IPO株の銘柄分析&予想

「アディッシュ」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他のソーシャルメディアやアプリのサポート企業との比較や予想まで解説![2020年3月31日 情報更新]

2020年2月19日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 アディッシュ
市場・コード/業種 東証マザーズ・7093/サービス業
上場日 3月26日
申込期間(BB期間) 3月9日~3月13日
おすすめ証券会社 SBI証券岩井コスモ証券SMBC日興証券東海東京証券マネックス証券岡三オンライン証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 2101円(+70.81%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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アディッシュが3月26日にIPO(新規上場)!

「アディッシュ」の公式サイト画像「アディッシュ」の公式サイトより

 アディッシュは、2020年2月19日、東京証券取引所に上場承認され、2020年3月26日にIPO(新規上場)することが決定した。

 アディッシュは2014年10月1日に設立された。インターネット関連産業では、SNSやブログ等のソーシャルメディア、ソーシャルアプリやスマートフォンアプリに加え、シェアリングエコノミー、Fintech、MaaSといった領域が急成長している。これらの領域に属するサービスが発展する一方で、社会通念上不適切と思われる書き込みや行為による被害が急増している。

 同社グループは、インターネットの発展に伴って拡大するこれらの課題を解決する事業を展開している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

アディッシュのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 3月5日
ブックビルディング(抽選申込)期間 3月9日~3月13日
公開価格決定 3月16日
購入申込期間 3月18日~3月24日
払込日 3月25日
上場日 3月26日

アディッシュのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2020年3月12日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券(主幹事証券)
[最短翌日に取引可能]
87.7
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岩井コスモ証券
[最短3日で取引可能]
1.8
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券
[最短3日で取引可能]
1.8%
公式サイトはこちら!
東海東京証券 1.8%
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
みずほ証券 3.6%  
エース証券 0.9%  
藍澤證券 0.4%  
エイチ・エス証券 0.4%  
むさし証券 0.4%  

アディッシュのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1090
仮条件
[予想PER(※2)
1110~1230円
17.2倍~19.1倍]
公募価格 1230円
初値 2101円
初値騰落率 +70.81%
予想トレーディングレンジ(※3) 1200円~4000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2020年3月4日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 31.9倍
エルテス<3967> 51.8倍(連)
ガイアックス<3775> 23.1倍(連)
EG<6050> 20.7倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

アディッシュの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 167万6500株(予定)
公開株式数 公募23万7000株  売出6万8000株
(オーバーアロットメントによる売出3万株)
想定公開規模(※1) 3.7億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

アディッシュはアプリ向けサポートやネット監視

 ソーシャルアプリ向けサポート、ソーシャルリスク投稿モニタリングやネットいじめ対策などのカスタマーリレーション事業を展開する。2018年12月期実績で売上高の47.9%をソーシャルアプリサポート、35.7%をインターネットモニタリングが占める。ガイアックス<3775>が発行済株式の48.0%を保有。

 ソーシャルアプリの急成長に加え、インターネット上での企業の風評被害や学校でのネットいじめの社会問題化により、時流に乗るビジネスとして関心を集めるだろう。公開規模は非常に小さく、株価バリュエーションも業績の伸びに比べ穏当といった印象。

 公開規模については3~4億円程度となる見込み。既存株主から一定の売りが出る可能性はあるが、十分に吸収可能だろう。3/26は3社同時上場となるものの、同社は人気化しそうだ。

◆「アディッシュ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
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東海東京証券
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アディッシュの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2015/12 1,341
(―)
▲ 20
(―)
▲ 19
(―)
2016/12 1,530
(14.0%)
8
(―)
6
(―)
2017/12 1,886
(23.3%)
▲ 48
(―)
▲ 60
(―)
2018/12 2,087
(10.6%)
99
(―)
81
(―)
2019/12予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2017/12 1,907
(―)
▲ 31
(―)
▲ 21
(―)
2018/12 2,160
(13.2%)
44
(―)
35
(―)
2019/12 2,501
(15.8%)
135
(202.9%)
92
(156.1%)
2020/12予 3,147
(25.8%)
180
(33.3%)
108
(17.4%)
2019/9 3Q 1,804
(―)
74
(―)
48
(―)
2020/6 2Q予 1,542
(―)
73
(―)
41
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:64.42円/0.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

アディッシュの業績コメント

 2020年12月期の業績は、売上高が前期比25.8%増の31.4億円、経常利益が同33.3%増の1.8億円と増収増益の見通しとなっている。

 同社グループを取り巻くインターネット関連市場については、通信技術の進歩によるインターネットの高速化やスマートフォンを始めとするモバイル通信端末の利用人口の増加により、今後においても安定的な成長と拡大が期待されている。また、同社グループが事業展開を行うソーシャルメディア関連市場の動向としては、2019年6月におけるTwitterの1日当たりアクティブユーザー数(世界規模)が1.39億人(前年同期比11%増)となっている。

