“年会費が高いわりにサービスが良くないカード”では意味がない!
同じゴールドカードでもサービスの拡充で格差が生まれている!
前回のこの連載では、ゴールドカードやプラチナカード、あるいは「ゴールド」「プラチナ」といった名称はついていなくても、同等のサービスを提供してくれる「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」のような、いわゆる上級カードの特質について、少しだけご説明しました。
■スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード (SPGアメックス・カード) |
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還元率 |
1.875% (※1マイル=1.5円換算。6万ポイントを一度にマイルに移行した場合) |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税込) | 3万4100円 | |
家族カード(税込) | あり(年会費1万7050円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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関連記事 | ※「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」は2022年2月23日に新規発行が停止されました。2月24日に後継カードとして「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が登場しましたが、年会費や特典内容が変更されているので、詳しくは下記の記事を参照ください。 ■「Marriott Bonvoyアメックス」のメリットを解説!「SPGアメックス」の後継の「プレミアム」なら、年400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得できる! |
(関連記事はこちら⇒旅行好きなら絶対得する「SPGアメックス」誕生!無料宿泊できて、高還元でマイルも貯まる旅行に強いクレジットカードの決定版)
復習しておくと、近年はゴールドカードやプラチナカードのサービスの質が、徐々に底上げされつつあります。さらに、情報開示も進み、それまで秘密のベールに包まれていた、一部上級カードの詳細も、比較的容易にキャッチできるようになりました。
元々、ゴールドカードやプラチナカードは、一般カードとはレベルの違う「上質なサービスの提供」を、付加価値として謳っています。したがって、ポイント還元率に重きを置いたクレジットカードとは、最初から一線を画しています。
とはいえ、これだけクレジットカード業界においてポイント合戦が激化し、共通ポイントの導入などで利便性も増してきている今、ユーザーから確実に選ばれる存在になるためには、ポイント以外の側面から訴えかけるサービスの拡充が必要不可欠です。それも、生半可なサービスでは「物足りない」と判断されかねません。
また、最近では単に「ゴールド」という名称がつけられて、券面がキラキラしているだけの名ばかりのゴールドカード、プラチナカードも、雨後の筍のように登場しています。それらの「有名無実」なゴールドカード、プラチナカードと差別化を図るためにも、一部のクレジットカード会社は、すでにドラスティックなサービス内容の改善に着手しているのです。
このタイミングで各社がサービスを見直しつつある背景には、消費税の増税も関係しています。増税に伴い、クレジットカード各社はゴールドカードやプラチナカードの年会費を見直しています。流通系の一般カードは、年会費無料も当たり前ですが、サービスが充実しているゴールドカードやプラチナカードで年会費無料のものはまずありません。
逆に、あったとしたならば、それはほとんどが前述の「有名無実」なカードだと考えるべきです。ゴールドカードやプラチナカードの付加価値である「上質なサービス」を実現するために、クレジットカード会社は莫大なコストを割いています。ユーザーから年会費を回収しない限り、最初から成り立たないビジネスモデルなのです。
真っ当なゴールドカードやプラチナカードは、安くても1万円台、高いものでは3万円以上の年会費がかかります。よりランクの上のブラックカードなどはそれ以上です。年会費無料に慣れている方には、1万円台であっても「かなり高い」と感じられることでしょう。
増税に伴う見直しによって、ゴールドカードやプラチナカードの年会費は、さらに高くなりつつあります。一般カードとの格差は広がっていく一方です。それでいてサービスのレベルが高くない状態では、相対的にゴールドカードやプラチナカードの魅力が薄れてしまうため、サービスを拡充する流れが生じたことは、必然の成り行きともいえます。
ステータスカードの老舗であるアメリカン・エキスプレスが
2014年9月にゴールドカードの大幅なサービス拡充を発表!
