各種税金がドーンと上乗せされるので
シンガポールで外食する際はお酒の飲み過ぎに注意!
ファイナンシャル・プランナー(FP)の花輪陽子です。
シンガポールで生活をするにあたって、住居費や教育費などの固定費の他に、かさみがちなのは交際費です。現地の生活や育児の情報交換をするために、ママ友とのランチで素敵なイタリアンレストランに行って、ワインでも飲もうものなら、8000円くらいはすぐにかかってしまうのです。また、飲み会の予算も、1万円以上になるのは当たり前です。
この連載の第3回で、食費についてご紹介したのですが、外食費にはサービスチャージ(10%)と消費税(7%)の合計17%が上乗せされるうえに、アルコール飲料への税金が高くつくため、それだけの金額になってしまうのです。

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日本だと、ぜいたくなランチをしてワインなどを1杯飲んだとしても、シンガポールの半額くらいで済むことが多いと思います。また、日本では通常のランチの場合、1000円前後でコーヒーやデザートまでつくことが多いですよね。
しかし、シンガポールで日本人が一般的に行くようなお店でランチをすると、すぐさま2000〜3000円かかってしまいます。
とはいえ、日本でも、将来的に消費税10%と軽減税率制度が導入されたなら、外食や酒類への消費税の課税が10%になる可能性があります。そうなると、今まで以上に交際費がかさむことになり、家計が苦しくなることが予想されます。
シンガポールの多くの人は、そんな優雅なランチを頻繁に楽しむ余裕はありません。働いている人の場合、オフィスでの昼食はどうするのかというと、フードコートを活用するのが一般的です。オフィス街の周辺には、安価なランチを提供するフードコートがたくさんあります。
フードコートを選択すれば、サービスチャージはかからず、500円前後でランチをすることができます。イメージ的には大学の学食に近い雰囲気でしょうか。また、外食せず、お弁当を持ってきている人も多いそうです。

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ディナーは、お酒を飲むと高くなってしまいます。ただ、シンガポールではハッピーアワー(「19時までに入店をするとお酒が半額」など、割引が適用される時間帯のこと)やレディースナイト(火、水、木など特定の曜日に開催される女性客向けの飲み放題プラン)などがあり、そういったものを利用すればかなりおトクです。
そのため、私はフリーフロー(飲み放題)ではないときは、原則1〜2杯しか飲まないと決めています。
外食よりも節約になるのがホームパーティーだが
子供のバースデーケーキなどに費用がかさむ
このように、シンガポールでは外食費がかさむことから、わが家ではホームパーティーやバーベキューをする機会が増えました。バーベキューの場合、ピットのレンタル、食材や酒類などの準備を含めても、10人前後だと、1人5000円前後で行うことができます。食材の準備からお肉を焼くところまでをやってくれるシェフもいて、同程度の予算からお願いできるそうです。
ホームパーティーの場合、主催者の負担が大きいので、一品持ち寄りパーティーという形をとる場合も多いです。集まりにもよりますが、外国人や若い男性が多いパーティーでは、買ったものを持ってきている人も半分くらいはいるように感じます。ただ、日本人のママ中心の持ち寄りパーティーの場合は、手作りした物を持ってくる人が多いので、簡単に作れる料理の腕を磨かなければいけません(やや、プレッシャーです)。

