｢ウーバーイーツ｣の副業で効率的に稼ぐ方法を伝授！
月10万円を稼ぐ会社員は、注文が集中する場所や時間
を選び、月50～60時間だけ働いて無理なく収入を確保

「ウーバーイーツの配達」の副業で効率的に儲けるコツとは？ 会社員をしながら、副業の「ウーバーイーツ」で月10万円を稼ぐ配達員が、無理なく利益を上げるポイントを伝授！

発売中のダイヤモンド・ザイ2021年1月号は、特集「人生が変わる！ 収入が増える！【副業】のススメ」を掲載！ コロナ禍の影響で働き方の多様化が進み、これまで以上に「副業」を持つ人が増えている。しかし、副業を始めてみたいと思いはするものの、「何を、どうやったらうまく稼げるのか、見当もつかない」という人も多いはずだ。そこで、この特集では、副業で成功している11人を取材。副業を軌道に乗せるコツから、実際にいくら稼ぎだしているかまで、気になるポイントを洗いざらい聞いている。

今回は特集の中から、スキマ時間に「ウーバーイーツの配達」をしている人の記事をピックアップ！  これから副業を始めたい人や、副業でうまく利益を出せていない人は、ぜひチェックを！
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副業で人気が高い「ウーバーイーツの配達員」のメリットは、
採用面接ナシ、服装規定ナシ、シフトも不要で自由度が高い点！

　外出がしづらくなり、在宅で仕事をする人が増えたコロナ禍において、爆発的に普及したウーバーイーツ。復習しておくと、ウーバーイーツとはスマホで料理などを注文できるサービスのこと。注文後、20分程度で自宅に品物を届けてもらえて、その便利さに定評がある。

　サービスの人気が高まるのと同時に、「ウーバーイーツの配達」を仕事にする人も増えている。副業を指南する「副業アカデミー」学長の小林昌裕さんによると、「2020年は副業を始める人が増えましたが、なかでも人気が高いのがウーバーイーツの配達員です」とのことだ。

　人気の理由は、なんといっても自由度の高さにある。ウーバーイーツの配達員になりたいと思ったら、ネットで登録を済ませ、専用バッグを入手するだけ。採用面接はない。また、配達には自転車などが必要になるが、持っていない場合でも、シェアサイクルを利用すれば問題ない。

　登録してからは、自分の好きなときに働くことができるので、シフトを組む必要もナシ。仕事をしたいときに、スマホの配達員専用アプリを「オン」にするだけでいい。逆に終わりたいときは、アプリを「オフ」にするだけ。服装は、もちろん清潔感のあるものが好ましいが、原則的に自由なのも気楽でいい。
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効率的に儲ける秘訣は注文が多いエリアで繰り返し配達すること！
知恵を絞れば”ゲーム感覚”で収入を増やすことができる

　ここからは、ウーバーイーツの配達を副業とする、会社員の薬師寺さんの事例を紹介しよう。

　コロナ禍の影響で、2020年3月以降、月の半分は自宅待機になったという薬師寺さん。「空き時間が増えたので、ウーバーイーツの配達を試してみましたが、まさかこんなに稼げるとは思いませんでした」と、うれしそうに語る。薬師寺さんが副業にあてる時間は、平日の夜と休日。週に4日ほど、合計12～16時間配達するだけで、月に約10万円稼いでいる。

　前述のように、ウーバーイーツの配達員は登録を済ませれば、すぐにでも始められる。ただ、その代わり研修などはなく、誰かに仕事の仕方を教えてもらうことができない。薬師寺さんも、最初は手探りの状態で、まずはお客としてウーバーイーツを注文してみたり、YouTubeの動画を見て、一通りの流れを学んだりしてからスタートした。

　ウーバーイーツは1回配達するごとに400～600円の報酬を得られる。1回あたりの報酬は少額なので、短時間でいかに数多くの配達をこなすかが重要だ。

　最初は勝手がわからず、1時間に1回程度しか配達できないかもしれない。それだと時給400～600円ということになり、あまりやりがいを感じられないだろう。薬師寺さんは、いまでは1時間に3～4件の配達をこなし、時給にして平均1700～2000円ほど稼いでいる。効率よく稼ぐには、ちょっとしたコツがあるというので教えてもらった。
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　薬師寺さんによると、もっとも重要なのは「エリア選定」で、ウーバーイーツ加盟店の多いエリアで稼働することを最優先すべきだという。エリアによっては、ウーバーイーツ加盟店が少なく、必然的に配達リクエストが限定されるところもあるからだ。実際に薬師寺さんが稼働エリアに選んだのは、JR中央線沿いのターミナル駅周辺。ウーバーイーツ加盟店が多い人口密集地なので、アプリをオンにすると、5分も経たないうちに配達リクエストが入り、効率的に稼げる。

　配達エリアを決めたら、毎回、同じエリアで稼働することもポイントだそう。

 「同じエリアで配達を繰り返しているうちに、道を覚えます。そのうち、料理をバッグに詰める間に、配達ルートが頭に浮かぶようになってきます」（薬師寺さん）

　いまや薬師寺さんは、建物名だけで位置がわかる場合も多く、専用アプリやGoogleナビでは示されない裏道、どの信号なら早いかといったことまで頭に入っている。それが、配達スピードのアップにつながっているのだ。

　また、ウーバーイーツの報酬は悪天候になるとアップする。悪天候時は配達員が減少し、配達リクエストは増える傾向にあるため、悪天候時こそ稼ぎ時と認識することも重要なようだ。

　これらのコツに加えて、薬師寺さんが実践しているのは、段ボール箱やタオルなどを自前で準備することだ。

　配達する料理には汁気が多いものも含まれるが、配達用の専用バッグの仕切り板だけでは、うまく料理を固定できないので、気を付けていても配達中にこぼれてしまうことがある。中身をこぼすと評価が下がるため、薬師寺さんは一工夫。バッグ内にすっぽり収まる箱を用意して仕切りを増やし、なおかつタオルやプチプチ（気泡シート）も自前で揃えて、料理をしっかり固定するのに役立てている。おかげで、こぼれをかなり防げるようになり、ストレスなく配達ができるようになった。

　ちなみに、収入を確保できたこと以外にも、思わぬ収穫があったという薬師寺さん。「ウーバーイーツを始めて半年で、体重が10kgも減りました。いい運動になっているし、ゲーム感覚で楽しい。当分やめられません」とのことだ。
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