 同社グループの事業においては、継続的な事業成長の実現に向け、引き続き人材採用及び開発投資に積極的に取り組んでいる。新規の取り組みとしては、「インターネットモニタリング」において、インターネットやソーシャルメディアの過去のモニタリングで培ったリスク対策のノウハウを生かした決済サービス提供事業者・決済サービス導入事業者向け「不正決済対策サービス」の提供を開始した。

 また、カスタマーリレーション事業の各サービスを組み合わせ、シェアリングエコノミー事業を開始する企業向けに、ユーザーの投稿監視や出品監視、本人認証確認からカスタマーサポート、企業側の損害保険のサポートまでをまとめて行う「シェアエコ運用支援パッケージ」の提供を開始している。

アディッシュの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都品川区西五反田一丁目21番8号
代表者名(生年月日) 代表取締役 江戸 浩樹(昭和57年1月18日生)
設立 平成26年10月1日
資本金 8010万円(令和2年2月19日現在)
従業員数 新規上場会社163人 連結会社291人(令和2年1月31日現在)
事業内容 ソーシャルアプリ向けサポート、ソーシャルリスク投稿モニタリングやネットいじめ対策などのカスタマーリレーション事業
■売上高構成比率(2018/12期 実績)
品目 金額 比率
カスタマーリレーション事業 2,160 百万円 100.0%
合計 2,160 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 株式会社ガイアックス 69万1300株 48.02%
2 江戸 浩樹 20万4100株 14.18%
3 MSIVC2016V投資事業有限責任組合 14万株 9.73%
4 コロプラネクスト7号ファンド投資事業組合 12万5800株 8.74%
5 株式会社モバイルファクトリー 3万8700株 2.69
5 株式会社ヴァル研究所 3万8700株 2.69%
5 株式会社セレス 3万8700株 2.69%
8 フリービットインベストメント株式会社 3万株 2.08%
8 みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 3万株 2.08%
10 杉之原 明子 1万9200株 1.33%
10 池谷 昌大 1万9200株 1.33%
10 石川 琢磨 1万9200株 1.33%
10 吉川 敏広 1万9200株 1.33%
合計   141万4100株 98.24%
■その他情報
手取金の使途 同社グループのカスタマーリレーションサービスの提供における業務プロセスの効率化や自動化等の技術開発研究の投資、業容拡大に伴う福岡センターの増床における設備資金、差入保証金の差入、地代家賃の増加分、人材採用費として充当する予定
関係会社 アディッシュプラス株式会社 (連結子会社) カスタマーリレーション事業
adish International Corporation (連結子会社) カスタマーリレーション事業
VC売却可能分(推定) 3社  20万株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2018年1月18日
割当先 みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合、他3カ所
発行価格 1,000円 ※株式分割を考慮済み
◆「アディッシュ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短3日で取引可能]
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SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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東海東京証券
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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アディッシュの銘柄紹介

 同社グループは、同社(アディッシュ(株))と連結子会社2社(アディッシュプラス(株)、adish International Corporation)により構成されており、ソーシャルメディアやコミュニケーションサービス等を介して、人と人がつながるからこそ起きる課題を解決し、利用者にとって健全で心地よい"居場所"をつくることを目的とした「カスタマーリレーション事業」を提供している。

1:ソーシャルアプリサポート

 利用者からの問い合わせを、顧客企業に代わって対応するカスタマーサポートサービスである。主な顧客企業は、アプリあるいはサイトの運営企業である。電話、メール及びチャットを利用したカスタマーサポートに対応している。海外市場に向けてサービス展開をしている顧客企業にも幅広くサポートするために、同社は10カ国語以上の言語に対応している。

 同社は、ソーシャルゲーム、シェアリングエコノミー、Fintech、MaaSといった業界に特化したカスタマーサポートを得意としている。この業界の特徴は、非常に早い速度で開発がなされ、毎週のようにサービスがアップデートされることである。また、利用者間でコミュニケーションが取れたり、サービスを提供し合ったりすることが可能であり、従来のあらかじめ定めた回答を行うという方法では、利用者の不明点や不満を即時解決することが難しいという課題が起きている。

