳細
 保有株式数  基準日  継続保有期間  保有株式数に応じた株主優待内容
 100株以上  2月末  ―  お買物優待券2000円分
 8月末  ―  お買物優待券1000円分
 500株以上  2月末  ―  お買物優待券3000円分
 8月末  ―  お買物優待券2000円分
 1000株以上  2月末  ―  お買物優待券5000円分
 8月末  ―  お買物優待券5000円分
 1万株以上  2月末  ―  お買物優待券2万5000円分
 8月末  ―  お買物優待券2万5000円分
 保有株式数  基準日  継続保有期間  継続保有期間に応じた株主優待内容
 100株以上  8月末  1年以上~2年未満  お買物優待券1000円分
 2年以上  お買物優待券2000円分

 ビックカメラの2020年10月9日時点の株価(終値)は1200円、配当利回りは1.25%なので「配当+株主優待利回り」を計算すると、以下のようになる。

【※ビックカメラの配当+株主優待利回り(100株保有時)】
投資金額:100株×1200円=12万円
優待品(お買物優待券):2000円分+1000円分=3000円分
株主優待利回り:3000円÷12万円×100=2.50%
配当+株主優待利回り:1.25%+2.50%=3.75%

【※ビックカメラの配当+株主優待利回り(500株保有時)】
投資金額:500株×1200円=60万円
優待品(お買物優待券):3000円分+2000円分=5000円分
株主優待利回り:5000円÷60万円×100=0.83%
配当+株主優待利回り:1.25%+0.83%=2.08%

【※ビックカメラの配当+株主優待利回り(1000株保有時)】
投資金額:1000株×1200円=120万円
優待品(お買物優待券):5000円分+5000円分=1万円分
株主優待利回り:1万円分÷120万円×100=0.83%
配当+株主優待利回り:1.25%+0.83%=2.08%

【※ビックカメラの配当+株主優待利回り(1万株保有時)】
投資金額:1万株×1200円=1200万円
優待品(お買物優待券):2万5000円分+2万5000円分=5万円分
株主優待利回り:5万円÷1200万円×100=0.41%
配当+株主優待利回り:1.25%+0.41%=1.66%

 また、100株保有時で継続保有期間が長い場合の「配当+株主優待利回り」は以下のようになる。

【※ビックカメラの配当+株主優待利回り(100株・1年以上2年未満保有時)】
投資金額:100株×1200円=12万円
優待品(お買物優待券):2000円分+1000円分+1000円分=4000円分
株主優待利回り:4000円÷12万円×100=3.33%
配当+株主優待利回り:1.25%+3.33%=4.58%

【※ビックカメラの配当+株主優待利回り(100株・2年以上保有時)】
投資金額:100株×1200円=12万円
優待品(お買物優待券):2000円分+1000円分+2000円分=5000円分
株主優待利回り:5000円÷12万円×100=4.16%
配当+株主優待利回り:1.25%+4.16%=5.41%

 ビックカメラの「配当+株主優待利回り」は100株・1年未満保有時で3.75%、さらに継続保有期間が1年以上~2年未満であれば4.58%、継続保有期間が2年以上であれば5.41%となる。株主優待の「お買物優待券」はインターネット通販サイトでも利用できるので、近隣に店舗がない場合でも安心だ。
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ビックカメラは、大手の家電量販店。関東を中心に全国40店以上のビックカメラ直営店があるほか、子会社に「ノジマ」や「ソフマップ」などを傘下に持つ。2021年8月期(通期)の連結業績予想は、売上高5.7%増、営業利益24.3%増、経常利益15.7%増、当期純利益44.9%増と好調(すべて前期比)。
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ビックカメラ
業種 コード 市場 年間配当額(予想)
小売業 3048 東証1部 15円
株価(終値) 単元株数 最低投資金額 配当利回り(予想)
1200円 100株 12万円 1.25%
【※ビックカメラの最新の株価・配当利回りはこちら!】
最新の株価。株主優待内容はこちら!
※株価などのデータは2020年10月9日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 
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