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「東京2020 一か八かファンド」の中間結果を発表!290万円→432万円になり、プラス49%の上昇。DFRポートフォリオの月次パフォーマンスも最高に山本潤の超成長株投資の真髄 第90回

2020年12月9日公開(2022年3月29日更新)
山本 潤
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「東京2020 一か八かファンド」の中間結果を発表

  今回は「東京2020 一か八かファンド」の中間結果を発表します。このファンドは、通常のDFRポートフォリオとは別にキャッシュに余裕がある方を対象に助言したものです。「Ⅰ」と「Ⅱ」の2種類があり、ファンドⅠは投資元本100万円を2021年の東京五輪の閉会式頃まで保有して2倍の200万円にすることを狙い、ファンドⅡは同期間で投資元本200万円を3倍の600万円にすることを狙うものです。

 銘柄の選定基準はコロナの感染拡大で大打撃を受けた企業です。今年4月15日に選定銘柄と購入株数を発表しました。保有期間の約半分に当たる約8カ月が過ぎたので中間報告いたします。

約8カ月で元本290万円が432万円、プラス49%のパフォーマンス

 12月4日時点のファンドⅠのパフォーマンスがプラス42%、ファンドⅡがプラス53%でした。ファンドⅠとⅡを合わせて当初の元本290万円が432万円に増えたこととなり、プラス49%のパフォーマンスになりました。助言通りに投資した方は、コロナショックによる皆様の無念を少しははらすことができたのではないでしょうか。

 パフォーマンスを牽引した銘柄は、UTグループ(2146)がプラス186%、TKP(3479)がプラス115%と2倍以上になったほか、三井不動産がTOBを発表した東京ドーム(9681)がプラス84%、良品計画(7453)がプラス84%になるなど好調に推移しています。ちなみに同期間のTOPIXはプラス24%であり、大幅に上回りました。

TKP(3479)/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)

 なお、東京2020 一か八かファンドの詳細や全ての助言銘柄を知りたい方は、過去の記事をご覧ください。

感染拡大が収まらない中、なぜ、株価は上がるのか?

 コロナ感染拡大が収まらない中、なぜ、株価が上がるのか不思議に思われる方もいらっしゃるでしょう。そこで当時の会員向けの掲示板にあるFAQから振り返ってみましょう。日経平均株価が1万8000円を割り込んでいた4月4日土曜日、DFRの会員が掲示板で次のようなご質問をされました。

 「コロナ騒動はいつ収束して、株価が戻りますでしょうか? 私は短くて半年から1年、長いと2年以上かかると思います。株価は1年以上含み損が続き、収束の兆しとともに大きく上昇するが、コロナ騒動長期化の影響を受けて銘柄により明暗が分かれると考えています。山本さんのご見解を伺いたいです」

コロナ禍での株価上昇は、歴史を振り返れば分かる

 それに対して、当時、私が返した回答は次の通りです。

 「感染拡大による経済悪化は特殊な騒ぎで、早ければ数カ月(相場的には35日間)で収束すると思います。経済活動は2カ月で再開します。緊急事態宣言は医療崩壊を防ぐ措置であり、それを回避できれば、経済活動は再開されます。需要が後ずれして爆発すると、現在3%を超える配当利回りと配当成長率が共に高まり、日経平均株価は3万円を突破する可能性もあると思います。意外と思うかもしれませんが、相場とは不思議なものです。悪い時もオーバーに下落しますが、良い時もオーバーに上昇してしまう。舵取りが難しいですね。このぐらいの楽観でみております。

 今回の不景気は感染を抑えるために作り出した意図的なものですから、株価は業績ほど落ちません。来期の赤字を織り込んでVIXが下がっているのはそのためです。需要が爆発する時、例えば三連休の気の緩みで十倍ぐらいで爆発すれば、景気は一気に回復する可能性もあります。株価が下がり、世界中のお金が嗅覚を鋭くして、買う準備をしていると思います。

 バックミラーである足元の業績が悪いことを確認し、それによる悪影響を心配することに意味があるのでしょうか?それを既に織り込んでいるから、株価が数分の1まで下がっているのです。そこは株価の空気を読んであげて欲しい。「俺の株価は何のために数分の1になって、皆に赤字を教えているのか。それで今なお上げ膳据え膳で真ん中高めのスローボールを投資家は待っているのか」と。

 過去に不景気でPERが急上昇している場合を見れば、今回も同様で、仮に収益ゼロでも株価はこれ以上下がってもしれています。短期の株価に一喜一憂しなくても、そのうちにマーケットは回復します。過去を振り返れば、いつでもどこでも同じでした。

DFRポートフォリオの月次パフォーマンスも過去最高を更新

  「東京2020 一か八かファンド」の中間報告をしましたが、東京五輪の閉会式が終わる頃に最終報告をしたいと思います。また、おかげさまでDFRポートフォリオのパフォーマンスを表すDFR指数も11月末に過去最高(設定来 +35.6% 同時期のTOPIX +21.3%)を更新することができました。DFRポートフォリオは、今年のパフォーマンスを牽引した高PERのマザーズ銘柄は組み入れておらず、来年以降に本格的な株価上昇が期待できる銘柄を多く組み入れているので、長期資産形成の参考にしてください。

(DFR投資助言者 山本潤)

この連載は、10年で資産10倍を目指す個人のための資産運用メルマガ『山本潤の超成長株投資の真髄』で配信された内容の一部を抜粋・編集の上お送りしています。メルマガに登録すると、週2回のメルマガの他、無料期間終了後には会員専用ページでさらに詳しい銘柄分析や、資産10倍を目指すポートフォリオの提案と売買アドバイスもご覧いただけます。


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