韓国で45万部の超ロングセラーが発売から7年、いよいよ日本に上陸。韓国で社会現象を巻き起こした『勉強が面白くなる瞬間』。この本を読んで、学生の98.4%が「勉強をしたくなった」と証言! なぜ、勉強をしなかった人たちが勉強に夢中になるのか。10代~70代の世代を超えて多くの人が共感。そこにノウハウは一切ありません。ただ、この本を読んだ人にはわかることでしょう。執筆に8年かかったとされる『勉強が面白くなる瞬間』から、その驚くべき内容を紹介する。
10代から70代に共通している「後悔」
以前、テレビ番組でさまざまな年代の人々にこう尋ねてみました。
「あなたの人生で一番後悔していることは何ですか?」
テレビ局側は、きっと期待していたことでしょう。後悔というものは男女で違うはずだし、年齢によっても興味の対象が違う分、調査結果をうまくまとめるだけでバラエティに富んだ番組ができあがるだろう、と。どう考えても、女子高生と50代の中年男性の後悔の対象が同じであるはずはありませんから。ところが、いざ調査をしてみると驚きの結果になりました。10代から50代の男女が「人生で一番後悔していること」で共通して上位に来たのは、「勉強しておけばよかった」だったのです。
まだ勉強すべき10代と20代だけでなく、30代、40代、50代の大人たち、さらには60代、70代の高齢者の多くが「勉強しておけばよかった」「勉強したかったのに」と後悔しているのです。
生活が苦しくて失った「勉強する機会」を、取り戻すこともできない状況だったのでしょう。頭から消すことも振り払うこともできない「深い後悔」は一生、心をかき乱すことでしょう。だからこそ、全ての年代が「勉強ができなかったことへの後悔」を打ち明けたのです。
この結果に、私は胸を締め付けられました。何よりも、70年にもわたる人生を過ごしてきたおばあさんたちの「勉強したかったのに」という後悔の言葉を、私たちは心に刻み込むべきでしょう。
ここで、いまの自分を振り返ってみましょう。自分が30代、40代、50代、60代、70代になって「いまの自分」を思い出したとき、「あのとき、もう少し勉強しておけば」と後悔しないですむでしょうか。
(本原稿は書籍『勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法』の抜粋です)