前回の「前編」では、「Amazon MasterCardクラシック」と「リーダーズカード」を比較、検証しましたが、今回は「Amazon MasterCardゴールド」について説明します。
最初に、「Amazon MasterCardクラシック」と「Amazon MasterCardゴールド」のスペックを再確認しておきましょう。
表1. Amazon MasterCardのスペック
カード名 | Amazon MasterCard クラシック |
Amazon MasterCard ゴールド |
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カードフェイス | |||
年会費 | 年会費(税抜) | 無料 | 1万円※2,3 |
次年度(税抜) | 1250円※1 | 1万円※3 | |
ポイント | Amazonクレジットカードポイント | ||
ポイント付与条件 | Amazon内 | 100円につき15ポイント (還元率:1.5%) |
100円につき20ポイント (還元率:2.0%) |
一般加盟店 | 100円につき10ポイント(還元率:1.0%) | ||
1ポイントの価値 | 0.1円 | ||
ポイント有効期限 | 4年間 | ||
入会特典 | Amazon クレジット カードポイント 2万ポイント |
Amazon クレジットカードポイント 3万ポイント |
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その他特典 | ─ | Amazonプライム (年会費3900円※4)自動付帯 |
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国際ブランド | MasterCard |
※1 年1回の利用またはマイ・ペイすリボの登録で無料
※2 2014年4月以降は1万800円(税込)
※3 「マイ・ペイすリボ」登録で半額、「Web明細書サービス」登録で1050円(2014年4月以降は1080円)割引
※4 2014年2月17日時点では4月以降も3900円(税込)のまま
「マイ・ペイすリボ」+「Web明細書サービス」に登録すれば
「Amazon MasterCardゴールド」を実質年会費420円で使える!
さて、では「Amazon MasterCardゴールド」の年会費について考えてみます。
「Amazon MasterCardゴールド」は通常は年会費3900円がかかる「Amazonプライム」に無料で加入できる特典がついています。
(編集部注:「Amazonプライム」とは、1回350~500円かかる「お急ぎ便」や「お届け日時指定」、一部の商品にかかる「特別配送料」が回数無制限で無料になるほか、「Kindle」保有者には、毎月1冊、対象の本を無料で読むことができる「Kindleオーナーライブラリー」などが利用できるサービス)
「Amazonプライム」の年会費を考慮すると、実際の「Amazon MasterCardゴールド」の年会費は1万500円(税込)-3900円=6600円(2014年4月以降は6900円)となります。
さらに、紙の明細を発行せずに、利用明細をウェブで確認する「Web明細書サービス」を利用すると、さらに1050円の値引きがありますので、実質の年会費は5550円(2014年4月以降は5820円)。最高5000万円(うち1000万円は自動付帯)の海外・国内旅行傷害保険も付帯しているゴールドカードとして考えれば、この年会費は安いほうですね。
ただし、この年会費の場合でも、クレジットカード利用額のほとんどをAmazonで利用するようなヘビーユーザーでなければ「Amazon MasterCardゴールド」のメリットはないと言えます。
では、もっと年会費が安くなるとすればどうでしょうか?
