ふるさと納税おすすめ特産品情報
2018年5月22日 ザイ・オンライン編集部

「ふるさと納税」で「干物」がもらえる返礼品から、
魚介類のプロが「本当においしい干物」を4つ厳選!
魚の専門家おすすめの「最高の干物」を堪能しよう!

「ふるさと納税」で「干物」がもらえる、おすすめの返礼品を魚のプロが紹介! 数が多すぎて、何を選べばいいのか迷ってしまう「ふるさと納税の返礼品」。ザイ・オンラインでは、数多くの返礼品のなかから、魚のプロが教える「本当においしいおすすめの魚介類」を紹介している。第3回目となる今回のテーマは「干物」。全国の魚介類に精通し、おさかなコーディネーターとして活躍するながさき一生さんに、「おすすめの干物の返礼品」を教えてもらった。

 現在、“おさかなコーディネーター”として活躍中の「ながさき一生」さんは、漁師の家庭で生まれ育ち、東京海洋大学の大学院で「魚のブランド」の研究で修士を取得するなど、筋金入りの“魚のプロフェッショナル”。そんなながさきさんに、「ふるさと納税」でもらえるおすすめの返礼品を聞く連載3回目の今回は、朝食にも夕食にも最適な「干物」がテーマ。全国の自治体が用意している「干物」の返礼品の中から、おすすめの4品を選んでもらった。

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■第1回目 おすすめの魚介類
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■第2回目 鯛(タイ)
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■第3回目 干物
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■第4回目 うなぎ
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■第5回目 貝
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■第6回目 ウニ
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■第7回目 珍しい魚
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■第8回目 エビ
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 「干物」といえば、古くから日本人の食卓を支えてきた、伝統的な加工食品。「ふるさと納税」の返礼品として干物を用意している自治体は多いため、どの返礼品に申し込もうか迷っている人もいるのではないだろうか。そこでまずは、おいしい干物を選ぶには、どのようなポイントに注目すればいいのか、ながさきさんに聞いてみた。

 「干物の場合、原材料は上質なものを使ってさえいればいいので、そこまで産地で作られていることにこだわる必要はありません。そして、原材料と同じくらい干物の味を左右する重要なポイントが“加工技術”です。つまり、干物の老舗や有名店が提供している返礼品や、昔から加工技術が優れていることで知られている地域の返礼品なら、おいしい可能性が高いというわけです」(ながさきさん)

 とはいえ、干物の老舗や名産地がどこにあるかと言われても、ピンとこない人もいるはず。そんな人のためにも、ここからは、ながさきさんおすすめの「干物」の返礼品を4つ紹介しよう!

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【おすすめ返礼品No.1】
「小田原の老舗干物屋『山安』の国産干物詰合せ」(神奈川県小田原市)

「小田原市」に1万円を寄付するともらえる「小田原の老舗干物屋『山安』の国産干物詰合わせ」。

 ながさきさんがおすすめする干物の返礼品の1つ目は、神奈川県小田原市」に1万円を寄付するともらえる「小田原の老舗干物屋『山安』の国産干物詰合わせだ。この返礼品は、「真アジ2枚」「カマス2枚」「金目鯛2枚」「イカ1枚」の干物に加えて、「金目の煮付1尾」がもらえるセットになっている。

 ながさきさんによると、「干物といえば小田原」と言っても過言ではないほど、「小田原市」は日本有数の干物生産地だそう。

 「誤解されがちですが、『高品質の干物を作れる地域』というのは、必ずしも『魚が獲れている地域』というわけではなく、古くから干物の産地として栄えてきた小田原のように『魚の加工技術が優れている地域』なんです。小田原は、干物の加工技術が全国でも指折りで、魚のプロの間では『魚が獲れた地域で干物にするよりも、小田原に運んで干物にしたほうが高値になる』と言われています」(ながさきさん)

