――手取りが10~30万円台の家計から抽出しているのはなぜですか?

横山 家計再生のためのコンサルティングに申し込まれるのは、手取りが10~30万円台の方が多く、なかでも20万円台がボリュームゾーンです。しかも、年代を問わず……です。

 世の中がアベノミクス効果で盛り上がっているとはいえ、その恩恵を受けて手取りが多少なりとも増えたという声は、残念ながらあまり聞きません。それどころか、いまや40代でも50代でも、手取り20万円台という人が増えているのです。

 当然ながら、手取りが少なければ使えるお金も少なくなるわけで、家計の舵取りも難しくなります。コンサルティングに寄せられる悩みの内容を振り返っても、「浪費でお金が貯まらない」という声より、「ムダ使いはしていないつもりだけど、手取りが増えないおかげでお金を貯められない」といった声のほうが多数派です。

 「支出の割合」は、主としてそんな"手取り10~30万円台"くらいの方に参考にしていただくために作成しました。

 手取りがもっと多い方の場合、私の著書『約7000世帯の家計診断でわかった!ずっと手取り20万円台でも毎月貯金していける一家の家計の「支出の割合」』に載っている割合の数字を多少変える必要があります。そのためのコツも著書の中でご説明しているので、色んな方に使っていただけると思っています。

(part2に続く)

(構成/元山夏香)

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