さらに年会費を安くするため、三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」の登録をします。なぜなら、三井住友カードが発行するクレジットカードの場合、「マイ・ペイすリボ」に登録すれば、年会費が半額になるからです。
(通常、私はリボ払いとなる「マイ・ペイすリボ」をすすめることはありませんが、今回は最後にリボ払いの解説と、リボ払いを回避する方法も掲載しておきますので、「マイ・ペイすリボ」を検討される場合は必ず読んで、参考にしてください)
「マイ・ペイすリボ」による年会費優遇の条件が、従来は「『マイ・ペイすリボ』に登録かつ、年1回以上の利用」でしたが、2021年2月の年会費支払い分から「『マイ・ペイすリボ』に登録かつ、年1回以上のリボ払い手数料の支払いがある」に変更されました。ただし「Amazon Mastercardゴールド」については、従来どおり「『マイ・ペイすリボ』に登録かつ、年1回以上の利用」で年会費が割引されます。
まず、「マイ・ペイすリボ」を登録すると、年会費は1万800円÷2=5400円になります(初年度は半額条件がありませんので、2年目以降の年会費で考えます)。
さらに「Web明細書サービス」に登録すると、1080円の割引が受けられるので、5400円-1080円=4320円になります。
これに、Amazonプライムの年会費を考慮すると4320円-3900円=420円。なんと、通常は年会費1万800円の「Amazon MasterCardゴールド」が、実質420円で持つことができ、さらにどこで使っても還元率1%、「Amazon」利用時は還元率2%になると考えると、選択肢としては悪くありません。
「Amazon MasterCardクラシック」と「ゴールド」、
そして「リーダーズカード」のうち、もっとも得するのは?
では、「Amazon MasterCardクラシック」と「Amazon MasterCardゴールド」、そして「リーダーズカード」の比較をしてみましょう。
前回同様、「還元率」と「年会費」で、どのカードがお得になるのかを比較してみましょう。
次のページ>> 3枚のクレジットカードを比較して、一番お得なカードがわかった!
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【2024年12月2日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード部門) ◆「楽天ポイント」のお得な貯め方を解説!【2024年版】「楽天カード+楽天銀行+楽天証券」など、楽天市場のSPUでお得にポイントが貯まるサービスを活用しよう! |
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◆三菱UFJカード |
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0.5~5.5% (※1) |
永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
- | |
【三菱UFJカードのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、セブン‐イレブンとローソンのほか、オーケー、松屋、ピザハットオンライン、スシロー、くら寿司などでの利用分は還元率5.5%の高還元に!(※1)カード利用で貯まる「グローバルポイントは、スマートフォンアプリ「MUFGカードアプリ」を利用することで「Amazonギフトカード」「Apple Gift Card」「Google Play ギフトカード」など、18種類のギフトカードに“即時交換”できるのもメリット! また、2024年8月から年会費が“永年無料”になって、さらにお得なクレジットカードになった。 ※1「1ポイント=5円相当」の商品に交換した場合の還元率。還元率5.5%はセブン‐イレブンやローソンなどの対象店舗で利用した場合(AMEXブランドのみ一部加盟店が5.5%還元特典の対象外)。各社の利用金額は合算されず、各社単位の1カ月の利用金額合計1000円ごとにポイントを付与。なお、Apple PayはQUICPayでの利用が対象(Apple PayとQUICPayはMastercardまたはVisaのみ利用可能)。 |
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【関連記事】 ◆「オーケー」「オオゼキ」「東武ストア」などのスーパーでも5.5%還元になる「三菱UFJカード」は主婦にもおすすめ! コンビニや飲食店だけでなくスーパーでもお得! ◆「三菱UFJカード」の年会費が“永年無料”になり、最大5.5%還元の対象加盟店も大幅に追加! スシロー、くら寿司、オーケーなどでもお得にポイントが貯まる! ◆「三菱UFJカード」をセブン‐イレブンなどで使うと最大19%還元に達するキャンペーンが開催中! キャンペーン終了後も条件達成で最大15%還元になってお得! |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する13枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう! ◆アメックスの新規入会キャンペーンをまとめて紹介!「アメリカン・エキスプレス」の入会特典で、ポイントやマイルをお得に獲得しよう! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
永年無料 | VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! 貯まるPontaポイントは「1ポイント=1円相当」としてカードの利用代金に充当できるほか、ローソンなどのPontaポイント加盟店でも現金同様に利用できて使い勝手も抜群。しかも、2024年6月から年会費が“永年無料”になってさらにお得になった! |
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【関連記事】 ◆「auカブコム証券+au PAY カード」で積立投資すると最大1%分のPontaポイントが貯まる! つみたてNISAも対象で、これから投資を始める人にもおすすめ! |
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