超成長株投資で資産10倍計画!

日本の成長株投資を知り尽くした2人が語る
アフターコロナを見据えた長期投資戦略(前編)
山本潤氏 VS 関美和氏 特別対談山本潤の超成長株投資の真髄 第92回

2020年12月23日公開(2020年12月26日更新)
山本 潤
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コロナで割安に放置されている成長株に投資する最後のチャンス!?

   ダイヤモンド社の100%出資子会社、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ(以下、DFRと略)が提供する『山本潤 10年で10倍を目指す! 超成長株投資の真髄』は、外資系投資顧問などで日本株のファンドマネージャーを約20年間務めた山本潤氏が個人の資産を10年で10倍にすることを目指し、年率20%以上のパフォーマンスを目指す銘柄の組み合わせ(ポートフォリオ)をメルマガや掲示板で助言するサービスだ。

 日本の株式相場は11月以降大きく上昇し、日経平均株価は2万6000円台を推移している。DFRポートフォリオのパフォーマンスも過去最高を更新した。

 山本氏は、長期投資に臨む上で大事なのは、短期的な株価動向に一喜一憂せず、10年~20年という長期のグランドデザインを描くことだという。そのための理論や哲学などをDFR会員に向けて、メルマガやセミナーなどを通じて伝授している。今回は2021年の長期投資戦略を考える上で大事になるポイントを、山本潤氏と、翻訳家として活躍する関美和氏に聞いた。

 実は山本氏と関氏は、約20年前に外資系投資顧問会社で日本の成長株投資のファンドマネジャーとして共に活躍した同僚だ。対談の前編では、過去を振り返ってもらいながら成長株投資の真髄、後編では、2021年以降に注目すべき投資分野や人生のグランドデザインを描く大切さなどを語ってもらった。

左が山本潤氏、右が関美和氏。対談はダイヤモンド社で行われた

無名だった「ユニクロ」を発掘し、大きなパフォーマンスを上げる

――『父が娘に語る 美しく 深く 壮大で とんでもなくわかりやすい経済の話』(ダイヤモンド社)や『ファクトフルネス』(日経BP社)など、数多くのビジネス書のベストセラーの翻訳家として活躍する関さんが、過去に日本株のファンドマネージャーをしていたことに驚きました。

 今から約20年前の2000年前後、私と山本さんはクレイ・フィンレイという外資系投資顧問会社の東京オフィスで日本の成長株ファンドのマネジャーをしていました。私が主に内需企業を担当し、山本さんが半導体などの外需企業を主に担当していました。

――当時の日本経済や株式相場の状況はどうだったのでしょうか?

 悪かったですね。銀行は不良債権処理に追われ、国内景気も低迷する中、内需企業は全般的に元気がありませんでした。しかし、そんな時代でも新興の成長企業が台頭していました。小売業で言えば、百貨店やスーパーマーケットなどの従来からある業態が苦戦する中、新たに「専門店」と呼ばれる業態が元気でした。その中でもひときわ輝いていたのが、現在、「ユニクロ」や「ジーユー」などを運営するファーストリテイリング(9983)です。

ファーストリテイリング(9983)/月足・30年(出典:SBI証券公式サイト)

  私が同社に注目した時期は、本社がまだ山口県の宇部市にあり、東京では原宿に1号店が誕生した頃でした。企業リサーチをすると、従来の小売店で販売されている衣料品と比べ、品質も高く価格も圧倒的に安く、さらに生産や販売の仕組みといったビジネスモデルも斬新でした。何より私自身が店舗で商品を手にとって見て欲しいと思うほど魅力的でした。その後、バリエーションなどを評価した後、ポートフォリオに同社を集中的に組み入れて、長期で大きなパフォーマンスを上げることができました。

――ファーストリテイリングはフリースブームが去った後など、業績や株価が低迷した時期もありましたが、それでも保有を続けたのですか。

翻訳家として活躍するほか、杏林大学准教授なども務める関美和氏

 はい。ポートフォリオのリスク管理上、ポジションを少し減らしたものの、長期で成長が期待できる企業を短期のパフォーマンス悪化や含み損で手放したりはしません。私と山本さんが在籍したクレイ・フィンレイは、日本が高度経済成長期に入る前から国内の成長株に投資し、成長株投資の先駆けとも言える会社で、長期保有こそパフォーマンスが最も上がることを理解していました。

短期分析はしない。4~5年先の未来を予測して投資判断する

山本 クレイ・フィンレイでは、企業リサーチする際、短期分析はほとんどしません。最低でも4~5年先の将来をイメージして事業の動向や業績の成長率を予測し、株価が割安なら投資します。割安かどうかの判断指標としてよく用いたのはPEGレシオでした。PEGレシオは、PER(株価収益率)を1株利益成長率で割って求める指標です。例えばPERが40倍と高くても、1株利益成長が20%で続くと考えた場合のPEGレシオ2倍で、割安と判断して投資しました。前提とする成長が続く限りは売却せず、長期保有するのが原則です。私がポートフォリオを助言しているDFRも基本は同じ方針です。

――以前は機関投資家、現在はDFRで長期の成長株投資のファンドマネジャーとして活躍する山本さんから見て、個人投資家の株式投資で気になる点はありますか?

