◆グルメベネフィット(ダイニングサービス)
有名な高級レストランのコース料理を2人以上で申し込むと1人分が無料になったり、コース料理のグレードがアップしたりするサービスです。1人1万円のコース料理の場合は1回利用するだけで1万円もお得になります。これを何回か利用するだけで年会費の元が取れる場合もあります。
(関連記事⇒プラチナカードに付帯の「ダイニングサービス」で超一流店で食事が無料になるサービスを体験!年会費が割安に思えるプラチナカードの選び方! )
こちらも「そんな高級レストランには行かない」という場合には、無駄なサービスになってしまいます。
◆その他
この他にも、会員でなくても名門ゴルフ場を予約・プレーできたり、空港までの手荷物を無料で宅配料金できたり、スポーツクラブの優待が付いていたりなど、「プラチナカード」や「ブラックカード」にはさまざまな付帯サービスがあります。
プラチナカードやブラックカードに入会できる条件・資格は?
インビテーション不要のプラチナカード2枚を比較!
では、「プラチナカード」や「ブラックカード」はどうすれば入手できるのでしょうか?
基本的にはこれらのクレジットカードへの入会は「インビテーション制(招待制)」になります。「ゴールドカード」の利用実績(利用金額・利用期間)から、各クレジットカード会社がインビテーションを送り、そのインビテーションから申し込みます。
しかし、最近では自分から申込可能な「プラチナカード」もあるので、今回はそれらの「プラチナカード」で、上記で説明したような基本的な付帯サービスを利用できるクレジットカードを2種類紹介します。
■セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
最初に紹介するのは、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」です。年会費は2万円(税抜)ですが、年間利用額が200万円を超えると、翌年度の年会費が1万円(税抜)になるので、利用金額が多い場合には「ゴールドカード」並みの年会費で保有できるお得な「プラチナカード」です。カード名に「ビジネス」とありますが、個人事業主や法人の代表者でなくても、普通のサラリーマンでも申し込みが可能です。「コンシェルジュサービス」「プライオリティ・パス」は利用できますが、コース料理が半額になる「グルメベネフィット(ダイニングサービス)」は付帯していません。
■セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | ||
還元率 | 0.5~1.5% (※年会費無料の「SAISON MILE CLUB」に加入して、JALマイルを貯めた場合。1マイル=1.5円換算) |
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発行元 | クレディセゾン | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税抜) | 2万円(年間200万円以上の利用で翌年は1万円に) | |
家族カード(税抜) | あり(名称は「追加カード」で年会費3000円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica、ICOCA | |
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「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」の最大の特徴は、JALマイルの還元率が高い「SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)」です。「SAISON MILE CLUB」に登録すると、1000円につき10マイル獲得できます。さらに、永久不滅ポイントも2000円につき1ポイント貯まります。
例えば、年間利用額が200万円の場合、2万マイルに加え、永久不滅ポイントが1000ポイント貯まります。永久不滅ポイントは200ポイントが500マイルとして交換できるので、1000ポイントは2500マイルとなります。合計すると200万円で2万2500マイルを獲得できるため、マイル還元率は1.125%と、JALカードよりもお得になります。
完全に陸マイラーの場合、年会費1万円(税抜)の「JALカード CLUB-Aカード」よりも、年間利用額200万円で年会費1万円(税抜)になる「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」のほうがマイル還元率も高くなり、「コンシェルジュサービス」なども利用できるというお得な特典が付くことになります。
■MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
もう1枚は、同じく年会費2万円(税抜)の「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」。こちらも「コンシェルジュサービス」「プライオリティ・パス」が利用でき、「プラチナ・グルメセレクション」として2名以上の利用で1名分のコース料理が無料になるサービスが付帯します。
■MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | ||
還元率 | 0.5~1.0% |
![]() |
発行元 | 三菱UFJニコス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税抜) | 2万円 | |
家族カード(税抜) | あり (1人目無料、2人目以降は年3000円、税抜) |
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ポイント付与対象の 電子マネー |
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また、「プライオリティ・パス」は、通常は家族カードには付帯しませんが、「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」の場合は家族カードにも付帯するというメリットがあります。夫婦2人で旅行する場合には便利ですね。
ポイントサービスは、MUFGカードの「グローバルポイント」になります。1000円につき1ポイント付与となり、海外利用はポイント2倍。指定した「アニバーサリー月(記念月)」もポイントが2倍です。さらに、「グローバルPLUS」「プレミアムBONUS」などの豊富なボーナスポイントが非常にお得です。
「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」でも、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」と同じように、貯めたポイントをお得にマイルに交換できる「マイレージプログラム」も用意されています。参加費が3000円(税抜)、移行手数料として6000円(税抜)/回必要となりますが、非常に還元率は高いです。
例えば、「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」で、年間120万円を利用した場合を考えてみましょう。3年目以降は120万円の利用で1万7120マイルの獲得ですから、マイル還元率は1.43%にもなります。ただし、マイル移行手数料がかさむため、3年目になると年間3万5000円(税抜)が必要になってしまいます。
■MUFGカード・プラチナ・アメックスのポイントをマイルに移行すると | |||||
ポイント | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目~ | |
基本ポイント (1000円につき1ポイント) |
1200P | 1200P | 1200P | 1200P | |
初年度ボーナス(国内) | 600P | ─ | ─ | ─ | |
アニバーサリーポイント (誕生日月2倍) |
100P | 100P | 100P | 100P | |
グローバルPLUS (100万円以上利用毎) |
─ | 600P | 600P | 600P | |
プレミアム BONUS |
ファイブスター メンバー達成時 |
─ | ─ | 240P | ─ |
それ以降 | ─ | ─ | ─ | 240P | |
合計 | 1900P | 1900P | 2140P | 2140P | |
マイル移行 | 1万5200マイル | 1万5200マイル | 1万7120マイル | 1万7120マイル |
充実した付帯サービスを利用する人にとっては
プラチナカードの年会費は決して高くはない!