ところで、先日、私は「アメリカン・エキスプレス」の取材に行ってきました。既存の「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」のサービス内容が、2014年9月から大幅に変更されたからです。
アメリカン・エキスプレスの「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」といえば、ゴールドカードの代表格として、充実したサービス内容で昔からよく知られる存在です。
◆2024年2月に「アメックス・ゴールド」がリニューアル! ■アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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還元率 |
0.33~1.5% (※ポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算) |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税込) | 3万9600円 | |
家族カード(税込) | あり(2人目までは年会費無料、3人目以降は年会費1万9800円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する13枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう!(アメックス・ゴールド・プリファードの解説へ) |
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その「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」にどのような変更があったかといえば、まず年会費が値上げされました。以前は2万8600円(税込)だったのが、3万1900円(税込)になりました。一気に年会費を3300円も値上げしたというのは、かなり大きな変化といってもいいでしょう。
それと同時に、新しいコンセプトに沿って、サービスの見直しも行われました。そのサービス内容を見ると、このところのゴールドカード、プラチナカード業界の動向を集約したような、「年会費が高くても、質の高いサービスを追求する」という姿勢が明確に表れています。
そこで、ここからは「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の改定ポイントを説明していきたいと思います。
まず、改定にあたって貫かれているコンセプトは、「大切な方とかけがえのない体験をお楽しみいただけるカード」というものです。主な見直しポイントは下記のとおり。矢印の左側が改定前、矢印の右側が改定後のサービス内容です。
①【改定前】「家族カード」1枚あたり年会費1万3200円
⇒【改定後】「家族カード」は1枚までなら年会費無料
コンセプトにある「大切な方=家族」ということで、「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の所有者がいれば、家族カードを1枚、無料で作れるようになりました。家族カードは「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」、または一般の「アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード」のいずれかを選択できます。2枚目以降の家族カードについては、年会費1万3200円(税込)が必要です。
現状、すでに「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」を所有し、家族カードも利用している人にとっては、本人と家族カードのトータルの年会費で見ると、今回の年会費の改定で年会費は大幅な値下げということになります。もちろん、これから夫婦で「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の利用を考えているような人たちにとっても、朗報でしょう。
②【改定前】「プライオリティ・パス」の年会費99米ドル
→【改定後】「プライオリティ・パス」を無料で発行可能に
「プライオリティ・パス」とは、世界1400カ所以上の空港で、VIPラウンジを無料(もしくは割引)で利用できるカードです。「プライオリティ・パス」については後ほど詳しくお話しするので、ここでは「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の改定ポイントだけ説明します。
本来、「プライオリティ・パス」を発行してもらうためには、年会費が最高で469米ドル(約7万円)必要です。しかし、一部のクレジットカードでは無料で「プライオリティ・パス」を発行する付帯サービスがついています。以前から「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」でも、通常より安い年会費で「プライオリティ・パス」を発行してもらえました。しかし、安いといっても年99米ドル(約1万5000円)はかかっていました。そのうえ、ラウンジを1回利用するたびに利用料もかかり、はっきりいってそこまでお得感はなかったのです。
しかし、今回の改定によって「プライオリティ・パス」の年会費は無料になり、家族会員も無料で登録できるようになりました。利用料は年2回まで無料。3回目以降は35米ドルを支払います。完全に無料になったわけではないとはいえ、年会費が無料になったわけですから、「旅行はごくたまにするだけ」という、ラウンジを使う可能性がそれほど高くない人でも、持っておいて損はありません。
③【改定前】「ダイニングサービス」の年会費3万5200円(税込)
→【改定後】「ダイニングサービス」の年会費が無料に
「ダイニングサービス」とは、アメリカン・エキスプレスと提携する国内外の約200のレストランで、所定のコースメニューを2名以上で予約すると、1名分が無料になるというもの。アメリカン・エキスプレスのみならず、プラチナカードなどのステータスカードでは今やおなじみのサービスです。