 この「小田原の老舗干物屋『山安』の国産干物詰合わせ」は、干物が名産の「小田原市」で、150年以上の歴史を持つ干物屋「山安」が提供している一品。国内で獲れた魚だけを使っており、干物を作る際に「天然天日塩」を用いていることがおいしさの秘訣なのだとか。

 「『山安』は、魚をきれいに開く技術も優れている老舗。魚の表面に余計なデコボコがない分、乾燥中に空気に触れる面積が少なくなるため、表面を傷めることなく内部を熟成させることができるんです。味付けはシンプルな塩ベースで、魚の旨味をダイレクトに味わえるため、いわゆる“昔ながらの伝統的な干物”が好きな人におすすめです。塩にもこだわっているので、魚と塩のおいしさを味わうために、まずは何もつけずに食べてほしいですね」(ながさきさん)

 「山安」の干物は、脈々と受け継がれてきた加工技術によって、素材の良さを最大限引き出している一品。江戸時代から愛されている「山安」の干物を味わってみたい人は、ぜひ、「神奈川県小田原市」に寄付してみよう。

神奈川県小田原市
人口 19万1325人(2017年4月1日時点)
「神奈川県小田原市」のふるさと納税
面積 113.81キロ平方メートル
主な特産品 干物、かまぼこ、梅干し
自治体の紹介 神奈川県の西部に位置する市。戦国時代には、後北条氏が築いた「小田原城」の城下町として発展。さらに、江戸時代には東海道屈指の宿場町として栄えた。「ふるさと納税」の返礼品としては、干物やかまぼこ、梅干しのほかに、小田原漆器や黒毛和牛など、200種類以上の返礼品を取り揃えている。
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【おすすめ返礼品No.2】
「国内最上級の干物セット(焼印シリーズ)」(福島県いわき市)

「いわき市」に2万5000円を寄付するともらえる「国内最上級の干物セット(焼印シリーズ)」。

 ながさきさんがおすすめする干物の返礼品の2つ目は、「福島県いわき市」に2万5000円を寄付するともらえる「国内最上級の干物セット(焼印シリーズ・冷凍)」だ。この返礼品に申し込むと、世界各地で獲れた「キンキ」「シマホッケ」「赤魚」「サバ」「アワビ」「ホタテ」「エビ」の干物を各1枚ずつもらえる。

 この返礼品を提供している「伴助」は、55年以上の歴史を持つ高級干物メーカー。東京・銀座にも店舗を構えており、一流料亭などにも干物を卸しているそうだ。干物というと庶民的なイメージがあるが、「せっかく数万円の寄付をするなら、最高級のおいしさを味わってほしい」と、ながさきさんがプッシュする“ブランド干物”が、この返礼品だ。

 「『伴助』の干物は、世界中から良質の素材を集めて、オリジナルの魚醤など、独自にブレンドした調味料を用いて作られており、質も味も一級品。中でも、この返礼品の『焼印シリーズ』は最高級ラインとなっており、ふっくらと肉厚で、脂の乗りもいい魚だけを使っていますよ」(ながさきさん)

 さらに、「伴助」の干物は、魚の種類に合わせて低温~高温で干し分けるなど、1枚1枚、手間暇をかけて作られており、ながさきさんによると「他の干物と熟成度が違う」そうだ。せっかくの高級干物なので、焼き方にもこだわりたいところ。そこで、ながさきさんにおすすめの焼き方を教えてもらった。

 「『伴助』の干物は、スーパーなどで売られている干物よりも厚みがありますし、サイズは一回りも二回りも大きいです。そのため、干物を焼くときは、魚焼きグリルを使って『遠火の強火』でじっくり中心部まで火を通すのがポイントです。また、魚焼きグリルがない場合は、フライパンにクッキングシートを敷くなどして、弱火~中火でじっくりと焼いてください。干物を焼く時間は、魚焼きグリルでもフライパンでも、表面は15分ほど、裏面は8分ほどが目安ですが、干物によって火の通りは違うので、様子を見ながら焼いてみてください。ものが良いので、ご飯のお供にするのはもちろん、お酒のおつまみとしても、干物とは思えないごちそう感を味わえますよ」(ながさきさん)