山本 個人投資家の株式売買で危惧するのはナンピン買いを頻繁にすることですね。しかも、ナンピンのタイミングが早く、購入する株数も多い。ポートフォリオを組んで長期運用する場合、ナンピンはほとんどしません。するにしても、株価が2~3割下落して初めて検討し、購入株数も保有しているポジションより少ないのが原則です。一方、個人投資家に多いのは、株価5%程度下げたらすぐにナンピンし、購入株数も多い。これでは株価が反発すればまだしも、さらに5%、10%下がると含み損は大きく拡大し、ポートフォリオのパフォーマンスを著しく悪化させかねません。

 個人投資家がナンピンや損切りを頻繁にする一因は、株価の値動きを日々チェックし、株価の変動に一喜一憂しすぎることがあると思います。長期投資では株価を必要以上に見ないことも大切です。長期投資の場合、株価をじっくり確認するのはプロでも1カ月に1回程度で十分だと思います。

 私は現在、投資の仕事をしていおらず、プライベートでも株式投資も積極的にやっていないということもありますが、私も相場はほとんど見ません。見るのは3か月に1回ぐらいでしょうか。今年で言えば、原油価格がマイナスになったとマスコミや世間が大騒ぎしていることを聞いた時ですね。そのタイミングで原油ETFを購入しましたが、少し経ったら倍になっていました。普段は相場を見ずに、世間が騒ぐほど安くなったら購入し、上がるまで長期間放置しておく。それぐらいのスタンスの方が結果的にパフォーマンスは向上すると思います。

長期的視点に立った場合、日本株への投資は適切?

――人口減少など日本経済の将来を悲観し、米国株を筆頭に海外株式に投資する個人投資家も増えています。DFRの組み入れ銘柄はすべて日本株ですが、日本株への投資は適切なのでしょうか?

DFRポートフォリオの助言を行う山本潤氏

山本 ファンドマネジャー時代、韓国株の投資を検討したことがありました。ドラッグストアなどビジネスモデルが分かりやすい業態の企業分析から始めましたが、生活習慣や法制度などが異なるため、日本株のように高い精度で事業動向や業績を予想することが難しく投資するのをやめました。それに比べると、日本株は圧倒的に分かりやすく、個別株投資するなら日本株が最適だと思います。

 私がDFRで投資助言している中小型の内需株の場合、産業が成熟したり、市場は衰退したりしていても、その中での勝ち組や伸び盛りの企業に投資すれば、十分なパフォーマンスを得ることができます。例えば、DFRポートフォリオの銘柄で言うと、銀行は業界は厳しいものの、住宅ローン「フラット35」の扱いでシェア1位を誇るアルヒ(7198)や、信用金庫向けの情報システムでナンバーワンシェアを誇る情報企画(3712)はその一例でしょう。

情報企画(3712)/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)

 ただ、売上規模や国内シェアがある程度大きくなると、それ以上を目指すにはグローバル展開し、海外売上比率を高めていける企業に投資するのがいいと思います。DFRポートフォリオは、成長率の高い中小型株を中心に、内需の勝ち組企業と、グローバル展開で飛躍が期待できる外需企業にバランスよく投資しています。

 私は正直に言って、日本経済全体の将来に対する見方はネガティブです。日本経済全体がプラス成長を続けるのは難しいでしょう。ただし、山本さんが言った通り、経済全体が悪いからと言って、個別株がダメかというとそうではありません。株式投資は業界がニッチだったり、衰退したりしていても、その中の「勝ち組」企業を探し出すことができれば、ある程度成功すると思います。しかし、さらなるパフォーマンスを求めるなら、現在のファーストリテイリングのようにグローバルに活路を求めて挑戦する企業に投資することは欠かせないと思います。

 後半では、2021年以降に注目すべき投資テーマや長期のグランドデザインを描く大切さなどについて対談してもらった。→後編の記事はこちら

■関美和氏のプロフィール

翻訳家。杏林大学准教授。慶應義塾大学文学部・法学部卒業。ハーバード・ビジネススクールでMBA取得。モルガン・スタンレー投資銀行を経てクレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長を務めた。翻訳書に『父が娘に語る 美しく 深く 壮大で とんでもなくわかりやすい経済の話』(ダイヤモンド社)や『ファクトフルネス』(日経BP社)などがある。

(構成/冨丸幸太 撮影/鈴木愛子)

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