改定前は3万5200円(税込)の年会費が発生していましたが、改定後にはそれが無料になりました。あまり外食しない人には関係ないかもしれませんが、家族や恋人、友人とよく外食する人や接待で複数人と会食をする機会がある人にとっては非常にありがたい改定です。このサービスこそ「大切な方とのかけがえのない体験を楽しめる」というコンセプトにあう特典と言えます。
サービスを利用できるレストランは一流店ばかりなので、普通に食事をすると、1人あたり1万~2万円かかることもザラです。そのため、一度でもサービスを利用すれば、年会費3300円が値上げされた分など、簡単に回収できてしまいます。言うまでもなく、何度も利用すれば、何万円という単位で得をするのです。
④【改定前】プラチナカード限定の「プリファード・ゴルフ」
→【改定後】ゴールド会員も無料で「プリファード・ゴルフ」に登録可能に
「プリファード・ゴルフ」とは、世界70カ所以上のアメリカン・エキスプレス提携ホテル(現時点で対象ホテルはすべて海外)に2泊以上宿泊した場合、ホテルが契約するゴルフコースのプレー代(1ラウンド/1名分)が無料になるプログラムのことです。
「プリファード・ゴルフ」の特典は、2021年6月に終了しました。
以前は、アメリカン・エキスプレスのプラチナカード会員向けサービスで、ゴールドカードや一般カードの会員だと、年会費295米ドル(約3万円)がかかりました。しかし、改定後はゴールド会員も無料で登録できるようになり、ゴルフのプレー代を安くあげることが可能になりました。ゴルフが好きで、世界中のゴルフ場に足を運んでいるような人には最適のサービスです。
ここまで、「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の改定ポイントをご紹介してきました。まったく新しいサービスを追加したわけではなく、既存のサービスの利用にかかるコストを削減した形ですが、改定によって浮いた各サービスの年会費は、合計すると8万9000円にもなります。
この金額から考えても、アメリカン・エキスプレスが下した決断は大きいものだったといえます。また、改定されたサービス内容を見ても、値上げ幅以上のお得さがあり、ユーザーの利便性は確実にアップしたと言えるでしょう。
前述のように 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の改定は、9月に実施されたばかりですが、アメリカン・エキスプレスはステータスが高いゴールドカードやプラチナカードの老舗なので、今回の動きはクレジットカード業界全体のサービス拡充の動きに拍車をかける可能性があります。
つまり、「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」のサービスをある種の基準のようにして、ゴールドカードやプラチナカードのサービスの見直しを図るクレジットカード会社が今後増えてくるでしょう。
「プライオリティ・パス」で使える空港のVIPラウンジは
一流ホテルのようにラグジュアリーな“くつろぎの空間”
今回の「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」のサービス内容の変更を見てもわかるように、ゴールドカードやプラチナカードの付帯サービスで、まず注目したいキーワードは、「プライオリティ・パス」と「ダイニングサービス」です。
どちらのサービスも、今やステータスが高いクレジットカードでは標準装備になりつつあり、ユーザーとしても付帯していたほうがベターであることは間違いありません。そこで今回は、まず「プライオリティ・パス」が付帯しているゴールドカード、プラチナカードについて、説明していきたいと思います。

前述のように「プライオリティ・パス」とは、空港の有料VIPラウンジが割引、もしくは無料になるカードです。カードといっても、決済機能はありません。単体で申し込むこともできますが、クレジットカードの付帯サービスとして発行してもらうケースが大半でしょう。発行しているのはプライオリティ・パス社。香港、ロンドン、ダラスに拠点を置く外国の会社です。
ひと口に「プライオリティ・パス」といっても、次のようにランクが3段階にわかれています。
【①スタンダード会員】
・年会費:99米ドル
・会員利用料金:32米ドル
・同伴者利用料金:32米ドル
※年会費が安いタイプ。ラウンジ使用時には、割引価格で利用が可能です。
【②スタンダード・プラス会員】
・年会費:329米ドル
・会員利用料金:10回まで無料、その後は32米ドル
・同伴者利用料金:35米ドル
※スタンダードプランに加え、ラウンジ利用10回分がセットになったプラン。
【③プレステージ会員】
・年会費:469米ドル
・会員利用料金:すべて無料
・同伴者利用料金:35米ドル
※利用回数は無制限に無料なので、頻繁に旅行する人向け。
会員ランク | 年会費 | ラウンジ利用料金 |
スタンダード会員 | 99米ドル (約1万5000円) |
1回につき 35米ドル(約5000円) |
スタンダード・プラス会員 | 329米ドル (約5万円) |
年間10回まで無料。 11回目以降は1回につき35米ドル |
プレステージ会員 | 469米ドル (約7万円) |
年間何度でも無料で利用可能 |
ゴールドカードやプラチナカードのサービスとして発行される「プライオリティ・パス」は、基本的にプレステージ会員だと考えてください。
さて、空港のVIPラウンジでくつろげるというと、「何となく快適そうなのはわかるけど、実際どうなの?」と思われる方が大半ではないでしょうか。確かに、これだけ強気の年会費をとっておきながら、肝心のVIPラウンジがよくなければ、「プライオリティ・パス」にこだわる意味がありません。
最初にご説明しておきますが、空港のラウンジには、航空会社がファーストクラスやビジネスクラスの乗客向けに用意するVIPラウンジと、クレジットカード会社が会員向けに提供しているラウンジの2種類があります。「プライオリティ・パス」の提示で利用できるのは、原則として前者のVIPラウンジのほうです。