 ながさきさんが「食べれば干物の概念が変わります!」と太鼓判を押す「伴助」の干物。「ふるさと納税」で「福島県いわき市」に寄付して、最高峰の味を一度試してみてはいかがだろうか。

■福島県いわき市
人口 34万5654人(2017年10月1日時点)
「福島県いわき市」のふるさと納税
面積 1232.02平方キロメートル
主な特産品 魚介類、いちご、トマト
自治体の紹介 福島県の東南部に位置しており、県内では最大の人口と面積を誇る市。リゾート施設「ハワイアンズ」や海洋科学館「アクアマリンふくしま」、磐越三美人湯のひとつに数えられる「いわき湯本温泉」など、多様な観光資源を持つ。「ふるさと納税」の返礼品にも、ハワイアンズのペア宿泊券やいわき湯本温泉の宿泊補助券などを用意している。
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【おすすめ返礼品No.3】
「駿河湾セット」(静岡県沼津市)

「沼津市」に1万円を寄付するともらえる「【数量限定】駿河湾セット」。

 ながさきさんがおすすめする干物の返礼品の3つ目は、「静岡県沼津市」に1万円を寄付するともらえる「【数量限定】駿河湾セット」だ。この返礼品に申し込むと、駿河湾で水揚げされた「真アジの干物4枚」「金目鯛の干物2枚」に加えて、「釜上げシラス200g」と「桜えび100g」がもらえる。

 「沼津市」は、最初に紹介した「小田原市」から魚の加工技術が伝播したといわれる地域で、その干物づくりの歴史は、江戸時代ごろから続いているそうだ。「沼津市」も高品質な干物が作られる地として知られており、特に「アジの干物」が有名とのこと。

 「『沼津市』は、世界各地から質の高いアジが集まり、そのおいしいアジを干物に加工している町。『駿河湾セット』に入っている真アジの干物は、魚焼きグリルで焼いてご飯のお供にしてもいいですし、ほぐして混ぜご飯にしたり、変わりダネでは、ピザの具として使ったりしてもおいしいですよ。『沼津市』では、焼いた干物を真空パックにした返礼品も用意されていて、こちらはレンジなどで温めるだけで食べられるので手軽ですが、干物のおいしさを味わうなら、やはり、実際に自分で焼いて食べるのが一番です!」(ながさきさん)

 また、この「駿河湾セット」は、真アジや金目鯛の干物に加えて、「釜揚げシラス」のほか、日本では、ほぼ駿河湾でしか獲っていない「桜エビ」も入っているのも嬉しいポイントとのこと。

 「ちょうど春が旬の桜エビは、大根おろしと合わせてご飯に乗せたり、ちょっと贅沢かもしれませんが、お好み焼きの具にしたりしてもいいですね。桜エビは色が鮮やかなので、食卓が華やかになりますよ」(ながさきさん)

 おいしい干物だけでなく、駿河湾特産の桜エビやシラスも入った「駿河湾セット」。ながさきさんが言うように、ほぐした干物の身のほかに、桜エビやシラスも乗せた贅沢な「シーフードピザ」を作ってみるのも良さそうだ。

■静岡県沼津市
人口 19万6530人(2018年3月末時点)
「静岡県沼津市」のふるさと納税
面積 186.96キロ平方メートル
主な特産品 干物、お茶、みかん
自治体の紹介 静岡県県の東部、伊豆半島の付け根に位置する市。水産業が盛んで、サバ、イワシ、アジ、タイ、シラスなど、約1000種類の魚介が水揚げされている。また、降水量が少なく湿度も低いうえに、強い西風が吹くので干物の生産に適しており、中でも「アジの干物」は日本有数の生産量を誇る。
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【おすすめ返礼品No.4】
「イカづくしセット」(新潟県佐渡市)