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そして、こちらで多いのが、子供のバースデーパーティーです。セレブ家庭でなくとも、バースデーパーティーは普通に開催されています。コンドミニアムのパーティールームや、プレイグラウンドなどを貸し切るスタイルのパーティーに参加したことがありますが、わが家でも娘の2歳のバースデーは、幼児教室を貸し切って行いました。
予算はそれなりにかかります。まず、ケーキが高いです。今シンガポールで流行っているのが3Dケーキで、立体的なキャラクターや動物、乗り物などのケーキが人気です。デザインや大きさにもよりますが、ショートケーキの場合は2キロ(20人分程度)で1万円前後。3D ケーキの場合は3万円近くかかることもあります。わが家は3Dケーキにするのはやめて、ショートケーキに日本で買った可愛いキャンドルを飾りました。
場所代は、プレイグラウンドなどを貸し切る場合、ゲストの人数にもよりますが、5万円前後(+ピザなどの軽食代)はかかります。集合住宅のパーティールームの場合、場所代は低コストですが、料理代や手間がかかります。子供達を楽しませるためにペインティングができるプロを招くこともよくあり、もちろん結構な費用がかかります。
また、ゲスト全員に「グッディバッグ」という手土産を渡すことも一般的によく行われるので、費用的に大変なだけでなく、準備をする親は肉体的にもくたびれます。そのため、子供が小さい頃は何人かで合同パーティーをする場合も多いです。
毎週ゴルフに行くと月10万円以上の出費に!
交際費をうまくセーブするコツは“メリハリ”
ちなみに、社交といえばゴルフを思い浮かべる人も多いかもしれませんね。ゴルフ代が交際費の大半を占める人もいるのではないでしょうか。シンガポールでも、週末に友人同士でゴルフに行く人は少なくありません。
ただ、シンガポールではゴルフ代も高いです。例えば、「マリーナベイゴルフコース」の場合、週末に18ホール回ると、2万円前後かかります(ビジター、ビザ保有者などによって料金が異なります)。毎週ゴルフに行くと、月に10万円程度かかってしまうわけですから、かなりの負担になります。ゴルフが趣味の人にとって、シンガポールは住みづらいところかもしれません。
このように、何かと交際費がかさむシンガポールでは、とにかくコストパフォーマンスがいいお店を探したり、安価で長居できるバーベキューやホームパーティーを活用したり……といったことが重要になってきます(ゴルフ代の節約は難しいかもれませんが)。
私自身、シンガポールでの生活がちょうど1年になり、最近ではひととおり行き尽くした感があります(もちろん、まだ行けていないレストランもたくさんありますが)。そのせいというわけではないですが、普段は自炊をして、たまに美味しい物を仲の良い友達と食べるというメリハリが「交際費」を節約するには何よりも大切かなと、改めて感じています。
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEXを |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~5.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 2021年2月に申し込み受付が始まった「三井住友カード」の新しいクレジットカードで、券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと、還元率5%に大幅アップ(※)するので、コンビニやマクドナルドを日常的に利用する人におすすめ! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! (※ 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗では「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可。) |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短翌日発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「コンビニ3社&マックで最大5%還元」の特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&コンビニ3社で最大還元率5%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないので、セキュリティも抜群! |
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◆Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
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1.875% (※1) |
4万9500円 | AMEX | - |
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【Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのおすすめポイント】 2022年2月24日に誕生した「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(SPGアメックス)」の後継カード。SPGアメックスと同じく、通常100円につき3ポイントが貯まり、「6万ポイント⇒2万5000マイル」の高い交換レート(=還元率1.875%!)でANAやJALなどの航空会社40社以上のマイルに移行可能! しかも、ポイントの有効期限は「最後にポイントが増減した日から2年間」なので“実質”無期限でマイルを貯められるのも大きなメリット。また、世界的ホテルグループ「マリオット・インターナショナル」との提携カードなので、カードを保有するだけで上級会員資格「ゴールドエリート」が手に入り、客室のアップグレードや14時までのレイトチェックアウトなどの特典が利用できる。さらに、年間150万円以上を利用したうえでカードを更新すると、シェラトンやウェスティンなどの同グループのホテルに2名まで無料で1泊できる「無料宿泊特典」(※2)がもらえるほか、年間400万円以上を利用するとワンランク上の会員資格「プラチナエリート」が手に入り、最大でスイートまでの客室アップグレード、朝食無料サービスなどの豪華特典が利用可能に! 家族カード1枚は年会費が無料(2枚目以降は年会費2万4750円・税込)になり、夫婦や家族でポイントが貯めやすくなっている。 (※1 6万ポイントを一度にマイルに移行した場合。1マイル=1.5円換算。※2 交換レートで5万ポイントまでのホテルに宿泊可能。追加で最大1万5000ポイントを支払って、6万5000ポイントまでのホテルに宿泊することも可能) |
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【関連記事】 ◆「Marriott Bonvoyアメックス」のメリットを解説!「SPGアメックス」の後継の「プレミアム」なら、年400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得できる! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう!(Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム編) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~3.0% | 永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料の高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)通常還元率は1%、「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」のAmazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、「ポイントップ登録(無料)」をすれば「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%に! |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~3.0% | 初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
AMEX | Suica |
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【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率3%に大幅アップ! セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率3%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! (※ 2年目以降1100円。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。) |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出! 全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!(ニューカマー部門) ◆「セゾンパール・アメックス・カード Digital」は、QUICPayで3%還元と超お得! 最短5分で発行できる「SAISON CARD Digital」の申し込み方法も解説! |
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~5.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 2021年7月1日に発行が始まった、券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと還元率5%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 SBI証券での積立投資など、一部の支払いは集計の対象外。※2 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗では「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで5%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カードが「1ポイント=1円」で請求額に充当できる「<新>キャッシュバック」を開始! 高還元な「プラチナプリファード」の魅力がますますアップ! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! (※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料) |
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