「プライオリティ・パス」があれば、搭乗する航空会社や、搭乗する飛行機の座席のクラスに関係なく、VIPラウンジを利用できます。バニラエアやジェットスター、ピーチといったLCC(格安航空会社)を利用する場合であろうと、「プライオリティ・パス」さえ保有していれば、もちろんVIPラウンジを利用することができます。
クレジットカード会員向けの空港ラウンジには、ドリンクやスナックのサービスがあり、無線LAN環境が整えられ、シャワーを利用できる場合もあります。VIPラウンジでも、提供されるサービスの内容が大きく変わるわけではありませんが、雰囲気はビジネスホテルと一流ホテルほどにかけ離れています。
空港によってかなり雰囲気は異なり、期待外れの場合もあるようですが、大抵のVIPラウンジは上質で落ち着いた書斎のようなムードです。アルコールを含めたドリンクの種類も豊富だということで、軽食を楽しみつつ、くつろいだ時間を過ごすことができるでしょう。利用対象者はそれほど多くないので、静かなひとときを過ごしたい人に向いています。
また、「遅延」や「欠航」が問題視されているLCCを利用するときにも、「プライオリティ・パス」があれば待ち時間がそれほどストレスにならず、優雅に過ごすことができるでしょう。
ただ、一つ問題があるとすれば、ラウンジの場所がわかりにくいことくらいでしょうか。小規模な空港はともかくとして、ハブ空港と呼ばれるような大規模空港だと、ラウンジを見つけづらく、見つけたとしても遠い……といったネックがあります。
乗り継ぎで何時間も時間が空くときはともかく、搭乗直前に1時間程度時間を潰したい場合、ラウンジが搭乗ゲートからかけ離れた場所にあると、足を運ぶのが億劫になるものです。とはいえ、前述のように「遅延」などの可能性を考えたら、「プライオリティ・パス」は持っていれば安心な存在であることはたしかでしょう。
コストパフォーマンスやその他のサービス内容も総合して、
自分に合った「プライオリティ・パス」付帯カードを探そう!
この「プライオリティ・パス」の発行が無料でできるクレジットカードは、近年少しずつ増えてきています。そして、そのすべてがゴールドカードかプラチナカードです。年会費を2万円、3万円と支払ったとしても、「プライオリティ・パス(プレステージ会員)」の約3万円の年会費が無料になることを考えれば、モトをとることは十分に可能です。
「プライオリティ・パス」の「プレステージ会員」資格が付帯している主なクレジットカードは以下のとおりです。
年会費 (税込) |
国際ブランド |
家族カード (年会費・税込) |
国内旅行 傷害保険 |
海外旅行 傷害保険 |
カード フェイス |
【カード名】楽天プレミアムカード | |||||
1万1000円 | VISA、JCB、 Master |
あり (550円) |
最高5000万円 (自動付帯) |
最高5000万円 (自動付帯) |
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【カード名】セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | |||||
初年度無料、 次年度以降 2万2000円 |
AMEX | あり (3300円) |
最高5000万円 (利用付帯) |
最高1億円 (利用付帯) |
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【カード名】三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | |||||
2万2000円 | AMEX | あり (1人目無料、 2人目以降 3300円) |
最高5000万円 (自動付帯) |
最高1億円 (5000万円は 自動付帯) |
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【カード名】アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | |||||
3万1900円 | AMEX | あり (1人目無料、 2人目以降 1万3200円) |
最高5000万円 (利用付帯) |
最高1億円 (利用付帯) |
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【カード名】三井住友カード プラチナ(旧・三井住友プラチナカード) | |||||
5万5000円 | VISA、Master | あり (年会費無料) |
最高1億円 (自動付帯) |
最高1億円 (自動付帯) |
「プライオリティ・パス」つきで、先ほどの「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」以外におすすめのクレジットカードは、年会費が最も安い「楽天プレミアムカード」です。
「楽天プレミアムカード」の年会費は1万1000円(税込)と、有名無実ではないゴールド&プレミアムカードの中では、ダントツの安さです。「プライオリティ・パス」を1万1000円で入手できるわけですから、コスパについてはベストです。さらに、各種保険も充実しているので、安心感があります。
■楽天プレミアムカード | ||
還元率 | 1.0~3.0% (通常時は還元率1.0%、楽天市場や楽天ブックス利用時は還元率3.0%に。なお、楽天市場・楽天ブックス利用時に獲得できる+1.0%分はポイント付与の翌月末までの期間限定ポイント) |
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発行元 | 楽天カード | |
国際ブランド | VISA、Master、JCB、AMEX | |
年会費(税込) | 1万1000円 | |
家族カード(税込) | あり(年会費550円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
楽天Edy(還元率0.5%) | |
関連記事 |
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楽天プレミアムカードへの新規入会&利用で ポイントがもらえるキャンペーンを実施中! |
また、「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」も注目です。
