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日経平均が1万5000円台での推移を続けているように、この春以降、日本株の底値固めが進んでいるようだ。こうした下値不安が徐々になくなりつつある時こそ、日本株買いのチャンス。とは言え、日本株で勝つには鉄則を見逃していてはどうしようもない。初心者にも経験者にもオススメの「10万円株投資」のメリットとテクニックを教えよう。
優良な大企業の株でも2万円で買える！
10万円株なら柔軟な売買も可能に
10万円程度で買える株には、実はいろいろなメリットがある。そもそも、購入金額が安いといっても、悪い企業というわけではない。例えば、みずほフィナンシャルグループ（8411）は約2万円、日産自動車（7201）は約10万円など大型優良株でも少額から買えるのだ。
加えて、現在、上場企業は約3400ほどあるが、その中で10万円株（20万円未満で買える）はなんと、2100以上もある。つまり、約60％の銘柄が10万円株というわけだ。
加えて、10万円株は今年から始まったNISA（少額投資非課税制度）で買う際にも便利だ。NISAでは、100万円までの投資に対する値上がり益や配当への税金がゼロとなるが、その枠を柔軟に使いこなすには10万円株が最適だ。
例えば、トヨタ自動車（7203）のように最低購入額が約60万円の株を買うとそれだけで枠の半分以上を使うことになる。いくら日本が世界に誇る優良企業でも、為替の変動やリコールなどで株価が下落するリスクはゼロではない。10万円株なら多くの株が買えるので、資金の半分で高配当株などを買っておけば、リスクを下げることも可能なのだ。
さらに、10万円株は売買においても機動的に動けるというメリットもある。20万円の資金で10万円株を2単元を購入し、その株がある程度上昇したら1単元を売却し、もう1単元を保有し続けることもできるのだ。
| ◆10万円程度で買える株（1） | |
| 銘柄名（コード） | 最新株価 チャート |
| みずほフィナンシャルグループ（8411） |
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| 日産自動車（7201） |
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| トヨタ自動車（7203） |
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【「10万円株投資」のメリットとテクニック・1】
人気＆好調企業だって少額で買える､
「株価が安い＝悪い株」ではない！
証券取引所の取り組みなどで、日本株の最低購入金額が下がっている。株は「株価が安い＝悪い株」というわけではない。ＩＴ業界のリーダー企業であるヤフー（4689）は約5万円、スターバックスコーヒージャパン（2712）は約12万円で購入可能など、優良企業が少額から買えるのだ。
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| ◆10万円程度で買える株（2） | |
| 銘柄名（コード） | 最新株価 チャート |
| ヤフー（4689） |
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| スターバックスコーヒージャパン（2712） |
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【「10万円株投資」のメリットとテクニック・2】
なんと全体の約3分の2もあった、
3400銘柄中の2100銘柄が10万円株だ！
7月4日現在、上場企業約3400社の中で、20万円未満で買える株は約2100社を超える。つまり、資金が少ししかなくても約60％の株が10万円株なので、いろいろな種類の株の中から選ぶことが可能なのだ。
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【「10万円株投資」のメリットとテクニック・3】
100万円の非課税枠が有効に使える、
税金ゼロのNISAでの投資にも最適！
今年から始まったNISA（少額投資非課税制度）は、年間100万円までの投資に関して、本来約20％かかる値上がり益や配当に対する税金がゼロになる制度だ。この枠内で様々な株を購入できる10万円株はNISAに最適だ。
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【「10万円株投資」のメリットとテクニック・4】
少ない資金でも株で負けないための
攻めと守りの投資が同時にできる！
100万円の資金がある場合、10万円株なら、半分は「攻め」で値上がり益狙い、残りは「守り」で高配当狙いと投資目的を分けられる。さらに、「攻め」や「守り」の中でも複数の株に分散して買うこともできる。
【「10万円株投資」のメリットとテクニック・5】
リスクを減らすことも大切、
分散投資でリスクが小さくなる！
株式に投資する場合、どんなに優良な株でも値下がりリスクはゼロではない。しかし、複数の株に分散して投資しておけば、保有株の1つが大きく値下がりしても、他の株の上昇がカバーしてくれることもある。
【「10万円株投資」のメリットとテクニック・6】
同じ株を複数買うことも可能、
細かな売買で投資効率がアップ！
買った株が値上がりした場合、利益確定をするかどうか悩むことも多い。そんな時に少額から買える株であれば、複数単元を買っておき、一部を売って、残りは持ちっぱなしといったこともできるため利便性が高くなる。
このように、たくさんある10万円株の中から銘柄を選んで、複数または複数単元購入することが、日本株で大負けによる挫折を回避しつつ儲けるための近道なのだ。
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