株式投資で儲ける方法&注目銘柄を大公開!
2016年10月5日 ザイ編集部

年配の株初心者は株価が下落しにくい電鉄株を狙え!
株主優待も充実し、株初心者も安心して保有できる、
東急、京成、西武、阪急阪神など私鉄8社を分析!

日本株の全体相場が不安定な中で、株を始めたい年配の初心者にオススメなのが、私鉄株だ。なぜ、年配の初心者には私鉄株が向いているのか、そして私鉄各社の株主優待の内容や業績動向も踏まえ解説しよう。

安定収入が見込める鉄道株の顔の他に
不動産株、インバウンド株、株主優待株の顔も!

 鉄道を中心に不動産、百貨店、ホテルなどを運営し、生活に身近な私鉄株。配当はそう高くないが、値下がりしにくく、安心して保有できる。

 「私鉄株はディフェンシブ株として、円高が進行した時や経済の先行きに強い不安がある時に注目されます。国内の人口減少で大きな成長性はないと見なされていますが、その分、業績の安定性や株主優待を含めた株主還元が評価されるのです」(シティグループ証券の姫野良太さん)

 安定性抜群の私鉄株だが、収入源での注目点は大きく分けて3つある。1つ目は主な収入源である鉄道収入で、沿線の人口の増減がポイント。2つ目は保有する不動産3つ目がインバウンド効果が大きいホテルなどだ。沿線人口の増減や、不動産の開発状況には差があり、私鉄によって収益の柱は異なるようだ。

 「例えば東京急行電鉄(9005)京成電鉄(9009)西武ホールディングス(9024)を見ると、東急電鉄は沿線人口が増え、不動産の賃貸やホテルも好調です。一方で、京成電鉄は沿線人口は横ばいですが、成田空港へアクセスする『スカイライナー』を抱える上、オリエンタルランドの大株主でインバウンド効果が大きい。西武はホテルを豊富に持ち、品川や紀尾井町などでの不動産開発が今後の業績のカギとなります」(岡三証券の山崎慎一さん)。

*以下東武鉄道、京浜急行電鉄、京成電鉄、近鉄グループホールディングスの銘柄分析は山崎さん。東京急行電鉄、小田急電鉄、西武ホールディングス、阪急阪神ホールディングスの銘柄分析はシティグループ証券の姫野良太さん。小田急電鉄、京成電鉄は10月1日に単元株を100株に変更。あわせて2株を1株にする株式併合を実施。また最低購入額は優待がもらえる最低購入額

 こうした収益源に加え注目は株主優待だ。株主優待では切符やグループ会社のサービス割引券などがもらえる。まだ、1単元が1000株の私鉄も多く保有しづらさもあるが、2018年10月からは単元株数が100株に統一されるため、それ以降は100株ずつ売却することも可能になる。私鉄株は配当を得つつ株主優待も使い、長期で保有したいところ。

 球団や宝塚歌劇を持つ阪急阪神ホールディングス(9042) 、サミット後の伊勢志摩エリアの人気期待の近鉄グループホールディングス(9041)、沿線人口の多い小田急電鉄(9007)東武電鉄(9001)、 羽田空港の国際線拡大で期待の京浜急行電鉄(9006)なども要チェックだ。

 「大手私鉄が潰れることはまずないため、長期保有で株価の上昇をじっくり待つのもありでしょう」(SBI証券の藤本誠之さん)

 自分が住んでいる沿線の私鉄株をチェックしてみてはいかがだろうか。