今回は「プラチナカード」の中でも比較的年会費が安い「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」と「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」を紹介しましたが、インビテーションが必要なく、自分で申し込める「プラチナカード」としては年会費3万1500円(税込)の「SBIプラチナカード」、年会費3万5000円(税抜)「シティ プラチナカード」、年会費5万円(税抜)の「三井住友プラチナカード」などもあります。
(関連記事⇒プラチナカードの年会費が実質3分の1以下に!?招待不要でつくれる「三井住友プラチナカード」の年会費5万円を劇的に安くする裏ワザを大公開!)
これらの「プラチナカード」の特典の中で、何度も利用するような特典がある場合は、「プラチナカード」は非常にお得なクレジットカードになります。また、家族カードの場合でも本会員とほぼ同じサービスを受けられるというのも魅力です。奥さんが友達との旅行のために「コンシェルジュサービス」を利用することもできるということです。
ただし、「どの付帯サービスもあまり利用しない」と感じた場合は、一般的な高還元クレジットカードを使ったほうが断然お得です。例えば、還元率1.75%の「レックスカード」を年間200万円利用した場合にキャッシュバック(クレジットカード代金に充当)できる金額は3万5000円にもなります。「プラチナカード」の付帯サービスを利用する気がないなら、「レックスカード」で貯めた3万5000円で高級レストランの食事を楽しんだほうがいいでしょう。
このように「プラチナカード」には利用する人によっては年会費が高くても納得できる付帯サービスがたくさんあります。「年会費が高額だから」というだけで「プラチナカード」への入会を検討しないというのではなく、何度も利用できるような付帯サービスがあるかどうかを考えてみたほうがいいでしょう。仕事が忙しい人であれば、時間をお金で買える「コンシェルジュサービス」は非常にお得と感じられるでしょう。
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還元率 | 年会費 (税抜) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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◆dカード | ||||
1.0~3.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【dカードのおすすめポイント】 テレビCMでもおなじみの「NTTドコモ」のカードだが、auやソフトバンク利用者でもお得! 通常還元率1%と高還元で、2019年9月16日以降の申し込み分から年会費が永年無料になり、ますますお得なカードに進化! さらに、ローソンでの利用分は請求時に3%オフになり、ポイント付与と合計すると常時5%の超高還元が実現!「dカード」で貯まる「dポイント」は携帯電話料金に充当できるほか、「Ponta」にも交換可能となり、ドコモユーザー以外でもお得なクレジットカードだ。 |
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【関連記事】 ◆「dカード」は「dポイント」を貯める最強カード! ドコモ利用者以外は年会費実質無料の「dカード」、ドコモ利用者は「dカード GOLD」がおすすめ! ◆「dカード」はドコモユーザー以外にもおすすめの「高還元+実質年会費無料」クレジットカード!ドコモユーザーなら「dカード GOLD」を使い倒せ! |
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◆アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード |
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1.5%~ | 1万円 | AMEX | Suica ICOCA |
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【アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードのおすすめポイント】 「マイル系最強カード」との呼び名が高いクレジットカード。対象航空会社・旅行会社28社で航空券代金やツアー代金を決済すると通常の3倍のポイントが貯まるので、航空会社発行のカードよりもマイルが貯まりやすいのが魅力。さらに、貯まったポイントは提携航空会社15社のマイルに自由に交換可能で、しかもポイントは無期限で貯められるのも大きなメリット! 「長距離+ビジネスクラス」の特典航空券に交換すれば、還元率は1.5%よりも高くなる! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~3.0% | 永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 2017年10月24日に、JCBから年会費無料&高還元のエントリーカードが登場! 年会費無料で通常還元率は1.0%、さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」のイトーヨーカドーやセブン-イレブン、Amazonなどでは還元率2.0%、スターバックスでは還元率3.0%と、驚異的な還元率に! しかも、大手カード会社のクレジットカードだけあって、ポイントの汎用性も抜群! |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆エポスカード(エポスカード) |
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0.5~10% | 永年無料 | VISA | Suica 楽天Edy |
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【エポスカードのおすすめポイント】 マルイのカードとして有名な「エポスカード」。年会費無料ながら、自動付帯の海外旅行保険(最高500万円)のほかにも、ビッグエコーなどのカラオケの室料30%オフ、ファミレスや居酒屋チェーンで飲食代10%オフなど、全国1万店以上の飲食店、レジャー施設を割引価格で利用できる特典が充実! マルイの年4回のバーゲン「マルコとマルオの7日間」で10%オフになるほか、「エポスゴールドカード」への招待を受け取れば、年会費が永年無料で還元率も最大1.55%とお得なゴールドカードが保有できる! |
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【関連記事】 ◆「エポスカード」はマルイ以外でもメリットあり!年会費無料+高還元の「エポスゴールド」、高還元+サービス充実の「エポスプラチナ」も魅力! ◆「エポスカード」はマルイ利用者以外にもお得な1枚!還元率は0.5%だが、海外旅行傷害保険の自動付帯など特に海外利用が多い人なら持っていても損はない! |
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