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8、9月は米国株式市場で最も儲けにくい!株は処分し、キャッシュがベストだ

【第275回】 2013年7月29日公開(2022年3月29日更新)
広瀬 隆雄
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【今回のまとめ】
1.先週のマーケットは小動きだった
2.これまでの決算発表は好調
3.今週は材料が目白押し
4.財政論議の再燃にも注意
5.米国株式にとって8~9月は儲けにくい時期

小動きの米国市場

 先週の米国株式市場は小動きでした。ダウ工業株価平均指数は+0.1%、S&P500指数は-0.03%、ナスダック総合指数は+0.71%でした。

これまでの第2四半期決算発表

 先週は連邦準備制度理事会(FRB)の関係者からのコメントはまったく無く、市場は主に第2四半期決算発表の材料を消化しながら動きました。

 その決算はEPSの面ではこれまでに決算発表を済ませた企業の71.2%が市場予想を上回っており、例年になく好調です。


 ただし売上高で見るとわずか53.2%の企業のみが市場予想を上回っています。



 これは景気そのものが良いと言うより、厳しい環境の中をコスト削減などの企業努力で利益をなんとか出している構図だと言えます。

 セクター別ではIT、工業、金融などが好調で、逆に公共、通信、素材の決算は不調でした。

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