ふるさと納税おすすめ特産品情報
2018年9月14日 ザイ・オンライン編集部

「ふるさと納税」で激レアな魚介類を手に入れよう!
幻の魚「マハタ」や不思議食感の「マンボウ」など、
魚のプロがおすすめの「珍しい魚」の返礼品を厳選!

「ふるさと納税」で「珍しい魚」がもらえる、おすすめの返礼品&自治体を魚のプロが紹介! 数が多すぎて、何を選べばいいのか迷ってしまう「ふるさと納税の返礼品」。ザイ・オンラインでは、数多くの返礼品のなかから、魚のプロが教える「本当においしいおすすめの魚介類」を紹介している。第7回目となる今回のテーマは「珍しい魚」。全国の魚介類に精通し、おさかなコーディネータとして活躍するながさき一生さんに、「おすすめの珍しい魚の返礼品」を教えてもらった。

 現在、“おさかなコーディネータ”として活躍中の「ながさき一生」さんは、漁師の家庭で生まれ育ち、築地市場でも働いた後、東京海洋大学の大学院で「魚のブランド」の研究で修士を取得するなど、筋金入りの“魚のプロフェッショナル”。そんなながさきさんに、「ふるさと納税」でもらえるおすすめの返礼品を聞く本連載。

 第7回目の今回は、一般家庭ではなかなか味えない「珍しい魚」がテーマ。全国の自治体が用意している「魚」の返礼品の中から、一般市場には多く出回っていない、珍しい魚の返礼品を3つ選んでもらった。

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■第1回目 おすすめの魚介類
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■第2回目 鯛(タイ)
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■第3回目 干物
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■第4回目 うなぎ
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■第7回目 珍しい魚
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■第8回目 エビ
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 旅行などで地方のスーパーや市場に行くと、見たことも聞いたこともない魚を目にすることがあるだろう。では、なぜ一部の地域では根付いているのに、そのほかの地域ではあまり流通していない魚介類があるのだろうか。その理由をながさきさんに聞いてみた。

 「主な理由は、『全国に流通するほどの漁獲量がない』『痛みやすいため、地元の市場以外では並ばない』『扱いにくいため流通しない』のどれかでしょう。また、養殖業が始まったばかりで、生産量の少ない魚も出回る量は少ないですね。地元の人にはおなじみでも、それ以外の地方ではお目にかかれない魚介類というのは、けっこうあるんですよ」(ながさきさん)

 そのような「一部の地域でしか流通していない魚介類」を手に入れるのにうってつけの制度が「ふるさと納税」だ。自治体によっては、PRも兼ねて、生産量の少ない魚介類を「ふるさと納税」の返礼品に用意している場合がある。また、「ふるさと納税」なら、獲れたばかりの魚を寄付者に直送できるため、足が早い魚介類でも返礼品として用意できるのだ。

 今回紹介する「珍しい魚」の返礼品3つも、前述のどれかの理由で一般市場にはあまり出回っていないものばかり。それではさっそく、ながさきさんがおすすめする、おいしい「珍しい魚」の返礼品3つを紹介しよう!

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【おすすめ返礼品No.1】
「幻の⿂・尾鷲のマハタ鍋セット」(三重県尾鷲市)

「三重県尾鷲市」の「幻の魚・尾鷲のマハタ鍋セット」「三重県尾鷲市」に2万円を寄付するともらえる「幻の魚・尾鷲のマハタ鍋セット」。

 ながさきさんがおすすめする珍しい魚の返礼品の1つ目は、「三重県尾鷲市(おわせし)」に2万円を寄付するともらえる「幻の魚・尾鷲のマハタ鍋セット(冷蔵)」だ。この返礼品に申し込むと、「尾鷲市」の近海で獲れた「マハタ1尾(約1kg)」に加えて、「その日に水揚げされた地魚の切身」と「エビ(伊勢エビやガスエビなど、水揚げにより変更)」をもらえる。

 「『マハタ』という魚は、漁獲量が少ないことで知られていて、その希少性とおいしさから“幻の魚”と呼ばれているんです。どれだけ珍しいかというと、定置網漁で1つの網に数匹ほどしか入っていないというレベル。メジャーな魚でたとえるなら、『クエ』や『ノドグロ』なみの高級魚なんです。築地市場などでもそれほど多く扱っておらず、ほとんどが高級料理店向けとなります。そんな魚を『ふるさと納税』で手に入れられるのは非常に魅力的ですね」(ながさきさん)

 リアス式海岸の入り江に位置し、多彩な海の幸に恵まれる「尾鷲市」では、以前から天然のマハタの漁を行なっていた。そして、昭和の終わりころからは養殖にも力を入れており、現在では養殖マハタの生産量が日本一の自治体だ。この返礼品に申し込んだ場合は、その養殖マハタがもらえるのだが、気になるお味は……?