先ほどの「楽天プレミアムカード」もそうですが、比較的審査のハードルが低いので、ゴールド&プラチナカードの中では、若い人でも持ちやすい一枚といえるでしょう。渡航便遅延保険や犯罪被害傷害保険など、他社にはない保険が付帯されており、安心して海外旅行を楽しみたい人をフルサポートしてくれます。
■三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | ||
還元率 | 0.5~5.5% ※「1ポイント=5円相当」の商品に交換した場合の還元率。セブン‐イレブン、スシロー、松屋、ピザハットオンラインなどでは還元率5.5%(各社の利用金額は合算されず、各社単位の1カ月の利用金額合計1000円ごとにポイントを付与)。「1ポイント=5円相当」の商品に交換した場合の還元率。 |
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発行元 | 三菱UFJニコス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税込) | 2万2000円 | |
家族カード(税込) | あり(1人目は年会費無料、2人目以降は3300円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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◆「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」は年会費2万2000円と高額だが家族カードが1枚無料!付帯サービスも豊富でプラチナカード初心者に最適! ◆「三菱UFJカード・プラチナ・アメックス」の付帯特典が拡充してお得度アップ! 朝食無料サービスなどを利用できるホテルが倍増し、コンシェルジュも高品質に! |
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そのほかに「プライオリティ・パス」の発行が無料でできるクレジットカードで、インビテーション(クレジットカード会社からの招待状)がなくても申し込めるものは、「セゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」や「三井住友カード プラチナ(旧・三井住友プラチナカード)」、「SBIプラチナカード」があります。
さて、自分に合った「プライオリティ・パス」付きクレジットカードは見つかったでしょうか? 次回は、もうひとつの注目サービス「ダイニングサービス」にフィーチャーし、おすすめのクレジットカードをご紹介しますので、お楽しみに!
(取材・構成/元山夏香)
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円分」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆三菱UFJカード |
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0.5~5.5% (※1) |
永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
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【三菱UFJカードのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、セブン‐イレブンなどのコンビニのほか、オーケー、松屋、ピザハットオンライン、スシロー、くら寿司などでの利用分は還元率5.5%の高還元に!(※1)カード利用で貯まる「グローバルポイントは、スマートフォンアプリ「MUFGカードアプリ」を利用することで「Amazonギフトカード」「Apple Gift Card」「Google Play ギフトカード」などのギフトカードに“即時交換”できるのもメリット! また、2024年8月から年会費が“永年無料”になって、さらにお得なクレジットカードになった。 ※1「1ポイント=5円相当」の商品に交換した場合の還元率。還元率5.5%はセブン‐イレブンなどの対象店舗で利用した場合(AMEXブランドのみ一部加盟店が5.5%還元特典の対象外)。各社の利用金額は合算されず、各社単位の1カ月の利用金額合計1000円ごとにポイントを付与。なお、Apple PayはQUICPayでの利用が対象(Apple PayとQUICPayはMastercardまたはVisaのみ利用可能)。 |
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【関連記事】 ◆「オーケー」「オオゼキ」「東武ストア」などのスーパーでも5.5%還元になる「三菱UFJカード」は主婦にもおすすめ! コンビニや飲食店だけでなくスーパーでもお得! ◆「三菱UFJカード」の年会費が“永年無料”になり、最大5.5%還元の対象加盟店も大幅に追加! スシロー、くら寿司、オーケーなどでもお得にポイントが貯まる! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - |
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【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や、世界1300カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう! ◆アメックスの新規入会キャンペーンをまとめて紹介!「アメリカン・エキスプレス」の入会特典で、ポイントやマイルをお得に獲得しよう! |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトで要確認。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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