 同社では、このような業界が抱えるカスタマーサポートの課題に応えていくため、システムを独自に開発し、顧客企業に提供している。同社だけでは判断ができない問い合わせについては、顧客企業と連携して協議や判断を仰ぐ必要があり、同社のシステムを介して効率的に運用できるようにしている。様々な問い合わせを整理し、顧客企業及び同社内での情報共有を確実かつ迅速に行うことで対応の質とスピードを両立させている。

2:インターネットモニタリング

 利用者の行う投稿を24時間365日体制でモニタリングし、不適切なものが発見された場合に、注意、報告、警告、非表示化等の対応を行うサービスである。インターネットモニタリングには2種類が存在する。

 1つは利用者による投稿機能のあるオウンドメディア(自社で発行の広報誌やパンフレット、インターネットの自社ウェブサイト・ブログ等、企業や組織自らが管理・運営し、情報を発信するメディア)を対象としたモニタリングである。主な顧客企業は当該オウンドメディアの運営企業であり、当該オウンドメディアが利用者にとって健全で心地よい場となる支援を行う。

 もう1つの形態は、ソーシャルメディアを対象としたモニタリングである。顧客企業の社名、商品名、サービス名、ブランド名等のキーワードで検索し、抽出された投稿について、顧客企業の課題に沿う形で分類、レポートにまとめ報告するソーシャルリスニング業務である。ソーシャルメディア上では、利用者によって商品やサービスについての様々な投稿が行われている。それらの情報を確認し、製品開発やマーケティングに活かしていきたい企業が顧客となる。また、炎上対策を目的とする顧客企業もある。

3:スクールガーディアン

 学校生活上の課題となり得るネットいじめの可能性がある書き込みやインターネットでの個人情報流出をモニタリングして生徒指導に活かしていくコンサルティングサービスである。主な顧客は、各都道府県等教育委員会または公立学校、私立学校法人である。

4:フロントサポート

 企業がソーシャルメディアを活用して利用者に能動的に働きかけることで、利用者とのつながりを維持、向上させ、ファンコミュニティを形成していくためのサービスである。

アディッシュの投資のポイント

 ソーシャルアプリの急成長に加え、インターネット上での企業の風評被害や学校でのネットいじめの社会問題化により、時流に乗るビジネスとして関心を集めるだろう。ベンチャーキャピタル保有株が32万5800株(上場時発行済株数の19.4%)を保有するものの、公開規模は非常に小さい。

 類似企業としてはエルテス<3967>が2016年11月にマザーズへ上場し、公開価格比+263.7%という高い初値を付けた。また、2019年に公開規模5億円未満のマザーズIPOは3社あり、初値騰落率の平均は+253.1%となっている。業績の伸びに比べ、株価バリュエーションは穏当といった印象。

 同社グル-プは、ソーシャルメディアやコミュニケーションサービス等を介して、人と人がつながるからこそ起きる課題を解決し、利用者にとって健全で心地よい居場所をつくることを目的としたカスタマーリレーション事業を展開している。

 2018年12月期実績で売上高の47.9%を占めるソーシャルアプリサポートは、利用者からの問い合わせを、顧客企業に代わって対応するカスタマーサポートサービス。主な顧客企業は、アプリあるいはサイトの運営企業。

 また、同35.7%を占めるインターネットモニタリングは、利用者の行う投稿を24時間365日体制でモリタリングし、不適切なものが発見された場合に、注意、報告、警告、非表示化等の対応を行うサービス。売上高の10.4%がバンダイナムコエンターテインメント向けとなっている。ガイアックス<3775>が発行済株式の48.0%を保有。

 業績面について、2020年12月期は売上高が前期比25.8%増の31.4億円、経常利益が同33.3%増の1.8億円と増収増益の見通しとなっている。ソーシャルアプリサポートではAppStoreのゲームセールスランキング上位にランクインした複数の大型ゲームタイトルを新規受注し、インターネットモニタリングでは不正監視サービスの需要拡大に伴い既存顧客との取引金額が増大する。

 想定仮条件水準の今期予想PERは15~18倍程度で、類似企業のイー・ガーディアン<6050>などを下回る水準となっている。

 公開規模については3~4億円程度となる見込み。前述のベンチャーキャピタル保有株のうち12万5800株は上場日後180日間のロックアップがかかっており、残りも大半は上場前の第三者割当等による継続所有の確約(上場日後6カ月間)が取られている。ガイアックスは同社株を段階的に売却していく方針。ロックアップも公開価格の1.5倍以上で解除されるため、市場で追加売却する可能性はある。

 ただ、公開規模が非常に小さいため、十分に吸収可能だろう。また、3/26はウイングアーク1st<4432>とサイバーセキュリティクラウド<4493>が同時上場するが、同社はサイバーセキュリとともに人気化しそうだ。

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◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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