 「食感はしっかりとした弾力があり、甘みがあって、程よく脂が乗っているという上品なおいしさです。三重県は、魚の養殖が盛んな日本の西側でも北限に位置しており、水温が低いため、養殖でもマハタの身が締まって、より天然に近い食感になっているんですよ。非常においしい魚で、近年では生産量も増えてきています。状況次第ではに、“ノドグロ・ブーム”に続いて、“マハタ・ブーム”も来るんじゃないでしょうか」(ながさきさん)

 「幻の魚・尾鷲のマハタ鍋セット」は、マハタをまるごと1匹もらえるほか、その日に水揚げされた地魚やエビも含まれており、運が良ければ、伊勢の名産品である「伊勢エビ」が入る場合もあるという非常に豪華なセットになっている。

 なお、マハタの旬は冬なので、この「幻の魚・尾鷲のマハタ鍋セット」も発送期間が1~2月に限定されている。また、この返礼品は「200セット限定」であることにも注意しよう。ながさきさんが「これからブームが来そうな魚」とイチオシするマハタを食べたい人は、早めに「尾鷲市」に寄付するのがおすすめだ。

■三重県尾鷲市
人口 1万8039人(2018年8月時点)
「三重県尾鷲市」のふるさと納税
面積 192.71平方キロメートル
主な特産品 魚介類、尾鷲ひのき、きのこ
自治体の紹介 三重県の南部に位置する市。黒潮が流れる熊野灘に面しており、「鯛(タイ)」「鰤(ブリ)」「鰹(カツオ)」などのさまざまな魚が獲れる。実際に尾鷲市の返礼品を見てみると、前述の魚に加えて、「ビンチョウマグロ」や「アワビ」など、魚介類の返礼品が100種類も用意されている。
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【おすすめ返礼品No.2】
「マンボウ」(岩手県普代村)

「岩手県普代村」の「マンボウ」「岩手県普代村」に5000円を寄付するともらえる「マンボウ2.5kg」。

 ながさきさんがおすすめする珍しい魚の返礼品の2つ目は、「岩手県普代村(ふだいむら)」に5000円を寄付するともらえる「マンボウ」だ。この返礼品に申し込むと、三陸産の「マンボウ」を、なんと2.5kgもらえる。

 海中をゆらゆらと泳ぐ、まるまるとした巨体が印象的なマンボウ。水族館でも親しまれている人気者だが、食べられることに驚いた人もいるだろう。

 「あまり知られていませんが、三陸地方や三重県などでは前々からマンボウを食べる食文化があります。マンボウを狙って漁をするというよりは、『定置網にマンボウがたまたま一緒に入っている』くらいの感じで、獲れたてを漁師が刺身にして楽しむこともあるんです。夏が旬といわれるマンボウは、食感がプルプルとしており、暑い時期は涼しげでもあります。価格も安価なので、三陸では大衆魚として親しまれているんですよ」(ながさきさん)

 ながさきさんの言うように、マンボウをあえて狙って漁をすることはほとんどないので、漁獲量が少ないうえに、非常にデリケートで痛みやすい魚でもあるので、なかなか地元以外には流通しないそうだ。三陸地方や三重県などでは食用とされてきたとのことだが、いったいどのような味なのだろうか。

 「味は独特で例えにくいですが、しいて言えば『マダラ』に近いですかね。ただ、食感はまったくの別物。生で食べると、寒天やゼリーのようにプルッとしていて、魚とは思えない不思議な食感を楽しめますよ。マンボウは身の部分に水分が多く、そのままにしておくと水が抜けてしまいます。なので、返礼品が届いたらすぐにサッと湯通ししてからスライスして、酢味噌をつけて食べるのがおすすめです。また、ホイル焼きにして醤油や味噌をつけたり、唐揚げや天ぷらにしたりしてもおいしいですよ。モツにも食感が近いとも言えるので、トリッパのような煮込み料理でもおいしくいただけると思います」(ながさきさん)

 この返礼品は、2.5kgものマンボウがもらえるので、ながさきさんのおすすめする調理法をすべて試すこともできそうだ。ぜひ、この機会に「ふるさと納税」で「普代村」に寄付して、一風変わったマンボウのおいしさを味わってみよう。