「佐渡市」に1万円以上を寄付するともらえる「イカづくしセット」。

 ながさきさんがおすすめする干物の返礼品の4つ目は、「新潟県佐渡市」に1万円以上を寄付するともらえる「イカづくしセット」だ。この返礼品に申し込むと、「一夜干しイカ中サイズ3枚」「丸干しイカ5枚」「イカの塩辛200g」がもらえる。

 「佐渡市」は、漁火(いさりび)を焚くイカ釣り漁の発祥地とされており、古くは室町時代からイカ釣り漁を行なっていたという記録があるそうだ。また、イカの干物も特産品で「イカの一夜干しといえば佐渡」と言われるほど有名なのだとか。

 「『いかづくしセット』は、一夜干し・丸干し・塩辛と3種の味が楽しめますが、イチオシはなんといっても『一夜干し』です。とにかくイカの味が濃くて、潮風が強い佐渡島で作られた干物ならではの、旨味がギュッと詰まった味わいが楽しめますよ。生と干物の中間ぐらいの食感で、好きな人にはたまらないと思います」(ながさきさん)

 「イカづくしセット」には、イカの干物として「一夜干し」と「丸干し」の2種類が入っているが、それぞれどのように食べるのがおすすめなのだろうか。

 「『一夜干し』は、そのまま焼いて食べるのが何よりおいしいです。また、贅沢ですが、炒め物の具としても、旨味が一気に増すのでおすすめです。そして、イカをそのまま丸ごと干した『丸干し』は、日本酒のつまみとして最高ですよ!『丸干し』は、イカの肝ごと干物にしており、その肝が濃厚なんです。いったん炙ってから輪切りにして、少しずつ味わうのがおすすめです」(ながさきさん)

 「イカづくしセット」には、「イカの塩辛200g」も含まれているので、特にお酒が好きな人にはたまらない返礼品だろう。

■新潟県佐渡市
人口 5万7255人(2015年時点)
「新潟県佐渡市」のふるさと納税
面積 855.69平方キロメートル
主な特産品 魚介類、お米、日本酒
自治体の紹介 新潟県の西部に位置する佐渡島全域が市域。市の面積は、東京都の半分ほどもあり、かつては佐渡金山で栄えた。海に囲まれていることから、イカやブリ、甘エビなどの海の幸が豊富。米作りも盛んで、「ふるさと納税」でもコシヒカリの返礼品を多数用意している。
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 今回は、おさかなコーディネーター・ながさき一生さんに、ふるさと納税でもらえる魚介の返礼品の中でも、特に食卓に馴染み深い「干物」の返礼品の中から、おすすめの返礼品を4つ教えてもらった。今回、ながさきさんにおすすめしてもらった返礼品を参考にして、慣れ親しんだ干物の常識をひっくり返すような、おいしい干物を味わってみてはいかがだろうか。
■寄付を申し込める「ふるさと納税サイト」を比較した記事はコチラ!
ふるさと納税の8大関連サイトを徹底比較!最も便利なサイトはどこ?取扱い自治体数や特典は?ザイがおすすめするサイトはここだ!

(取材・文/麻宮しま)

ながさき一生(ながさき・いっき)[おさかなコーディネーター]
1984年、新潟県糸魚川市にある漁村「筒石」で生まれ、漁師の家庭で家業を手伝いながら18年間を送る。2007年に東京海洋大学を卒業後、築地市場の卸売会社で働いた後、同大学院に入学。魚のブランドの研究で修士取得。2010年から、大手IT企業で働きITビジネスの知見を得つつ、一般消費者の視点も養う。2006年からは、水産庁公認「浜の応援団」である「さかなの会」を主宰し、食べる魚に関するイベントを多数開催。参加者は延べ1000人を超える。著書に『五種盛りより三種盛りを頼め~外食で美味くて安全な魚を食べる方法』がある。