■岩手県普代村
人口 2745人(2018年7月時点)
「兵庫県洲本市」のふるさと納税
面積 69.66平方キロメートル
主な特産品 いくら、昆布、松茸
自治体の紹介 岩手県北東部に位置する、三陸海岸を有する村。さまざまな魚介類が穫れる黒崎沖のほか、山間部には北上山地が連なっており、山の幸も豊富。また、昆布やわかめなどの海藻類も特産品で、昆布を練り込んだ「昆布うどん」や「昆布バー」など、多種多様な商品を「ふるさと納税」の返礼品として用意している。
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【おすすめ返礼品No.3】
「完全養殖日本ナマズの味わいセット!」(鹿児島県東串良町)

「鹿児島県東串良町」の「鰻養殖のプロが育てた!完全養殖日本なまずの味わいセット!」「鹿児島県東串良町」に1万円を寄付するともらえる「完全養殖日本ナマズの味わいセット!」。

 ながさきさんがおすすめする珍しい魚の返礼品の3つ目は、鹿児島県東串良町(ひがしくしらちょう)」に1万円を寄付するともらえる「鰻養殖のプロが育てた!完全養殖日本ナマズの味わいセット!だ。この返礼品に申し込むと、「ナマズの蒲焼×2パック」に加えて、ナマズの「味噌漬」「塩麹漬」「照焼きタレ漬」「みりん漬」「バジル&ガーリック」の中から、おまかせで4種類×1パックずつもらえる。
 
「ウナギ生産量が日本一の『鹿児島県』で、長年ウナギ養殖を行うプロが技術を結集して『ウナギ味のナマズ』を開発したのですが、そのナマズを味わえるのが『日本ナマズの味わいセット』です。この返礼品は、ナマズ特有の泥臭さがほとんどないのがスゴイところ。しかも、ナマズは本来淡白なので、独特の脂質をもつウナギの味を再現するのはかなり難しいと思うのですが、この『ナマズの蒲焼き』は、試食した人の大半が『ウナギだと思った』というほどのクオリティなんですよ」(ながさきさん)

 大隅半島に位置する「東串良町」は、近畿大学の教授とも提携して、「ウナギ味のナマズ」の産業化を目指して養殖を行なっており、現在、養殖ナマズの生産量において日本一の自治体。この返礼品のナマズは、5年の月日をかけて改良に改良を重ね、ついに「ふるさと納税」のラインナップにも登場した逸品なのだとか。

 「本来、淡白なナマズは、洋風のソテーやムニエルとも好相性なので、蒲焼きとは程遠い『塩麹漬け』や『バジル&ガーリック』などもおすすめです。また、冷凍パックされているため、レンジで加熱するだけで手軽に味わえるのもポイントですね」(ながさきさん)

 ちなみに、ナマズの養殖はまだ始まったばかりで、いまのところ、市場価格はウナギより若干安いくらいだという。しかし、その技術の進歩は目覚ましく、今後、安定して量産できるようになれば、より手軽にウナギに近い味を楽しめるようになるはず。そんな時代の最先端を行くナマズをいち早く味わってみたい人は「東串良町」に寄付してみよう。

鹿児島県東串良町
人口 6702人(2018年3月時点)
「鹿児島県東串良町」のふるさと納税
面積 27.78平方キロメートル
主な特産品 魚介類、ピーマン、黒毛和牛
自治体の紹介 鹿児島県の大隅半島東部に位置し、志布志湾に面する町。志布志湾で穫れる魚介類は豊富で、チリメンやいわし丸干などの水産加工品も特産品となっている。また、黒毛和牛の生産も盛んで、「東串良町」の「ふるさと納税」では、黒毛和牛とウナギをセットにした豪華な返礼品なども用意している。
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら

 今回は、おさかなコーディネータ・ながさき一生さんに、「ふるさと納税」でもらえる魚介類の返礼品の中でも「珍しい魚」を3つ教えてもらった。「ふるさと納税」を活用して、なかなか食べることのできない魚を味わってみてはいかがだろうか。
■寄付を申し込める「ふるさと納税サイト」を比較した記事はコチラ!
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(取材・文/麻宮しま)

ながさき一生(ながさき・いっき)[おさかなコーディネータ]
1984年、新潟県糸魚川市にある漁村「筒石」で生まれ、漁師の家庭で家業を手伝いながら18年間を送る。2007年に東京海洋大学を卒業後、築地市場の卸売会社で働いた後、同大学院に入学。魚のブランドの研究で修士取得。2010年から、大手IT企業で働きITビジネスの知見を得つつ、一般消費者の視点も養う。2006年からは、水産庁公認「浜の応援団」である「さかなの会」を主宰し、食べる魚に関するイベントを多数開催。参加者は延べ1000人を超える。著書に『五種盛りより三種盛りを頼め~外食で美味くて安全な魚を食べる方法』がある。